
日経新聞「フィルムカメラが若者に人気」報道
日経新聞が「フィルムカメラが若者に人気」と報じています。全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
日経新聞によれば、カメラのキタムラでは中古フィルムカメラや写ルンですが「お一人様1点まで」として販売しており、10~20代前半の女性が多く、見た目が可愛く安いカメラが売れているのだそうです。なんと写ルンですは5割増の売れ行きなんだとか。じっくり撮影する時にはフィルムカメラを利用しているそうで、それを友人同士で撮影しあうのが流行していると語る女性もいるようです。
人気の理由として不便でも撮影に時間を掛けられることに豊かさを感じることができること、スマホは自撮りには高画質すぎで、フィルム写真の独特の画質が受け入れられているのでは、と結んでいます。
これまで、フィルムカメラブームについては当サイトでも恐らく両手で数え切れない以上、記事にしています。それでも筆者のまわりはではあまりそういう人を見かけないので、本当にブームなのかどうか理解できていないわけですが、ここまで報道が続くと本当に大きなブームになるかもしれないとちょっと期待しています。
しかも、リコーはペンタックスブランドで、新たなフィルムカメラの開発を行っています。
フィルムカメラの新製品は、いまは少なくなってしまっていますので、もし本当にフィルムカメラのブームがきて、ペンタックスの製品を買う人が増えたら、かなりフィルムカメラ市場は盛り上がるんじゃないかと思いますね。
しかし、問題は「フィルム独特の画質がいい」という人が多いことです。これだとフィルムカメラは売れるかもしれませんが、今の最新型のデジカメを購入して撮影したいという人は少なくて、デジカメ市場のほうはあまり盛り上がらないなんてことになる可能性もありそうです。
また見た目と価格も重要になることは間違いないと思いますので、そのあたりも目指していかないとならないと考えると、新製品を作ることはものすごくハードルが高そうに思えます。
そうなるとフィルムカメラを購入した人をデジカメに取り込むためには、何かしらの施策が必要になるかもしれませんね。フィルムシミュレーションのある富士フイルムはチャンスかもしれません。
(記事元)https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC050MP0V00C23A8000000/
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日経の記事を読みましたがフィルムの需要拡大の機運があると言った趣旨だと思いますが、最近のフィルム価格と取扱店舗の減少を見ていると一部都心部での現象だと思います。
写るんですと現像代、更にプリントあるいはデーター化の費用を合計するとフィルム1本36コマで3,500円程度かかります。もちろんフィルムの種類により費用は異なりますが安定的に使用されていくには無理があります。
日経の取材者は使用者の懐事情まで考慮しているのか疑問です。
余談ですが私自身モノクロフィルムで撮影していてカラーで撮影したくなった際はスマホ撮影で済ましています。
案外この辺りが現状ではないでしょうか。
フィルムが高いですからね~。
一時的なブームで終わらなければいいですね。
モノクロネガは自分で現像しますが現像液の種類が減って常用していた
パンドールが入手出来なくなったのは残念です。
モノクロネガはコニカが好みだったのでどこかで復活してほしいですが
需要がないので無理でしょうね。
フィルムカメラと言っても、フィルム交換の必要がない「写ルンです」と
また、チェキもランキングインするなど売れてますね。
買い方によっては、フィルムを買うより写ルンですやチェキの方が安く感じるというのもあります。
また、街のカメラ屋さんがなど売り場が減りつつある中でカメラのキタムラでの売上増ですからね。
その背景も考慮する必要があるかもしれません。
中古カメラボディ市場だとコンタックスT2が高騰下げ止まりしているようですけど。
ただし、ブームとしてみると、どうなんですかね?
原材料の高騰が続き、ブームに水を差す状況が続いてますから。
デジカメWatchのカメラバカにつける薬で漫画になってますが、
フィルムに手が出せない人たちがCCDセンサーの中古デジカメに移ってきてる感じがします。