キヤノン ミラーレス用大口径レンズの特許
■24mm f/1.2
・焦点距離: 24.74mm
・f値: 1.24
・半画角: 41.17°
・像高: 21.64mm
・レンズ全長: 143.97mm
・バックフォーカス: 13.45mm■28mm f/1.2
・焦点距離: 27.15mm
・f値: 1.24
・半画角: 38.55°
・像高: 21.64mm
・レンズ全長: 146.96mm
・バックフォーカス: 13.45mm■35mm f/1.2
・焦点距離: 34.00mm
・f値: 1.24
・半画角: 32.47°
・像高: 21.64mm
・レンズ全長: 154.96mm
・バックフォーカス: 17.05mm
キヤノンがレンズの特許を出願していることが明らかになりました。アイキャッチ画像は、この特許とは無関係のものです。また上記のレンズの仕様に関しては特許にある実施例の一部で当サイトの解釈によるものです。
特許の内容をみると、どうやら大口径レンズの特許になっているようですね。特許の内容をみても「大口径比でありながらも諸収差を良好に補正きる光学系を提供する」という記述があることから、大口径化することによる問題や、ボケ味を向上させることなどを目的とした特許であることがわかります。
レンズの大口径化が進む?
レンズの特許をそれぞれみると、開放f値がf/1.2になっていて、かなり大口径化していることがわかります。レンズの全長もかなり長いですが、バックフォーカスはかなり短めに設定されていますね。
これまで広角~中望遠あたりの単焦点レンズというと、一般的なレンズでf/1.8が標準で、大口径レンズの場合はf/1.4ということがほとんどでした。しかし、ミラーレスになり広角レンズの設計の自由度が増したことで、より大口径化が進んでいく可能性があって今後はf/1.2が大口径レンズの標準になるのかもしれません。
広角レンズは焦点距離が短いわけですが、どうしてもバックフォーカスも短くなってしまいます。そうすると一眼レフ時代ではミラーの動きにレンズが干渉してしまうので、どうしてもバックフォーカスを稼ぐような設計、いわゆるレトロフォーカスタイプにする必要がありました。しかしミラーレスになってミラーがなくなりましたので、より対称型に近い設計にすることができるようになったので、大口径化もしやすくなったのではないのかな?と思います。広角レンズは設計の自由度が増していますし、広角でバックフォーカスの短いレンズというのは経験が少ないでしょうから、きっと挑戦のしがいがある分野になるのでしょうね。
今後、キヤノンから近く3本のレンズが発表されるという噂があります。どのようなレンズなのかも注目です。
[template id=”4241″]
コメント
コメント一覧 (1件)
ミラーレスの単焦点はF1.2がハイエンドでF1.8は廉価といった感じになるのか。
まあ一眼レフ時代のF1.4とF1.8のときより差がわかりやすいしF1.2とF1.8ならちょうど一段分の差でわかりやすいともいえる。
ただニコンはF1.2もF1.8もグレードを高くしてて廉価な単焦点はF2.8とかになるのだろうか。
サードパーティがいればいいけどいないとF1.8単焦点は他社と比べて割高感が拭えないけどニコンは大丈夫だろうか。