ProGrade メモリーカード価格最大2倍に値上げ メモリ不足 写真家にも直撃

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ProGrade 製品価格を値上げへ

ProGrade Digital Inc.は、AIインフラ構築に伴う半導体メモリーの需要急増によって、フラッシュメモリー価格も大幅に増加していることから、2026年1月8日に、Amazon.co.jp ProGrade Digital Inc.ストアの通常価格を値上げします。同時に、現在$1=150円で適用している為替レートを、現状に合わせ$1=155円に変更します。新通常価格につきましては価格表を参照ください。

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複合的要因により値上げか

ProGradeが製品価格を値上げすると告知しています。

プレスリリースによれば、半導体メモリーの需要急増の煽りを受けて、フラッシュメモリー価格も大幅な増加していることから、製品の値上げを実施するとしています。かなりの大幅な値上げとなっており、平均では40%ほどの値上げ、一部では製品価格が2倍以上に設定される製品もあるようです。

半導体メモリーの需要急増で、なぜフラッシュメモリーの価格が高くなるのかということに疑問を感じるかもしれません。AI需要が影響していることもありますが、もっと複雑な理由があるようです。

まず大きな要因として、メモリーメーカー各社が過去数年にわたって生産量を意図的に抑えてきたことが挙げられます。2022年から2023年にかけて、PCやスマートフォンの需要が急減し、NAND価格は長期間にわたり低迷しました。この結果、多くのメーカーが赤字に陥り、これ以上の価格下落を防ぐために減産することになりました。その影響で市場の在庫は徐々に減っていき、需要が回復し始めた現在、供給が追いつかない状態になったようです。

また、さらに状況を加速させているのが、AIやデータセンター向け需要の急拡大です。生成AIの普及により、学習データや推論データを保存するための高速・大容量ストレージが大量に必要とされるようになりました。こうした用途では、エンタープライズ向けの高性能SSDが優先的に供給されます。限られた生産能力が高利益分野に集中することで、SDカードやカメラ向けCFexpressといった民生用製品に回るNANDが相対的に不足し、市場全体として「メモリーが足りない」という状況になっているようです。

技術面の事情も無視できません。現在主流の3D NANDは200層を超える積層構造となり、製造工程は極めて複雑化しています。微細化すれば安くなるという時代はすでに終わり、設備投資や歩留まり改善には多大なコストと時間が必要です。そのため、需要が増えたからといって簡単に増産できず、供給を簡単に増やすことができません。この「作りたくてもすぐに作れない」状況が、慢性的な不足感を生んでいます。

PCなどに利用される半導体メモリーが不足しているだけなら、すでにカメラを所有している人にとっては直接的には関係ないかもしれません。しかし、これからカメラの値上げが実施されるかもしれませんし、多くの人がよく利用しているメモリーカードが値上がりするとなると、写真を趣味としている人や、プロフェッショナルの人にとっては非常に高い価格でメモリーカードを購入しなければならず、大きな影響を受けそうです。今後の製品価格が心配ですので、必要な人はいまのうちにメモリーカードを購入しておいたほうがいいかもしれません。

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