
ニコンへのインタビュー記事
ニコンへのインタビュー記事に、今後のAPS-Cのカメラやレンズについてどのように考えているか記述されています。興味深いので紹介したいと思います。
ニコンはAPS-Cのカメラについてどのように考えているのでしょうか?
DE:過去数年間、多くのレンズを発売してきたが、APS-C用のレンズはかなり少ない。ロードマップには24mmと12-28mmパワーズームがあるが、それでもラインナップにはAPS-C用レンズが5本しかない。フルサイズのZマウントレンズのラインナップを充実させた今、将来的にはAPS-C市場にもっと注力するのだろうか?それともAPS-Cミラーレスユーザがフルサイズのユーザよりも遙かに少ないレンズしか購入せず、フルサイズのレンズがAPS-Cのミラーレスカメラでも問題なく動作することを考えると、APS-C用のレンズを作るのは難しいのか?
KO:ニコンの戦略は、強い需要がある中高級機のミラーレスカメラとレンズにフォーカスすることだ。しかし、APS-Cセンサーのカメラはカメラを趣味とする人の窓口として機能するため重要だと考えている。もちろん、市場からのAPS-Cレンズへの需要は認識しており、ユーザが喜ぶような形でレンズのラインナップを拡充する計画を立てている。
記事では、ニコンがAPS-Cミラーレスやレンズに関してどのように取り組むか質問する内容になっていて、それに帯する返答が記述されています。
質問では、ニコンのAPS-C用のレンズはかなり少ないとし、今後、APS-Cレンズをもっと発売する可能性があるかどうかについて質問しています。
その返答として、APS-Cはユーザの窓口としても機能しているため、重要だと感じていて、APS-Cレンズの需要も認識しているとしています。そして、ユーザが喜ぶような形でレンズのラインナップを拡充したいとしていますね。
どのようなメーカインタビューでも同じなのですが、メーカはメーカを代表して発言していますし、メーカの利益を損なうような内容の発言をすることはないと思います。もし、仮にニコンがAPS-C用のレンズは、あまり利益が期待できないので、そんなに発売できないと思うみたいな発言をしたら、ユーザはどう思うでしょうか?
たぶん、APS-C用のレンズを期待できないのなら、ソニーか富士フイルム、センサーサイズが小さくなってもいいのならマイクロフォーサーズを購入しようかなと思う人も一定数でてくると思いますね。
なので、APS-Cは見捨てていませんよ、今後もレンズはもっと増やしていくけど、それは状況次第で・・とお茶を濁すのは当たり前だと思います。
なのでAPS-C用のレンズが多く発売されるというのはあり得ないと個人的には思っています。ただし、これはニコンが設計したレンズは発売されないだろうという意味で、ひょっとしたら、シグマ、タムロンなどからAPS-C用のレンズは発売される可能性はあるかもしれません。
それでも、ニコンがAPS-Cをカメラの趣味としようとしている人の窓口になるとしていることについては、安堵している人もいるのではないでしょうか?Nikon Z 30も含め、ユーザ獲得のための入り口としてAPS-Cのカメラを重要視していることが伺えます。そしてレンズやその他のカメラについても今後は充実していく可能性があるのかなと思いますね。
そして、ニコンがNikon Z 6IIIにもNikon Z 9のAFを採用する可能性については「ニコン “Z 9の技術を全体に拡大していく” Z 6IIIにもZ 9のAF技術搭載か」について詳しくお伝え。
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ZのAPS-C用レンズは5本とのことですが、十分だと思うのは私だけでしょうか?もちろんAPSをメインで使っている人からするとフルサイズ並みの選択肢が理想でしょうが、フルサイズをメインに据えているメーカーでそれはどう考えても不可能なわけで、標準~望遠に関してはフルサイズ用でも十分代用可能です。後は需要の高いレンズをピンポイントでサードにお願いするとかすれば現状でもZのAPS‐Cは”使える”と思います。
一方で問題はAPS-Cのボディです。ZのAPS‐CボディはZ50系(Zfc)とV-Log機のZ30だけです。(厳密には30も中身はZ50なんですが‥)しかもこれらは安価なエントリー機です。
