ニコンはなぜ2本のAPS-Cレンズを発表したのか
なぜニコンは突然、APS-C用レンズを2本発表したのか?そんな記事が公開されています。興味深いので紹介したいと思います。
それでは記事をみてみましょう。
- 多くの人が抱く疑問は”なぜ今このレンズなのか?”だろう
- レンズ内手ぶれ補正(VR)がないのでZ 30、Z 50、Z fcの3兄弟では面白みがない
- 200-600mmは、もうずっと前からロードマップに掲載されていた
- だから多くの人が頭を悩ませている
- シンプルなレンズは開発を間違えることはない
- このレンズには新技術も、精巧なメカもなく難しいものではない
- 部品も多くなく、今ならサプライチェーンの問題も抱えていないだろう
- 5月末に発売したという事実は、ニコンがこの日を狙っていたことを示している
- 問題はその理由だ
- APS-Cカメラを発売するつもりだったが計画通りにならなかったのだろうか
- せっかく間髪入れずに2本のAPS-C(DX)レンズを発売したというのに
- それともZ 30と将来のZ ?0の間にレンズを発売しDXを記憶に残そうとしているのか
- 私はニコンがAPS-CカメラとDXレンズ2本を発売するつもりだったに1票だ
記事によれば、ニコンはなぜ短期間に2本のAPS-C用レンズ(DXレンズ)を発表したのか疑問に感じているようです。ニコンは4月中旬にNIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VRを発表したばかりです。1ヶ月と少ししか間隔があいていません。それだったら2本のレンズを同時に発表したり、オンライン発表会を開催したほうが、人々の記憶にも残り、宣伝にもなるのではないかと考えるのは妥当だと思います。
しかも、その間にはNikon Z 8の発表もありました。なんならNikon Z 8と、このDX 12-28mm、DX 24mmをあわせて発表し、もっと華やかにすることも可能だったはずです。なぜ、APS-C用のレンズをそれぞれ別々に発表したのでしょうか?
Z 8の発表が近いと言われているなかで、DX 12-28mmを先に発表したことについては、当サイトでも不思議に思っていたことを記事にしています。なぜDX 12-28mmとZ 8の発表が別々だったのか妄想していますので、こちらの記事も参考までにご覧ください。
APS-C用のカメラが計画されていた?
この記事でも、なぜAPS-C用レンズが別々に発表されたのか疑問に感じているようです。そのため、実はAPS-Cミラーレスカメラと、これら2本のレンズが同時に発表する予定だったが、何かしらの理由でAPS-Cミラーレスカメラの発表が遅れたからではないか?としていますね。
もし仮にAPS-Cミラーレスが発表されるとしたら、どのようなカメラの可能性があるのでしょうか?
Nikon Z fとNikon Z 30は発売してまもないですので、この後継機種というのは考えにくいと思います。そうなると、可能性は二つ。Nikon Z 50 Mark IIか、Z 70(Z 90?)です。
Z 50は発売からかなり時間が経過しているので、後継機種が発売されてもおかしくありません。また、小型軽量なシステムを提供するために、ニコンがハイエンドのAPS-Cミラーレスカメラを発表してもおかしくないと思います。しかも24mm f/1.7にはレンズ内手ぶれ補正がありません。ということは、ニコンはボディ内手ぶれ補正のあるAPS-Cを発売しようとしているのかと勘ぐってしまいます。
ただ、D7200の後継になるか、D500の後継になるかは微妙なところかもしれません。それでもZ 50が機能的にD7200に近いものであったことを考えると、D500に近いカメラか、またはZ 9の被写体認識AFが搭載されてもおかしくはないと思います。
もし仮に、Z 70/Z 90にZ 9と同じ被写体認識AFが搭載されるとしたらどうでしょうか?恐らく、Z 8ではなくZ 70のほうを購入したいという人もいると思うので、シェアを食い合う可能性が高いと思います。そのためZ 8から得られる利益を最大化したいためにハイエンドAPS-Cは延期して、Z 8に注力したと考えると納得できるようにも思えます。もちろんこれは完全に想像です。
さて、なぜニコンは2本のDXレンズを別々に発表することになったのでしょうか?APS-Cミラーレスカメラの発売が計画されていたが、キャンセル、または開発に時間がかかっているからなのでしょうか?それとも単なる偶然で意味はないのでしょうか?
