カメラ部門大賞
デジタル一眼カメラ ニコン 780 ボディ
今年のコロナ禍において、もっとも深刻な影響を受けたカテゴリーの代表格が、カメラである。一昨年末に主要メーカー各社からフルサイズミラーレスカメラのフラッグシップ機が登場して以降、フルサイズミラーレス機を中心に最新技術を盛り込んだ新しい製品が数多く登場し、にわかに市場が盛り上がってきた矢先に、新型コロナによる外出自粛などの影響で、一気に冷や水を浴びせられた形になってしまった。そんな中で、カメラ部門での大賞に選出されたのが、話題のミラーレス機ではなく、一眼レフ機の最新モデルであるニコン「D780」だったというのは、どこか象徴的ですらある。
「D780」が幸運だったのは、その発売が、コロナ問題が大きくクローズアップされる前の1月発売であったこと。外出自粛以前に発売され、多くのユーザーが手にとって購入したからこそ、高い評価を得ることができた。もちろん、その完成度は多くのユーザーが一様に口にするところで、「瞳AF」や「ハイブリッドAF」など、ニコンがフルサイズミラーレス機「Z」シリーズで培ったさまざまな技術ノウハウが、一眼レフ機である「D780」にも惜しむことなく注入された結果、「一眼レフ機の到達点」とも言わしめるほどの、高い完成度を実現。多くの一眼レフユーザーに高く支持された。
(記事を一部引用しています)
(記事元)https://kakaku.com/productaward/index-camera.html
D780が価格.comプロダクトアワードカメラ部門対象を受賞
価格.comがプロダクトアワード2020を発表しています。対象製品は複数あり、パソコンやタブレット、調理家電部門などもあるのですが、そのカメラ部門でNikon D780が大賞を受賞しました。
価格.comのプロダクトアワードは価格.comが製品を選んでいるのではなく、価格.comのユーザレビューやアクセス数などをベースに、製品ごとに機械的に点数付けを行い、その点数が最上位になった製品が大賞を受賞するというもののようです。
価格.comによる大賞受賞の総評は、上記で引用したものになりますが、その理由としては新型コロナが問題になる前に発売されたということが大きいようです。たぶん、評価項目に製品の購入数などがあって、それが反映されているというのが大きかったのかもしれませんね。ちなみに、2位はEOS R5、3位はX-Pro3となっているのですが、EOS R5はいまだに品数の状況が続いている状況なので、そのあたりもランキングに反映されているのかもしれません。完全に供給できていたらEOS R5が大賞を受賞していた可能性は高いのかな?という印象です。
レンズではタムロンの70-180mm F/2.8 Di III VXDが大賞受賞
そして同様にレンズ部門も発表されているのですが、そこではタムロンの70-180mm F/2.8 Di III VXDが大賞を受賞しています。ソニーEマウントのフルサイズ用の望遠ズームレンズになりますね。
このレンズはフルサイズ用のf/2.8通しの望遠ズームレンズでありながら、最安値で11万円前後の価格を実現している、とてもコスパの高いレンズです。残念ながら望遠端は180mmと一般的な望遠ズームの200mmまで20mm足りないのですが、そのぶん価格を安くして、さらに描写性能も高めていることに成功しているようで、評価もかなり高かったようですね。
タムロンのレンズは、このレンズのように一般的なレンズと比較して、ちょっと焦点距離が他のレンズと異なり、広角端の焦点距離が大きかったり、このレンズのような望遠端が少し短かったりすることが多いのですが、そのぶん価格も廉価になっていて、うまい具合のところを攻めてくるなという印象ですね。それでいて、価格も安くなり描写性能も損なわないということで、売れるのも理解できるところです。
このタムロンのレンズのようにサードパーティー製のレンズがあり、安くて高性能なレンズがあるのでソニーのカメラを購入している人も結構多いと思いますので、そのあたりはソニーとしては成功していますし、レンズメーカとしてもWin-Winの関係になっていると思いますね。
ちなみに、2位はシグマの24-70mm F2.8 DG DNでこちらもソニー用、3位にはNIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sがランクインしています。
[template id=”4241″]
コメント