EOS Rが立ち上げられてから、APS-CセンサーのRFマウントカメラについて長らく噂され続けてきた。キヤノンは彼ら自身、そのようなカメラが登場することを認めることも否定することもしないだろうが、つまり、それはそのようなカメラが登場するということだ。
最近、選ばれた写真家のグループによるRFマウントを実装したAPS-Cセンサーのカメラが出回っていると2回言われた。情報筋の一人は、APS-Cカメラは「EOS R6にとてもよく似ている」と主張していて、それはさほど驚くものではない。私は仕様についても同様に非常に似たものになるだろうと予想している。屋外でのテスト段階をすでに超えているという感触を得ているため、R6との比較は恐らくかなり正確だろう。
私は2021年のいつかEOS R7の発表をみることになるだろうと考えている。
(記事を一部引用して意訳しています)
APS-CのEOS Rの噂ふたたび
CanonRumorsがRFマウント採用のAPS-Cカメラについて報告しています。画像はEOS R5です。
もう以前からずっと長いことEOS RのAPS-C版(非シネマカメラ)の噂がでているわけですが、ここまでくるとやはりRFマウントのAPS-Cミラーレスが発売される可能性がかなり高くなってきているようですね。
噂では、複数のカメラマンのグループにより、野外でテストが行われているようで、それが目撃されたり、その情報が流出したりしているようです。そのため来年にも発表される可能性があるとしていて、このサイトでは以前からRFマウントのAPS-Cカメラが発売されるのは確実なのに、なぜEOS Mを購入するのか?といった趣旨の発言をしていたりもしています。
まあ、あくまで噂ですから、それが本当かどうかは現時点では不明なわけですが・・・
EF-Mは存続するのか?
ここまでくると、もはやAPS-CセンサーのRFマウントカメラ(非シネマカメラ)の発売は既定路線といった状況ですが、そうなると既存のEF-Mカメラはどうなってしまうのでしょうか?
考えられるシナリオは3つありそうです。
まず最初はEF-Mのディスコンです。EF-Mマウントカメラを終了させ、RFマウントへ完全移行してしまうことです。二つ目はEF-MはRF-M(仮称)の共存です。廉価で小型なカメラ、例えばEOS Kiss Mやその他EOS Mの廉価機についてはEF-Mとして存続し、EOS M6などハイエンドカメラはRF-Mとして発売してしまうということで、両マウントを維持する方法です。そして最後のシナリオはRFマウントのAPS-Cミラーレスは発売されずRF-Mはないというシナリオです。
1)EF-Mマウント終了でRFマウントへ移行については、完全にミラーレスをRFマウントに集約できるので、レンズラインナップなども拡充したり、フルサイズ用のレンズもそのままAPS-Cで利用できるので、特に中望遠より焦点距離の長いレンズでは価格は高くなるけれども、レンズを選択する幅が広がることになります。ですが、RFマウントは非常にに大きいので小型なAPS-Cミラーレスを作ることができなくなってしまいます。つまり特にソニーEマウントのAPS-Cカメラに張り合う製品が作れなくなることを意味することになります。
2)EF-MとRF-Mの共存は、ユーザにとっては考えられるなかで最もベストな方法ですが、両方のマウントを維持することが必要になるため、今後、カメラ市場のさらなる縮小が考えられるなかで、価格競争力が低下する可能性があり、それによりカメラ事業の存続が問題になる可能性も考えられます。
3)RFマウントのAPS-Cカメラは発売しないという選択肢も、もちろん考えられます。ですが、そうなるとRFマウント用に設計されたレンズをEF-Mマウントで利用することは、かなり難しいと思われるので、折角の優秀なRFマウントレンズをEF-Mマウントのカメラでは利用できないということになってしまいます。2mmのマウントアダプタを開発できれば別ですし、同じ光学設計のレンズをRFマウントはEF-Mマウントとそれぞれ別々に発表すれば問題は解決されますが、それらは現実的ではないように思えます。
というわけで、どれも一長一短という感じですが、実際にはどのような戦略をとるのでしょうかね?RFマウントのAPS-Cミラーレスについてはかなり長く噂されていますので非常に気になるところですね。
(記事元)https://www.canonrumors.com/an-aps-c-rf-mount-prototype-is-currently-in-the-wild-cr2/
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コメント
コメント一覧 (3件)
7DもついにRFに移行ですね。
7Dユーザーはだいたいフルサイズ用の100-400レンズなどを使ってたと思うので100-500などがあるRFでミラーレス版7Dを出すのは当然だと思っていました。
とりあえずAPS-CハイエンドのR7を出して少しずつAPS-C用のRFレンズも出していき、その内KissもRFで出してEOS MユーザーもRFに移行させたいところだと思います。
これからますますレンズ交換式の購入層が減っていく中でRFとEF-MでAPS-Cを展開し維持していくのは厳しいことでしょう。
どうなんでしょうかねー。デジカメの販売台数が減少するなかでフルサイズとAPS-C二本立てのラインナップ。
kissの様にファミリー層をターゲットにしているのでしょうか?
r7 早くでませんかね。私はスナップから航空機まで撮りますので、1.6倍距離が稼げるAPSCこそ熱望するのですが、出来れば画素数は20M程度に抑えて、高感度に強く連写性能を上げて貰えれば買いです