ZのAPS-C用レンズを充実させるのであれば、ミドル・ハイエンド級のAPS-Cボディは必須だと思いますし、ニコンが強い需要があると言っている「中高級機のミラーレスカメラ」にも該当すると思います。
最低でもソニーのα6700(6000上位機)やキヤノンのR7と同等クラスのボディ、あるいはフジのX-H2系のようなハイエンド機がラインナップには必要だと思います。そしてそのボディを転用したV-Log機を用意すれば「利益の最大化」にも繋がると考えます。需要が無いから作らないのではなく、需要を生み出すことも必要なことだと思いますね(自分としてはそもそも需要は無いことないと思っていますが)。
FF用レンズも使うことを想定するならAPS-CボディにもIBISを搭載してほしいですね。
Z 50はソニーだとα6400、キヤノンだとR10/50辺りだとしたらα6700やR7に当たるZ 70 (仮) が出てきてほしいです。
純正レンズはFF用に注力するならAPS-C用はタムロンやシグマなどを積極的に受け入れてほしいですね。
APS-C 専用の X マウントや、フォーサーズ専用のマイクロフォーサーズでもガチなスペックのレンズは、フルサイズ並みの値段や重量だったりするので、経済や技術の合理性から APS-C 専用に力を入れるとしても限界があるのは理解できます。
しかし、今の Z マウントの DX レンズは結構充実しているので、あとは VR 付の小型安価なマイクロレンズ、F2.8通しの標準ズームあたりと Expeed7 を搭載した Z50 後継機ぐらいが出てくれたら、ソニーや富士フイルムじゃなくてニコンの Z の APS-C でシステムを完結させよう、というユーザーも結構現れると思います。
皆さん仰っているように、力を入れるのであればレンズよりはボディだと思います。特にZは(フルサイズと兼用できない)広角ズームも専用かつ同サイズのFF用より明るい単焦点も存在しますし、ほとんど話題にも上がりませんがシグマがZ用APS-C単焦点を3本も出しています。
ミニZ8、あるいはD500後継となり得るZ90を求める声も大きい気がしますが、R7・α6700対抗のZ70クラスが妥当のような……?
aps-c用のZマウントレンズは必要最低限は揃っているように見えますね。
足りなければフルサイズ用を使ってねというような戦略なのでしょう。
某C社も似たような物ですし以前と比べカメラボディの販売台数が大きく
落ち込んだ現在の状況を考えればラインナップを増やすのは難しそうですね。
ラインナップを増やし消費を分散させれば相対的に利益は減少するので
それをどう捉えるか難しいところです。
ちなみに価格comで、APS-C専用、ソニーEマウントでソートしてみると、上位から、シグマ18-50(6位)、70-350、タムロン18-300、タムロン17-70(30位)、10-20、11、タムロン11-20、16-55、35、シグマ30(98位)とかで出てくるようですね。
ニコンのデジタルカメラはFマウントからZマウントに移行してもFXレンズとDXレンズはイメージサークルによるけられ以外の制限がありません。従ってDXタイプのカメラにFXのZマウントレンズを使用すれば交換レンズの選択肢はかなり拡大します。
そこで問題となるのが現行のDXタイプには手振れ補正とごみ取り装置が搭載されておりません。
ニコンD7000シリーズクラスのシャッタースピード1/8000、記憶メディア2本差し、手振れ補正とごみ取り装置を搭載した軽量コンパクトなDXカメラの投入が期待されます。所謂ニコ爺をZの世界に誘導しましょう。
ただしあまりD500にはこだわらないで新しい発想で製品づくりをしてほしいと思います。
DXのカメラはIBISが付いてないのが辛いですね。フルサイズ用のを代用してと言っても今度はFX用にはVRが付いてないレンズが多いですし難しい問題です。やはり広角〜標準くらいで決定的なレンズを出す必要はありそうですけど。
あとはやっぱりAPS-Cにも上位機種が欲しいところです。Z9と同じエンジンに積層センサーを搭載した動体特化機ですね。望遠ユーザーにしたらAPS-Cはメリットの塊なので。なんかこういうこと言うとすぐニコ爺とか揶揄されがちなんですが、動き物が撮りたいユーザーにとったらAFが良いカメラが欲しいのは当たり前の要求で、老いも若いも関係ないと思いますがね。
今は仕方なく重くて煩わしいZ9を使ってますが、Z90?が出てくれたらZ9手放して2台買おうかなと思ってますので、ぜひニコンさんはAPSにも本気の一台を出してもらいたいですね。