新しいソニーのα9 IIIには5000万画素センサーとキヤノンと張り合う8k 30p録画機能があるようだ。
キヤノンはEOS R5でソニーを怒らせてしまったようだ。8kが本当に必要かどうかなんて誰が気にしているのか?そして、それが食べ物を温めることにも使えるかもしれないということを誰が気にしているというのか・・・。ソニーはキヤノンがスポットライトを浴びているという事実を本当に嫌がっていた。これが2021年のとても早い時期にα9 IIIで素早く反応する理由だろう。このカメラはまさにEOS R5でできる8k録画ができ、オーバーヒートはないが、キヤノンと比較して1500ドルととても高い。
これが噂されている仕様だ。
・ソニーが新しいハイエンドカメラを2021年第一四半期に発売する
・そればα9xシリーズとして命名されα7xとはならない(α9 Sになるかα9 IIIになるかは不明)
・新しい5000万画素センサー
・8k 30p オーバーヒートなしでの録画が確認されている。それはまだ”幼い”8kモード・・つまり8k 60pのようなクレイジーなものにはならず、内部録画の録画品質に制限がある。
・他の仕様はα7S IIIに似ている(EVF、オートフォーカスなど)
・少なくともEOS R5より1500ドル高い(しかし価格は最終決定されていない)。価格は4999~5499ドルあたりと予想される(記事を一部引用して意訳しています)
8k動画機能のあるαの新しいカメラの噂
MirrorlessRumorsがソニーの新製品について報告しています。画像はα7S IIIです。
記事ではソニーがキヤノンのEOS R5に対抗する形で、8k動画が録画可能である新しいミラーレスカメラを投入するとしています。名前はα7シリーズにはならず、α9シリーズの名称を受けることになりそうです。α9 IIIなのかα9Sになるかは不明なようですが、とりあえずここではα9 IIIと仮に記述することにします。
発売時期はかなり早いようで、来年の初頭にも発売される可能性があるようですね。センサーは新しい5000万画素のセンサーが搭載されるとしています。EOS R5が約4500万画素ですので、ちょっと画素数が多くなっているような印象です。
価格はEOS R5より1500ドルぐらい高い価格になるようです。めちゃくちゃ高いですね。米国キヤノンの通販価格は3899ドルとなっていますので、もし4999~5499ドルというのが事実であれば、確かに1500ドルほど高くなっていることになります。
ちなみに日本ではEOS R5ボディの価格は約45万円ですので、1500ドル高いということは約16万円高く、約61万円ということになってしまいます。そのかわりオーバーヒートなしに8k 30pが撮影できるということのようですね。
ソニーはオーバーヒートを防げるのか?
そして、最大の特徴としてはEOS R5に対応する形で8k録画機能が搭載されるということのようですね。記述してあることが本当かどうかはわかりませんが、EOS R5がソニーを刺激した可能性があるとしています。そのため、来年の早い時期にキヤノンに対抗するためにα9 IIIを投入するのではないかとしていますね。
ソニーは様々なデバイスを製造しているメーカですので、動画録画時の発熱問題についても、かなり対処できる可能性が考えられます。今回のEOS R5の発熱は、イメージプロセッサやイメージセンサーの発熱ではなく、CFExpressカードに起因するものが大部分であるという解析が行われています。CFExpressは取り外しするものですし、キヤノンが製造するものではないので、カードそのものに温度センサーを付けるのが難しい状況です。なのでEOS R5の録画時間制限は、温度センサーによる制限ではなく、利用時間により制限されているのではないか?と噂されています。
ですが、ソニーの場合はセンサーはもちろんソニーのセンサーを利用していて、そして恐らくソニー(の子会社)が製造するCFExpress Type Aカードを利用するはずですので、メモリカードスロットに温度センサーを仕込むこともできるでしょうし、なりより発熱の少ないCFExpress Type Aカードを製造することも可能になるのではないのかな?と思いますね。
さらにセンサーについても自社で製造しているため、8k動画の撮影に最適なセンサーを製造できる可能性もあります。例えばキヤノンは横幅のピクセル数を8k動画の横幅のピクセル数の倍数とすることで、ピクセルビニングによりクロップ無しでの8k動画の録画を可能としています。そして、オーバーサンプリングすることなくプロセッサの発熱を抑えることも可能になると思います。
Eそのように設計されたセンサーを利用するかどうかは不明ですが、仮に同じ手法を採用しようとした場合、ソニーは自社でセンサーを製造しているため、対応するセンサーのカメラを発売するのもより容易なのだと思いますね。
ミラーレスは静止画の機能はほぼ一通り満足できるレベルまで仕上がっているような状況で、動画という領域へ踏み込もうとしているわけですが、今後がどうなるのか楽しみですね。
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コメント
コメント一覧 (7件)
え~、
上記が本当ならばニコンはソニー キャノンに追いつけるのだろうか?
