■ 好きなところ
・素晴らしい画像品質
・印象的で使いやすいAFシステム
・クラスをリードするバッテリー寿命
・ほとんどのカメラマンへの手堅いビデオ性能
・全体として小さくなる沈胴式のキットズームレンズ
・便利なUSB充電
・コンパクトサイズながらも搭載された5軸ボディ内手振れ補正
・コンパクトなサイズながらも犠牲になっていない製品品質■ 嫌いなところ
・親指の3つのコントロールダイヤルすべて
・事実上アイカップのないとても小さなEVF
・カメラがメモリカードに記録している最中に利用できないメニュー
・メニューは複雑で、ソニーの新しいカメラより使いにくい
・キットレンズの焦点距離とf値は意欲的ではない
・ほとんどの設定は静止画撮影とビデオ撮影で固定的なので、切り替えるときに複数の設定を切り替える必要がある
・完全なメカシャッターがないので、動く被写体にローリングシャッター歪み(電子シャッター時)、大口径レンズでのとてもシヤッター速度を速くしたときのボケのリスクがある。
・RAWファイルはても大きいか、破壊的な圧縮が適用される
・多くのソニーの優れたレンズは、小さな本体の利点を損なう
・一部のライバル機種はより要求の厳しいプロジェクトに対して、より柔軟な10bit動画を提供している。■ 結論
ソニーのα7Cは、その小さなボディサイズを実現するために、機能をほとんど犠牲にしていない。この画像品質はとてもよく、そしてオートフォーカスは素晴らしい。しかし、その小さなEVFは使用感を損なっている。そのビデオと、メニューはライバルほど洗練されていないが、そのサイズとバッテリー寿命はとても強力なタッグを組んでいる。
(記事を一部引用して意訳しています)
α7Cレビュー
DPReviewがソニーのα7Cについてのレビューを掲載しています。
α7Cは小さいサイズながらも機能的にはα7シリーズと大してかわることがないようですね。ジョイスティックがなかったり、EVFが光軸上になく、本体の裏側からみて左上になってしまったことは、多少の不満があるようです。またEVFのアイカップがないというか小さいところにも不満を感じているようです。
ですが、コンパクトなカメラを実現するためには操作系の違い、EVFの位置の違いなどはある程度は仕方がないのかな?とも思いますね。ただ、そこまで変化があってα7Cが売れるのかどうかは、実際に販売してみなければわからないですし、案外、プロフェッショナルやハイアマチュアユーザには受け入れられないかもしれませんが、そのようなカメラのほうが小さくて良いというカジュアルなユーザもいると思いますし、挑戦してみる価値はあるのかな?と思える製品です。
気になる売り出し価格は?
以前の噂では、α7Cはα7 IIIより価格が高くなる可能性があると言われていました。確かにある一定以上までは小型化すると製造価格が安くなるということはありますが、必要以上に小型化すると特殊な技術であったり、狭い場所に様々な部品を設置する細かな作業が必要になり、かえって価格が高くなる場合があるものです。
そのためα7Cについても、α7シリーズより小さくするとなると、様々な障害があり、価格が高くなるという憶測もありましたが、実際には以下のような価格になっています。
・α7Cボディ 20万6910円
・α7 IIIボディ 22万3295円(価格.comの調査による)
これをみるとボディの価格なのでレンズキットの比較ではありませんが、小型化しながらも順当に価格が安くなっているなという印象がありますね。ソニーからみると、キヤノンにはEOS RPがあり、ニコンZ 5という廉価なフルサイズミラーレスが発売する噂があったなかで、どのような価格設定にするかかなり迷ったのではないのかな?と思います。
フルサイズなのにAPS-Cなみに小さいということを武器に、多少高い価格設定にするか、Z 5などと対抗するために割安な価格にするという戦略が考えるなかで、小ささと価格のバランスとしてRPやZ 5よりは高い価格ですが、α7 IIIより安いという結構絶妙な価格設定をしたのかなという印象です。
いま現在はフルサイズミラーレスといえばソニーという印象ですし、今の若い人はテレビ、ブルーレイレコーダー、プレイステーション、コンデジのサイバーショットなどでソニーというブランドに高い信頼を持っていると思いますので、カメラも自動的にソニー製品を購入する人も多いと思います。ブランドは結構強いですよね。
(記事元)https://www.dpreview.com/reviews/sony-a7c-review
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コメント
コメント一覧 (14件)
