情報筋の一人はこのように述べた。
最近、オリンパスの幹部から、日本産業パートナーズは恐らくプロフェッショナル領域のマイクロフォーサーズシステムの開発を続け、そしてオリンパスの名称なしでリブランディングされる可能性があるだろうと言われた。そしてまた、普及価格帯のカメラ、例えばE-PLシリーズのようなカメラはディスコンになる可能性がある。正式に確認されてはいないが、およそ今日から1ヶ月以内に発表されるプレスリリースに取り組んでいると言われている。
理にかなっていると思うけど、どう思う?
(記事を一部引用しています)
E-PLシリーズがディスコンに?
43Rumorsがオリンパスの今後の経営戦略について報告しています。
記事によれば、オリンパスからカメラ事業を引き継ぐ日本産業パートナーズは、低価格帯のカメラの販売をとりやめ、高価格帯のカメラに注力していくとしています。
具体的にはプロフェッショナル領域のカメラに集中し、ブランドを再構築するようなことを検討しているようですね。そして、E-PLなどの低価格帯のカメラについては販売の取りやめも検討しているようですね。そして、やはりオリンパスという名称は使えなくなるようです。オリンパスカメラのファンとしては残念な結果になるのかもしれません。
今回の目的は、高付加価値商品のみを取り扱うことで、確実に利益を出せる体制にするということが主眼にあるのでしょうね。現在でもPEN E-PLシリーズは、発売直後こそ販売価格が高くなりますが、すぐに値下げされてダブルズームキットで4万円台になってしまうことも珍しくありませんでした。こうなると、新製品を出しても価格が高いので十分に安くなり、基本機能が似ている旧製品のほうを購入してしまう人が多くなることが容易に予想されますよね。そうすると、今度は新製品への需要がなくなり、今度はまたもや新製品の価格が下がるという負のサイクルになってしまっていると考えられます。
そうなると大変なわりにリターンが少ないE-PLシリーズはディスコンにして、高価格帯の商品だけに絞り込んで、少量の生産体制でも黒字になるように注力しようという考えになるのも理解できますよね。
オリンパスの名称が使えない可能性
そして、どうやらオリンパスカメラ事業の新会社はオリンパスの名称は利用できないようです。仮に日本産業パートナーズや新会社が新カメラの開発に失敗してしまった場合、その影響はオリンパスそのものにも影響が及ぶ可能性があるので、自分の手のかからない新会社にオリンパスのロゴを使わせるというのは考えられないですよね。
そうなると、新会社ではOM-DかPENのブランドを最大限に活かす方法しかありません。たぶん会社名はOM-D株式会社とか、PEN株式会社となり、既存のオリンパスのロゴがあった部分にはOM-DやPENのロゴが記述されるのだと思います。
そうするとPENのE-PLシリーズなのに、OM-Dのロゴがついてしまうという訳のわからない状況になりかねないので、ブランドの再構築という意味でも、どちらかのブランドに統一したいというのがあるのかな?と思いますね。
仮にOM-Dシリーズが残るとしてもE-M10は普及価格帯の商品ですし、かなり価格が下がっている製品もありますので、今後はE-M10シリーズが残るのか、E-M1とE-M5、E-M1Xのみのカメラメーカになってしまうのか、どうなるのか発表が気になりますね。
(記事元)https://www.43rumors.com/jip-may-discontinue-the-low-end-model-and-focus-on-pro-mft-gear-only/
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コメント
コメント一覧 (4件)
市場が縮小し販売量が見込めない状況では単価の高い高級機をメインに製品展開することは賢明な策と思います。
シグマがオリンパスの映像事業を買収したら面白そうですが。SD-1も後継機も出ておらず代わりに
OM-Dにフォビオンセンサーを載せたら面白そうですがね。ダイバーからはTGが無くなるのを残念(私もその一人)に思っている方も多いですよ。TGにフォビオンを載せても面白いと思うんですが・・・。TGはハウジングも付帯して販売しているので単価も比較的高くなり収益性があると思うのですが・・・。
Penfだけ売っててもいいのでは
ケースを市場で売っている立場では
相変わらずオーダーが来るのでやめ時が見えない
なら、作ってくれ
オリンパスの失敗は、過去のカメラの栄光にすがりついた事にある。ごく一部の高齢者にはウケたかもしれないが、現役世代は全く知らないことなのだ。
ニコンもオリンパスも過去の栄光に拘る老人達の要望を取り入れ、市場環境の変化が解ってないから低迷している。老害が原因。ニコンは丈夫なカメラの開発とレンズ オリンパスは小型化とレンズ
今は撮影センサーの開発とそれを載せるカメラの開発の時代だ