(記事元)https://www.zsystemuser.com/nikon-z-system-news-and/
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コメント
コメント一覧 (6件)
上位モデルの新型DXボディを要望する声は以前からありますし、ニコンの中でも構想が全く無かったとは思いません。
しかし専用レンズも少ない中でDualEXPEED6化しても売上はさほど期待できなかったでしょう。
ではEXPEED7の省電力化が実現した今後は?
今のニコンには収益改善という至上命題がありますから、DXボディリニューアルについては優先順位が低くなっている可能性はあると思います。
しかし現行DXボディはlog撮影できないのが個人的にイタイので、なんとか来年あたりにしっかり対応した新型が出てほしいです。
大口径単焦点レンズ、しかも広角なら手振れ補正が無いのは当たり前だと思っていたので、
DX 24mm f/1.7 の発表がここまで憶測を呼ぶことがむしろ驚きです。
仮に予定されていた Z70, Z90, Z50II 等が遅れることになったというのが本当だったとして、
Z8 との競合を避ける以外に、200-600mm(180-600mm) 以降にしたい、
同じ APS-C ハイエンド α6700 の出方を見て見直したい、などの理由も考えられそうです。
そして同じく噂されている Zf と価格帯が近いと思われますので、
どちらが先になるのかも気になるところです。
Z 8が出るのだからレンズは200-600mmを同時期に出してほしかった人は多そうですよね。
DX用レンズを2本も出すならZ 50IIなりZ 70なりを出したほうが相乗効果で売れただろうなとも思いますし、ニコンはボディとレンズの発売スケジュールは特に合わせていないのでしょうか。
Z 9の大ヒットでボディの発売スケジュールは色々とズレているような感じはしますが。
当初からキットレンズとして作られているものは別ですが、レフ機の頃からニコンはボディとレンズの発売するタイミングをわざわざ合わせるようなことはしてない気がします。
昨今はメーカー問わず供給力不足が囁かれていますし、ニコンも経営事情を踏まえるとリソースは売れる(見込みが十分にある)機種に投入したいでしょう。
そうなるとやはりAPS-Cボディが後回しということになるのも致し方ないかと。
個人的にはようやくEXPEED7が小型(非縦グリ一体型)ボディでも使えるようになったので、フルサイズ・APS-C問わず新型ボディは今後に期待しています。
DXレンズ2本発表でそこまで考えられるんですね、たしかにDX24mmf/1.7に付けるぴったりなホディがないですね。Z50、Z30は手振れ補正付きズームレンズで撮影するのにぴったりですし、少しブームの沈静化したZfcでは手振れ補正が無いので不満が出そうですね。
そうすると次期DXボディに期待することになりますが、ニコンとしてはZ9とZ8で徹底して仕事人と資金余裕のあるアマチュアを取り込みたいので当面は無理かもしれません。
秋ごろにポコッと何か新機種発表があると良いですね。楽しみです。
DXレンズに限らずプラマウントレンズはフードが別売か28mmf/2.8、40mmf/2の様に提供されていないのはいささかつらいものがあります。
換算36mm/F1.7のレンズなら手ブレ補正非搭載で薄く安くした方がいいという判断で、APS-Cハイエンドの登場間近とは特に感じませんね……Z50IIにIBISが入るかどうか?
Z9〜Z5、Z50、Z30、Zfcで計8ライン、ここにもう1つ増やす余力があるのかどうか。ライン数は既にキヤノンと同じ(3、5、6、7、8(RP)、10、50、100)ですし。
発表に関しては、どちらかと言うと「12-28の発表が遅れた」という印象を受けます。Z初のパワーズームは、どう考えてもZ30と同時発表してキットにすべきだったレンズでしょう。キットで出ていれば、Vlog機としての第一印象は大きく向上していたような。