ソニー開発者インタビュー
ソニーへのインタビュー記事が掲載されています。どのようなインタビュー内容になっているのでしょうか?
それては記事をみてみましょう。
- カメラ市場について
- コロナ禍や部品不足解消で市場は回復傾向
- 今年度は昨年度の出荷台数を上回る
- Vlog、動画、若い映像制作者の新需要も増加
- 他社の参入でソニーはどのように競争力を維持するのか?
- 顧客の選択肢が増えるのは私たちにとって良いことだ
- 小型軽量、レンズの種類、AI、デジタル処理装置が強み
- 最先端の技術とイノベーションで市場をリードしていく
- サードパーティレンズについて他社と異なるアプローチだが?
- トータルなシステムのメリットを常に考えている
- システム全体としてEマウントの成長を中心にしている
- APS-Cからフル、エントリーからプロまで対応でき理想的だ
- 新カメラはほぼフルサイズだが?
- APS-Cのチャンスと需要を理解しており開発は止めていない
- FX30には新センサーを搭載した。お楽しみに!
- 新製品ではより動画技術が重視されるのか?
- 静止画にも焦点を当てる
- 焦点を変化させるのではなく需要に合わせて幅を広げていく
- APS-Cを動画の万能なフォーマットとみているのか?
- 動画に関してはセンサーサイズに焦点を当てるつもりはない
- APS-Cもフルも重要だが顧客はわずかに異なる
- レンズの優先順位は?
- 顧客の要望は多種多様なので可能な限り選択しを増やしたい
- 写真家の創造性を最大限引き出すレンズを提供したい
- 光学設計だけですべての問題の解決は不可能
- レンズの制約を取り除く周辺技術の改善に注力している
- Vlogカメラのユーザ層が重要な理由は?
- 映像業界の健全を保つには業界の新規参入者を増やす必要がある
- Vlog、若い映像制作者がこの傾向をリードしており焦点を当てている
- ZV-1Fへのユーザの反応は?
- 学生がZV-1Fを受け入れておりビジネスは増加している
- マニアに受けていたので、若い人は”自分のカメラ”と思ってなかった
- いまZ世代がZV-1Fに気がつき”自分のカメラ”と言っている
- 新しいメニューシステム開発にどれだけ研究が必要だったのか?
- 苦情がありカメラの使用方法と反応を分析する必要があった
- 初心者、専門家から多くのフィードバックを得た
- ソニーの機能を他社は導入しているが、優位性をどのように保つのか?
- α7R VではAIに特化したAIプロセッサを実装している
- 他社の機能との違いはわかりにくいが試してもらえば実感できる
- AIは進化しており、クラウドAIソリューションを立ち上げている
- AIプロセッサの更新は難しいが、グライドにAIがありカメラと接続する
- AIはAF以外どのように写真家を支援するのか?
- AFだけでなく、シーンを明確にするためにAIを利用している
- AIの力を借りてシーン全体を認識したいと考えている
- カメラがシーンを分析し、どのような撮影をしたいか予測して撮影する?
- そう、それだけだ。AIは創造性を助ける可能性がある
- 今後5年間でカメラに大きな影響を与えると予想される技術分野は?
- α1、α9の技術をエントリ製品にスケールダウンしたい
- 制作者が気軽にカメラでコンテンツを作成できるようにしたい
- そのためクラウドサービスの開発を行っている
- 技術も必要だが、ユーザをサポートするインフラの開発が必要
α1、α9の技術がエントリークラスにも?
さて、上記は記事を要約したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
記事では、特に動画関連の話題がかなり多いことがわかります。記事全体をみると、どうやらカメラ市場を支えている存在として無視できないのが、動画撮影目的の購入者のようですね。昔でしたらビデオカメラということになるのでしょうが、いまは民生用のビデオカメラそのものがほとんど販売されておらず、ミラーレスカメラに取って代わってしまっている状況です。
そしてSNSやYoutube、tiktokなどの台頭で、自分も動画を撮影して公開したいという需要がかなり増えているのではないのかなと思いますね。
ソニーは今後のカメラについては、すべてを動画向けとして販売するつもりはないようです。静止画としてαシリーズ、VlogとしてZVシリーズ、本格的な映像製作としてFXシリーズと展開していき、あらゆる需要に応える方向性となるようです。
そして興味深いのは、α1やα9の最先端の機能をエントリークラスにスケールダウンしたいとしています。このスケールダウンしたいという意味がちょっとよくわからないのですが、α1、α9の機能をエントリークラスのカメラにも搭載したいという意味なのでしょうか。それともα1、α9の機能を縮小させたものをエントリークラスに搭載したいということなのでしょうかね。もしまったく同じ機能が搭載されたらすごいと思いますね。
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コメント
コメント一覧 (3件)
逆にエントリークラスのAI認識をα1にアップグレードして欲しいです。α1の人物瞳認識は顔が画面の1/3くらいでないと認識せず、顔認識だけだと顔に出る四角枠の背面にコントラストの高いものがあれば背景にピントが持っていかれ全く使い物にならず、顔・瞳認識はOFFにして一点AF枠で撮らなくてはなりません。
キヤノンがR3のAFアルゴリズムを惜しみなく下位モデルに次々と搭載している戦略に触発されたのでしょうかね。
昨今のミラーレスカメラは画質面に関してはもう上のモデルと遜色ないレベルにきてますし、差をつけるとしたらAF性能やユーザビリティを上げる補助機能くらいのものでしょうし。
ソニーはAFに限らず、α1とそれ以外のαでしっかり性能差を付けている印象を受けます。
判断が遅いとまでは言いませんが、これからどこまでエントリー機の性能を充実させていくのか楽しみです。
次はAPS-Cでしょうか。下位機種にも新技術を載せてくるのでしょうが、このインタビューではまだどのようなAPS-C機か、わかりませんね。個人的にはやはりα6400後継的なものを予想しているのですが。登録情報から言えば、WiFi 2.4GHz のみ機種というのが気になります。