いやいや結構重要な機能が色々削られてると思いますが。
ただ”C”という新たなコンパクトのラインなので小型化のために色々削られてるのは納得できます。
しかしα7 IIIとたった1万6千円ほどの差しかないというのは割高に感じます。
1万6千円出せば「嫌いなところ」に上げられてるものの半分くらいは解消するしα7 IIIは綺麗な中古も沢山出回ってるので下手したらα7Cよりも安く手に入るし、そもそもα7シリーズって元々フルサイズミラーレスとして小型だからα7Cは軍幹部の出っ張りがなくなったくらいの印象しかない。
これなら本当にα7 IIIからEVFを取っ払って軍幹部フラットにして背面モニターをバリアングル化しただけ、それ以外はまんまダブルカードスロットやグリップや前ダイヤルやジョイスティックやカスタムボタン数なども完全にα7 IIIと一緒のままのほうがよかったです。
それなら1万6千円差でも納得できる。しかし今のα7Cは明らかに高い。
α6600より劣ってる部分もあるのだからα6600と同じくらいかちょい上の17万円くらいが適正でしょう。
これだけの小型化がいかに大変なことかわかっていない。
他のメーカーにないものは値段を安くする必要はないですね
7Cの美点は小型軽量です。
値段は時間が解決します
自分も重要な機能削りまくりだと思う。
EVFは豆粒だし、フロントダイヤルもジョイスティックもない。
シャッターは電子先膜だけだし、メカの1/8000秒もなくなってる。
α7IIIと比較にならないほど劣化してる。
そのうえ値段も高いし。
買いましたけど、バリアングルが便利すぎです。
街中スナップ用なので電子シャッターで無音で撮ってますが、カメラで撮られている!!と言う周りの反応もなく自然に撮れるため満足しています。
レンズはSIGMAの45mmを付けています。
ライト層とα2台目需要のカメラだと思いますよ。私もα9持ってますし。
私も買いました、サブカメラ用に。
サブカメラってめったに使わないのでカメラバックのスペースと重量の点でありがたいです。
このコンパクトラインはじっくり育ててほしいですね。
とにかく、小さいレンズを付けたときにカッコいい!
私は買うつもりですよ。
α7c+28-60はフルサイズセンサーにボディ内手振れ補正がついて
D5600レンズキットとほぼ同じ重量です。
唯一無二の小型軽量カメラで20万円払う価値はあると思いますよ。
重くてもいいからダブルスロットやジョイスティックが欲しいという人はα7Ⅲ買えばいいんじゃないですか。
α7Ⅲはリアルタイムトラッキング非搭載ですけど。
買いました。
バリアングルとAFと小型軽量が便利過ぎて良すぎますね
7iiiはBCNでも売れてランクインするくらいなので
一般人向けにはこちらもヒットすると思います。
単焦点付けて出掛けるのが非常に楽しい
僕も
>機能を削っていない
ってことはないと思いますけど^^;
EVFといいダイヤルといい・・・
ただ、スナップ用のフルサイズ機としては、こういうのを待っていた人が多かったんじゃないですか。
α7Ⅲとはしっかりすみ分けしてますよね。
α7Cは高い高いと言ってる人をよそに売れてますね。
高いって言ったって1.2万くらいだから全然問題なし。
むしろこのコンパクトボディーが20万そこそこで買えることのほうが驚き。
このシリーズが3世代目になる頃にはフルサイズミラーレスの主流になっているかも。
なんと言っても、このカメラは初代です!
“ライト層”からの1つの意見ですが、大金出してフルサイズ機を買うという時に、小型軽量な代わりに色々な機能が制限されている機種というのは使っているうちに不満が出てきそうであまり食指が動きませんね。
レンズキットで15万とかだったら迷いますが。
あまりお金に余裕がないようでしたらサードパーティーレンズが豊富なソニー一択。
ボディー買ってもレンズが欲しくなりますからね。
でも、予算15万だったら中古がいいのではないでしょうか?
α6500などを持っていましたが、Z 50購入を機に手放しました。ニコンやパナソニックのカメラに比べて操作性が良くなく、APSCレンズも揃っていないためです。
α7cも同様で、操作性が良くなく、小型のレンズが十分ではないと感じます。
むしろニコンやキヤノンのミラーレスのほうが、アダプターで一眼レフのレンズを使えるので、自由度が高いです。一眼レフはレンズも安いです。
いやEマウントって当然ZよりもEF-MよりもAPS-C用レンズありますよ。
アダプターで一眼レフ用のレンズを使えるのはEマウントも一緒です。
アダプターで一眼レフのレンズ ・・・
これじゃ、ニコンの赤字が拡大するはずだ。
Zレンズは高過ぎで魅力に欠けますから気持ちはわかりますけどね