リコーは一眼レフ市場は必ず復調すると考えているかもしれません。
1)リコーは645判の製品ラインを続ける。中判のミラーレスカメラの計画はない。
2)リコーは新しいミラーレスカメラを立ち上げる計画はない
3)リコーはまた、予期しない発言もしている。“現在、ミラーレスは新参者で、もちろん新しいシステムに多くの人が興味を示し、それらを利用したいと思っている人がいる。しかし、1年または2年後に、一眼レフからミラーレスに乗り換えた何人かのユーザが、再び一眼レフに戻ってきている。だから一眼レフ市場は少し縮小しているが、1年か2年、または3年後には再びシェアは高くなるだろう。”
私は、これが正しい信じることがほんとうにできない。
(記事を一部意訳しています)
リコーはミラーレスへの参入予定はないようです。記事によれば、中判センサーのミラーレスの投入や、その他のミラーレスカメラへの参入は考えていないようです。
また、今はミラーレスカメラに移行してしまった人も、数年後かにはまた再び一眼レフに戻ってくる人が一定数いるので、一眼レフ市場は数年後にはまた再び持ち直すと考えているようです。そして記事元の中の人は、それは信じられないとしていますね。どうしてペンタックス、リコーはミラーレスを発売しないのでしょうか?
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たぶんですが、イメージング事業は儲かる事業ではなくなっていますので、これから新しいラインを投入するというのは体力的に難しいというのが本音ではないのかな?と思います。なので一眼レフを中心にし、その他は尖ったカメラで勝負していく戦略だと思われますね。
実際にAPS-Cセンサーを搭載したGR IIIは好評で人気がでているようです。単焦点レンズのAPS-Cコンデジはかなり尖った製品ですので、当たるか外れるかどちらかかと思っていましたが、投入時期が適切だったので成功したと考えられそうです。
APS-Cセンサーの単焦点レンズといえば、ニコンがCoolpix Aを発売していたわけですが、こちらはあまり成功というような感じにはなりませんでした。ところが今回のGR IIIはかなり高い評価があちこちからでてきています。Coolpix Aの発売は2013年ということで、今から6年前です。このときはiPhone 5が発売されていた頃です。このときはスマホが一般化しつつあった頃だったわけですが、GR IIIが発売された今では、十分にキレイに撮影できるスマホを利用するのが当たり前になり、広角単焦点カメラも違和感なく受け入れられる条件が整っていたと考えることができそうです。
ニッチな市場を攻めていかないとならない状況になってしまっているわけですが、なんとか頑張って面白い製品を投入していって欲しいですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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コメント
コメント一覧 (2件)
この1年でミラーレスがレンズ交換式カメラの主流となり破竹の勢いでシェアを伸ばしたSONYには、Nikonは言わずもがな、盟主Canonでさえ後手後手の防戦一方という状況。
企業の体力を考えれば、ガチで勝負を挑んでもRICOHに勝ち目がないのは一目瞭然。
となれば、お得意の『変態路線』を究める以外に生き残る道はないでしょう。
尤も、CanonやNikonのユーザーがPENTAXに宗旨替えすること等殆ど望めないので、『既存の自社ユーザーを如何に強固に囲い込めるか』に命運が掛かっているかと。
既に著名なプロの仕事カメラの過半数がミラーレスに取って代わられているという状況で、この発言はあまりにも楽観的過ぎ。
DSLRに回帰する人間よりも、ミラーレスへの流出する人間の方がますます増えるのは確実です。
初めて自分で買ったカメラがPENTAXだったこともあり、応援したい気持ちはあるけれど、これにはさすがに
「寝言は寝て言え!」
以外の言葉が見つかりません。
せっかくフルサイズデジタル一眼を早く開発したCONTAXと同じ末路を辿るのでしょうか?私は従来のデジタル一眼レフはフイルム時代の遺構を代用し、フイルムがセンサーに変わっただけと思っていました。重たいプリズムとパタパタ往復運動を繰り返すショックの大きな反射ミラーになんの未練があるのでしょうか、PENTAX・CONTAX同じTAX仲間の末路を見たくはありませんね!