PENTAX K-3 Mark IIIの発売が延期
リコーがAPS-C一眼レフのフラッグシップモデルとなるPENTAX K-3 Mark IIIの発売延期を発表しています。
APS-Cフラッグシップデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」の開発状況について(第2報)
平素は弊社製品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
2020年10月27日に開発状況、製品名称をお知らせしたAPS-Cフラッグシップデジタル一眼レフカメラ「PENTAX K-3 Mark III」について現在の開発進捗状況をお知らせいたします。前回のお知らせ時に2021年2月25~28日に開催を予定しているカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2021」(本年はCP+2021オンラインとして開催)の頃の発売を目指して開発中とご案内しておりました。しかしながら現在、一部の部品調達に遅延が発生していることと、APS-Cフラッグシップモデルに相応しい高性能、高品質を実現するために今しばらく時間が必要との判断から、発売予定時期を変更することにいたしました。
正式発表、発売をお待ちいただいているお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
記
製品名:PENTAX K-3 Mark III
変更前の発売予定時期:2021年2月25~28日に開催を予定しているカメラと写真映像のワールドプレミアショー「CP+2021」(パシフィコ横浜)の頃を目指して開発中
変更後の発売予定(現在の見通し):近日中にあらためてご案内いたします。
リコーのプレスリリースによれば、これまで2月25日~28日あたりに発売を目指していたPENTAX K-3 Mark IIIの発売が延期されることが決定されたとしています。
理由としては、一部の部品調達に遅延が発生していることと、APS-Cフラッグシップモデルに相応しい高性能、高品質を目指すためには時間が必要だからだとしています。
少し不可解なプレースリリース内容
まず、最初に部品調達に遅延が発生していることということが理由としてあります。これは確かに今現在は世界各国で新型コロナウィルスが蔓延していてサプライチェーンに問題が発生している可能性があること、自由に海外へいくことが難しく技術者を海外へ派遣することができず輸入する部品の品質管理ができなくなっている可能性があること、そして世界的な半導体不足で半導体部品の入荷が滞っている可能性などがあるので、部品調達が難しくなっている可能性については理解できるところです。
しかし、「高性能、高品質を実現するため」ということはどういうことなのでしょうか?一部の部品調達に遅延が発生していることと関連して、その調達が遅延している部品に代わって、さほど高性能や高品質でない他の部品を利用すれば製品はできるけど、それだと性能や品質が悪くなるので発売できないという意味なのでしょうか?
単純に「APS-Cフラッグシップモデルに相応しい高性能、高品質を実現するため」という文章を解釈すると、恐らくさらなる優れた仕様で発売したいというように受け取る人が多いと思うのですが、それであれば、いま発売直前となったこの時期に性能向上を目指して発表するというのは、ちょっと時間的に遅すぎないのかな?という印象です。本来であれば、いまの時期は初回出荷分の生産がとっくに始まっている頃でしょうから、この時期に仕様を変更するということは、いま何も生産していないと言っているのと等しいことだと思うのです。
このあたりどのような解釈をすればいいのでしょうか?部品だけの問題なのか、仕様を根本的に変えようとしているのか、少しきになるところです。
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コメント
コメント一覧 (1件)
良い方向で解釈すれば今、入手困難な部品を諦め互換品の部品を使用しても
良いがそれではAPS-Cフラッグシップモデルに相応しい高性能、高品質を
実現できないからもう少し待って下さいと言っているように思えます。
”部品調達”と”APS-Cフラッグシップモデルに相応しい高性能、高品質”で
文章を区切っているので判断が難しいですね。