半導体不足はまだまだ続く模様
半導体の不足はまだまだ続くという観測がでてきているようです。一体いつになったら解消されるのでしょうか?記事をみてみましょう。
また、半導体不足については、半導体メーカーが売り上げの大半を占めるスマートフォンやパソコン向けの高性能半導体の生産を優先しているため、車載向け半導体の不足は24年ごろまで続くと予想する。
自動車メーカーはこれまで、必要なタイミングで、必要な量の部品を調達するジャスト・イン・タイムで効率的な生産を続けてきた。半導体不足に加え、コロナ禍による都市部のロックダウンなどでサプライチェーンが寸断して自動車の生産調整が長引いている中、ジャスト・イン・タイムのあり方も問われている。
日刊自動車新聞
記事によれば車載向けの半導体不足は24年頃まで続く可能性があると予想されているようです。24年のいつ頃なのかわかりませんが、普通に考えれば24年まで(23年内)にはなんとかなりそうというように読むことができますね。
半導体メーカは、より利益の高い高価格/高利益率の製品から優先的に販売しているようで、車載向けの比較的安価であったり、安全性のために枯れた技術を利用している半導体は後回しにされている可能性があるようです。
カメラメーカにも影響が?
カメラにはイメージセンサーやイメージプロセッサという比較的に価格が高い半導体製品も利用していますが、その他にも様々な制御に必要な半導体を利用しています。そのなかで一つでも部品の供給がないとカメラを製造できなくなってしまいますので、カメラメーカにとってもここ数年は半導体不足に悩まされる可能性があるので、かなり心配になりますよね。
また、これまで各メーカはできるだけ部品の在庫を少なくするために、そのときに必要な数だけ部品の在庫を確保するという、記事にもあるジャスト・イン・タイムという手法で生産をしています。このような手法を採用しているのは、在庫を多く確保していると、もしその製品があまり売れなかったときに過剰な部品を抱えてしまう可能性があることと、いつかは製品を販売して部品をすべて使うことができたとしても、その時間が長いと輸送に関するコストや倉庫に保管しておくのに必要なコストが発生しまうためです。
しかし、これは部品を発注したら、すぐに部品が届けられるという前提の話で、今回のような半導体不足で部品を手に入れることができない状況では通用しません。そのため、これらの生産方法はある程度の見直しが必要で、必要な部品を一定数を確保しておく必要があるのではないかと見直しの声もでてきています。
いまは半導体不足もそうなのですが、ロシア、中国と、その他の国々で分断化が進むなかで、今後も同様に様々な部品が欲しい時に手に入れられない状況が続く可能性があるので、カメラメーカとしてもこれらのサプライチェーンからどうすれば安定して供給を受けることができるのか、かなり苦慮していると思いますね。
これらの影響が長期化しないことを祈りたいです。
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