パナソニックは自社専用のマウントだったらフルサイズミラーレスで成功できないと考えていたようです。
山根:本アライアンスでは、各社の特徴を反映しながら製品を出していけます。これがパナソニックの自前マウントだったら、市場に受け入れられないと思います。システムカメラの市場では、将来に渡ってサポートするという下地がないと支持されません。競合ではありますが、この3社でLマウントを守っていくという結束が、ユーザーの信頼獲得に繋がると考えています。
山木:各社とも互換性を保つためにしっかり話し合って、情報交換をします。セールス的にはアライアンス内で競合する可能性もありますが、他のアライアンスに比べると可能性は低いのではないかと考えています。例えばライカはドイツの会社だったり、それぞれにキャラクターも違います。
カウフマン:ライカはユニークなビジネスモデルの会社です。ライカストアのように独自の販売網も持っています。これはまったく個人的な考えですが、ライカのお店で他の2社の製品を売る可能性も考えられますし、うまくアライアンスの特徴を活かしたビジネスをしていきたいと思います。
山根:協業関係にあるとはいえ、競合会社と事業内容を共有することはコンプライアンス上許されないので、Lマウントの製品であっても他社の新製品については、その発表をもって知ることになります。
——ライカにとって、Lマウント製品が他社からも出ることに対する期待は?
シュルツ:本当に必要なものを選ぶ機会が増えるので、ユーザーメリットが大きいです。ブランドやレンズ、カメラを制限なく選べることは、業界でも今までに例がないと思います。
——この3社以外がアライアンスに加わる予定はありますか?
カウフマン:まずは3社でしっかりと築き上げます。あとはそれからです。
——レンズ専業のメーカーでもLマウントアライアンスに参加できますか?
カウフマン:はい。このアライアンスはLマウントのインターフェースを規定するだけなので、レンズとボディを両方扱っていなければいけないということはありません。
(記事を一部引用しています)
パナソニックとライカの関係がよくわかる記事です。
記事ありますが、まずLマウントのアライアンスについて、パナソニックからライカに打診し、その後にシグマに打診することをライカも了承したというような流れになっているようですね。
先日にも記事にしましたが、パナソニックは今後伸びる市場はフルサイズ市場で、フルサイズに挑戦しなければ、それはカメラ市場からの撤退を意味すると発言しています。その上で、自社マウントでやってしまうと、やはりソニー、ニコン、キヤノンには敵わないと判断し、ライカ、シグマとの協業を選択したということが言えそうですね。
またLマウントについては、今後は当面3社で充実させるということで新しい企業が参入する余地はないようです。このあたりは取り決めがあるのかもしれせん。ですが、将来的にはレンズ専業メーカなどの参入も認めるということで、他のメーカも参入してくる可能性があるのかもしれませんね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://www.l-rumors.com/leica-confirms-new-lens-manufacturers-might-join-the-l-mount/
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