・オートフォーカスはEOS R5、EOS R6ほどよくはない
・リアルタイムトラッキングはα9IIやα7R IVよりはよい
・人間の瞳AFは、まだ「まつげのAF」のようで、動物の瞳AFはフロントフォーカシングの問題に悩まされている
・鳥の目の瞳AFは「大きくない」ので一貫性がなく、一部の鳥では目をみつけられない
・30コマ/秒の連写は被写体が完全に停止していれば捕らえ続けることがでぎるが、600mmで鳥を撮影すると19コマ/秒になり、EOS R5の20コマ/秒を下回る
・シグマ、タムロンなどを利用している場合はフレームレートが落ちる
・標準の8kビデオモードでは30分より遙かに短い16分後にシャットダウンした
・highモードでは80分間の録画が可能だった(記事を一部引用してまとめています)
仕様と異なる二つのこと
DigitalCameraWorldがソニーのα1の初期レビューについて掲載しています。
記事によれば、衝撃的なデビューを飾ったα1ですが、それは仕様上のことで、実際に利用してみると二つの点で仕様と差異があったとしています。
仕様との差異というのは、恐らくすべての状況で30コマ/秒の連写ができないことと、8k動画で約束された30分の撮影ができなかったことということだろうと思います。
30コマ/秒については、すでにソニーが仕様として公開していますが、レンズによっては30コマ/秒で撮影できないとしています。また互換レンズでは一律にフレームレートが落ちるような書き方がされていますが、これをサードパーティー製のレンズは超えるて30コマ/秒のレンズを製造することができるのかも興味のあるところですね。
さらに8k動画についてはα1でも発熱の問題があるらしく、実際に撮影すると16分でシャットダウンしてしまったことがあるようです。
AF性能に大きな差が?
最近になりα1のレビューを多くみることができるようになっていますが、それらのレビューをみるとAFの追従性能や瞳AFなどはキヤノンのほうが優れているというレビューを結構多くみるようになっています。
今回のレビューも同じような傾向になっているようで、α1もソニーのこれまでのカメラから比較すると優秀だけど、EOS R5には追いついていないというような状況になっているようです。たぶんですが、キヤノンのほうがAI機能などを利用した機械学習能力が高く、被写体を正確に捉える技術や、それを可能にするイメージプロセッサの性能が高いということなのでしょうか?AF性能が高いというのはかなりのメリットになると思います。
AF性能に関しては一般ユーザにとってみればどんぐりの背比べ的な違いしかないのかもしれませんが、プロフェッショナルモデルとなると、そのあたりはかなり気にするところなのかな?と思いますね。EOS R5のAFでもスポーツ撮影に十分なAF性能があるという評価もあるほどですし、これでプロフェッショナルモデルのEOS R1が発売されたら、もっとすごいAFになっているのでしょうか。期待してしまいますね。
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コメント
コメント一覧 (11件)
え~、90万円もするのにR5やR6よりもAFダメって何それ詐欺じゃん。
>R5は、100%のカバレッジで静止画用に5,940のAFポイント(ビデオ用に4,500)を備え、
>-6EVまで焦点を合わせることができ、わずか0.05秒という世界最速のAF速度を誇っています。
>A1は92%のカバー率で比較的わずかな759 AFポイントを持ち、-4EVまでしか焦点を合わせることができません。
元記事読んだけどこれAF精度の比較してないとおもうんですが・・・
-6EVはF1.2のレンズで-4EVはF2.0のレンズの時だし大丈夫ですか?この元記事
自動電源OFF温度を高にしないで測った自動停止時間測定も意味ないです。
こんな記事紹介するのもどうかと・・・
もとの動画じゃ温度高でも測ってるよ。記事をちゃんと確認もせずに批判するのはどうかと思う。
自動電源OFF温度高に設定しない人はいないので確かに意味がない記事ですね。
R5はファインダーでは合焦しているのに撮れた写真はピンボケだらけなので実際のAFはα1/9の方が上です。
温度高に設定してテストしてるのに、なんで設定してないことにしたいんでしょう。
元記事が高で測ってない、なんてどこに書いてます?
ソニーの30分の動作条件は
*6 ソニー内部測定条件、自動電源OFF温度[高]時
です
高、じゃない時の条件で30分より遥かに短い16分、なんて比較に意味ありますか?
両方のモードで測定する方が親切だし、意味もあるでしょ。
ソニー信者はいったい何が気に入らないのかね。
仕組みから考えれば、現状だとキヤノンのデュアルピクセルAFが成熟すれば他社に勝るのはわかってたしね。
だからオリパナやソニーやニコンも、デュアルピクセルAFと似たような技術の研究してるみたいだし。
キヤノンはR1で更にパワーアップさせたクアッドピクセルAFを載せるとか言われてるけど、さてどうなるかね。
キヤノン、ニコンがフルサイズミラーレスに参入する前、ソニー機の人間の瞳AFは
PHOTOHITOなどの投稿作品を多く見ると睫毛にピントが来ているのが殆どでした。
いまも状況は変わらないようですね。
R5 ピント精度は様々な方達のコメントを見ると設定のカスタマイズで改善するようで
使い込んで見ないと判断しにくいと思われます。
α1 が小さい鳥の瞳に合いにくいのはこの記事のように測距点の少なさかも知れません。
連写速度は α9 でも純正の対応レンズでなければ最高速は出ませんでしたから同様ですね。
α1 ではサードパーティ製のレンズは連写が半分ぐらいに落ちるようです。
AF精度の比較で-4EV絞りF2.0とあるのはソニー機は開放測距が出来ませんので
仕方が無いですね。
F2.0より明るいレンズを装着してもF2.0まで絞って測距です。
解放時のフォーカスシフト回避の為でかもしれません。
キヤノンは常に開放測距です。
ちなみにキヤノンにF2.0レンズを取り付けたら-4.5EVぐらいでしょうか。
キタムラなどの予約価格を見ると EOS R5 の2倍近い価格なのでもう少し
頑張って欲しいところです。
どちらにしろファームウェアで改善出来る部分もあるので出荷時には改善
されているかもしれません。
R6で試しに室内でじゃれ合う妻と子供を連射したら、全てのコマで子供の瞳にピントがあってましたから
AFの動態追従性はかなりの性能です。
α1がR5よりAF性能が劣っててもα1は商業カメラマンを、今後発表されるであろR1はスポーツカメラマンと棲み分けが出来て良いと思います。
フラッグシップモデルでこの程度とはがっかりですね。
キヤノンが確実にAFを向上させているので、
キヤノンがミラーレスでも王者になるのはもうすぐですね