キヤノンがハイブリッドマウントビデオカメラ(シネマカメラ)に明らかに取り組んでいることがわかる特許を発見した。それではキヤノンのハイブリッドマウントカメラがどのようなものか、一つ一つ理解していこう。
1 キヤノンのハイブリッドカメラは事実で、噂などではない
そう、我々はキヤノンがハイブリッドマウントカメラに取り組み続けていることを明らかに示す特許を発見した。しかし、特許によるとキヤノンは最初にハイブリッドマウントのシネマカメラに取り組んでいる。近い将来、同じ技術をキヤノンのミラーレスカメラか一眼レフに内蔵するかもしれない。
2 キヤノンのハイブリッドマウントカメラはどのように動作する?
レンズを取り付けたカメラの電源をONにすると、マウント判別ユニットが起動される。
カメラが接続されているレンズのタイプを検出すると、特定のレンズマウントに対応した決められたユーザインターフェースのオプションを表示する。
キヤノンのハイブリッドマウントカメラの特許
キヤノンがハイブリッドカメラを開発しているかもしれないという特許が提出されていたという記事です。アメリカで登録されたようで、2019年12月19日の特許になっています。
記事によれば特許にはマウント検出ユニットがあるとしています(画像クリックで拡大します)そして交換レンズを装着して電源を入れると、マウントを検知してマウントに合わせた何かしらのメニューを表示させるという特許になっているようですね。
これだけではいまいちよくわからないし、記事元ではその特許へのリンクが紹介されていないので、詳細を知ることができませんでした。日本で同じ特許を出願しているはずですから、日本の特許情報も調べてみましたが、残念ながら特許数が多すぎて全部追い切れませんでした。
どのようなハイブリッドカメラ?
特許をみる範囲では、マウント検出ユニットがあったり、フローチャートにマウントタイプを取得などとした文字があり、確かにマウントの何かしらの情報を取得しようとしていることがわかりますね。
ただ、それによって何をしようとしているかというと、単にマウントの種類により異なるメニューを、恐らく背面液晶などに表示させるといった程度のものだろうと思われます。どのようなマウントを装着するとか、仮に異なるフランジバックのレンズが装着されたらどうなるかといった記述がありませんので、果たして本当にハイブリッドカメラなのかどうかも、ちょっとよくわからない感じですね。
なのでRF/EFマウントのハイブリッドなシネマカメラであるかどうかも、現在の段階ではわかりませんし、そしてもちろんEOS-1D X Mark IIIがマウントハイブリッドになる可能性はほとんどないのかな?と思います。
たぶん関係あるとしたらキヤノンはPLマウントのシネマカメラ用レンズを展開する予定ですので、PLマウントへEFマウント用レンズをアダプタ経由で接続した場合の何らかのメニュー表示をさせるような特許なんじゃないのかな?と想像しています。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)http://thenewcamera.com/canon-working-on-hybrid-mount-camera/
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