カメラメーカーはSとCの二強に入った感がある。
ソニー キャノンと言いセンサーを自前で調達出来るカメラメーカーは強いですね。
同じ路線で競争する必要はないんじゃないですか
レンズ性能ではZが勝っている部分が多くアドバンテージがあります
今の流行ではないかもしれませんが、動画性能より静止画性能で抜きんでればいいと思いますよ
ニコンやばいでしょ。どう見ても。
こういうニュースを見ると、一強ではなく、複数のメーカーが競争している状態が望ましいと、改めて感じますね。
特定の一社というより、各メーカーそれぞれに頑張ってほしいです。
ニコンはAFでやや遅れをとっているものの、EVFやレンズの光学性能、操作性など、他社に勝るとも劣らない部分は多くあり、ニコンにも残ってほしいと思います。
名称はα9シリーズの高画素機(5000万画素という噂)なのでα9Rになるのではないでしょうか。
α7シリーズと同じように無印α9、高画素のα9Rで、低画素高感度のα9Sが出るかはわかりませんが。
しかしオーバーヒートせず8K30pがどこまで録れるのか、EOS R5より15万円ほど高いのであれば1時間くらいはオーバーヒートせず録れてほしいですね。
ただ個人的には8K動画はまだまだ時期尚早でそれより6K60pが録れたほうが余程実用的だと思うのですが、まあこれからはキヤノンとソニーのバチバチの戦いが始まりそうですね。
TVでさえ4Kが売れていないのにデジカメに8Kはまだ早い気もしますしキャノンも無理して8Kを載せた感があります。Zプロ機は4K60Pオーバーヒートなし飛び道具的に6K24Pでアピール出来ないかな?スチルについてはαは高温(インド ベトナムなどの高温地帯)に弱いのが解ったので極寒高温などの極地で動作する堅牢性でニコンが入り込む余地はありうると思います。でもソニー キャノンが羨ましいですね。
今、8Kが必要な人ってどれくらいいるんでしょうかね。現時点ではカメラが高価になり放熱に苦労するだけなんですが、メーカーの技術力を示す意地でもあるんでしょうか。インパクトが欲しいだけ?
数的(売上台数)にもそんなには出ないでしょうし。
しかも、動画専用機ではなく『動画も撮れる写真機』で。フラグシップの動画専用機で8Kを極めてくるとかいう話なら理解できますが。
ニコンは以前、今後も一眼レフも続けるみたいな宣言をしていて、ミラーレスと一眼レフの両方にリソースを割り振ってるかもしれませんが、たしかに世界的にみればまだ一眼レフも売れてる面があるので、今あわててキヤノンやソニーの後追いをする必要もないかもしれません。
デジカメが売れない時代になって、ミラーレス8K動画でキヤノンとソニーが競ってつぶし合い?で疲弊したところに、地味にコツコツとやってきたニコンが追いついた、なんてことになることもありえるかも。
童話の話にあるような、キヤノンやソニーは『ウサギ』、ニコンは『カメ』だが、その亀が追いつく日も来るかもね。
デジカメが売れない時代に、先行するキヤノンやソニーが過度な競争で疲弊しなければいいのですが。