なぜフルサイズセンサーにこだわるのか
なぜフルサイズセンサーに夢中になるのだろうか?というコラムが掲載されています。内容的に非常に面白かったので、要約して引用する形で紹介したいと思います。
それでは記事をみてみましょう。
- なぜフルサイズセンサーに夢中になるのか
- フルサイズは究極のプロフェッショナルの選択
- 価格が安くなるまで中判センサーは現実的ではない
- APS-Cやマイクロフォーサーズは代替品に過ぎないようにみえる
- キットのコスト
- “より優れている”からフルサイズは高い
- 資金のバランスでレンズ、撮影旅行、モデル代を減らすか、撮影料金を増やすことになる
- APS-Cは劣化した代替品とみられているが、それはメーカがそのように販売しているからだ
- 携帯性
- フルサイズのカメラはAPS-Cより少し大きい程度だ
- しかしレンズはサイズと重量で大きな代償を払うことになる
- プロ品質のレンズサイズや重量を気にしない人もいるが、気にする人もいる
- 大きなセンサーであることは大きなレンズになることを意味していて、余計に重くなることを妥協することになる。これは理想的ではない。
- 被写界深度のコスト
- 大きなセンサーは被写界深度が浅くなり背景ボケにプラスになるが、これはマイナスにもなる
- マクロでは被写体全体をシャープに撮影するのに邪魔になる
- 風景撮影では全景にピントを合わせるためにかなり絞る必要がある
- 手ぶれ補正の代償
- 経験ではフルサイズは手持ちの動画撮影に十分に対応できるがそれ以上ではない
- APS-Cでは多少ましになるが、マイクロフォーサーズが最も優れている
- 映像製作のコスト
- 技術的な品質でカメラを選択しても、荷物が大きすぎたり、価格が高いことによるリスク、操作が複雑すぎて、望む撮影ができないとしたら?
- 技術的品質への要求が自分のスタイルを狭めることもある
フルサイズ以外という選択肢
まず上記は要約したものになりますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
記事によれば、フルサイズはセンサーが大きいことによる解像性やボケなど高い描写性能が得られるとしていますが、それには様々な代償があるとしています。
まずはカメラの価格、さらに携帯性が犠牲になること、そして特に動画撮影では手ぶれ補正機能を犠牲にする必要があること、最後にこれらの理由によって撮影できないリスクが増えたり、自分の撮影スタイルを犠牲にするかもしれないことというようなことが挙げられています。
この記事の内容は主にプロフェッショナルやハイアマチュアな人に向けての提言というような内容になっていますので、ファミリーフォトグラファーや、アマチュアな人には無関係なのかもしれません。でも、世の中にはフルサイズカメラのレビューがあふれていて、そのレビューをみると自分が所有しているAPS-Cやマイクロフォーサーズ(そして1インチも!)ミラーレスと比較すると、確かに画質的には落ちるよなと思ってしまうこともあると思います。
しかし重いカメラは常に常に持ち歩くというのは難しいですし、普段のお散歩やウォーキング、ちょっとした買い物にいくのに持って行くカメラとしては、できるだけ小さいほうがいいと思うこともあると思いますね。記録したいだけならスマホでもいいのですが、ちゃんと絞りや露出補正を決めて撮影したいとなると、ちゃんと設定できるカメラも欲しくなります。
センサーサイズによる様々なメリットとデメリットはこれまでも散々と語られてきましたし、今も続いているのですが、(アマチュアであれば)自分なりのベストバランスをみつけることが重要なのかなと思います。
(記事元)https://amateurphotographer.com/latest/opinion/why-are-we-so-obsessed-by-full-frame-sensor-size/
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コメント
コメント一覧 (5件)
今の時代はまず第一のカメラとしてスマホがありますからね。
スマホのカメラと違いを見出せなければスマホで十分なわけで、そうなるとFFセンサー機が一般的に手を出せる最大限界のサイズということだと思います。
それにFFセンサー用のレンズがMFレンズでも多いので、オールドレンズ遊びをするにしても最新レンズを使うにしてもFFセンサー機を選ぶとなるのでしょう。
最近ではFF用レンズでも小型軽量かつ高性能なものも出てきてるので、ミラーレスになりボディもレンズも小型軽量になっているならばFFセンサー機でも苦ではないという人も増えてそうに思います。
また高画素にもなってきているので望遠域はトリミングで賄えるともいえるので、巨大な望遠レンズを持ち出さなくてもよくなったともいえますね (クロップ撮影してもミラーレスならファインダーが狭くなることもなし) 。
それとボディが小さ過ぎても使い難いので、ミラーレスならFFセンサー機のボディが程よいと感じる人も多いのではないでしょうか (同じボディサイズなら小型センサー機よりFFセンサー機を選ぶのでしょう) 。
面白そうなので自身を分析してみました。フルサイズでコスプレ撮影がメインです。
費用:必要性を見極めて買えば大差無い
携帯性:全体的に小型化+APS-C用の併用
被写界深度:深度合成で対応化+そもそも浅い方が好み(深いのを浅くするのは困難)
手ブレ補正:静止画メインなので十分有益
製作コスト:現状の撮影体験が楽しい
コスプレ・ポトレがメイン、サブでたまの旅行(思い出記録)、あとは稀にある雪や月食や飛行機、と必要なレンズが少ないためか、フルサイズへの適性が高そうです。
メイン以外ほとんどをタムロン18-400でカバーできるのも大きい。サブカメラを持ちたくない身には最適です。ミラーレスの強力なAFと暗所性能でさらに有用になりました。
ボケ量の一点です、僕の場合(^^)
フルサイズ機だと50mmF1.8の廉価なレンズで十分ぼけます。
同じ画角でMFTやAPS-Cだとレンズがかなり高価になります。
短焦点レンズでスナップだと、フルサイズ機でも軽量に機材をまとめらるし。
とかいいつつ、サブでMFTやAPS-Cを用意すると、スナップではそっちがメインになっていたりしますけどね(^_^;
あとは、絶対的な解像感や超高感度ってことだろうけど、個人的にはあんまり関係ないかな。
自分で撮りたい物に応じてカメラを買えばいいだけだよね、
ボケ感や解像度を求めるならフルフレーム
ボケ感を気にしない小型軽量目的や望遠重視ならAPSCやM43とか使い分けられるんだから
そのあたりでよく考えれば最高の写真ライフを送れると思います
APS-C、フルサイズと所有していますが、更新はフルサイズのみでした。ボケに対してレンズの性能をフルに活かせるためです。
ボケは中望遠程度までなら、最低限F2.8、メインはF1.4のレンズを使っています。
中望遠以上であっても、ISOを上げることによるノイズ増加対策のためやはりフルサイズになると思います。
またこれも、階調や解像感、ノイズは技術の進化で解決すると思いますが、ボケは解決出来ないんじゃないかなと思いますので、やはりフルサイズになると思います。
また、今迄も重いのは結局レンズで本体は誤差だと感じていましたが、ミラーレスになり本体も総小型化され、益々サイズの小さいセンサーに利点を感じないようになりました。
よって何を利点欠点とするかは人次第ですが、個人的にはすべての点から、フルサイズ一択だと思いました。