X-M5レビュー
富士フイルムのX-M5のレビュー記事が掲載されています。X-M5がどのように評価されているのか、この記事で詳しくお伝えします。
富士フイルムのX-M5は、特定のカメラのユーザ層にアピールするために設計されたカメラだ。799ドル(X-T30 IIを100ドル下回る価格)で、富士フイルムの現行モデルの中で最も低価格となるが、Vlogやクリエイター向けのカメラとしてマーケティングする方向転換は、賢明な選択と言えるだろう。X100VIのような魅力の要素も若干あり、レンズ交換式カメラとしてのメリットもある。
このカメラをその欠点だけで定義するのは簡単であるが、実際のところ、このカメラの真の競合相手には手振れ補正やビューファインダーすらない。これらの欠点をもってX-M5だけに対して批判することは不公正だろう。むしろ競合機種と比較して遅れをとっているオートフォーカスシステムについて批判するほうが適切だ。
しかし富士フイルムは競合機種よりも多くの動画機能を提供し、さらに見た目も洗練されたデザインを実現している。個人的には人間工学に基づいたデザインにはあまり魅力を感じないが、慣れることはできるだろう。また、富士フイルムが純正レンズ、サードパーティレンズのラインナップを急速に拡充している点も大きな魅力だ。APS-Cセンサーにこれほど注力しているブランドは他にはない。ここであげた欠点を許容できるのであれば、X-M5は800ドルという手頃な価格帯で手堅い選択肢と言えるだろう。
独自の強みがあるも弱いAF
富士フイルムのX-M5のレビューが掲載されています。上記は結論部分になりますので、より詳細なレビューは本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューでは、競合機種としてZ30やZV-E10、PENなどを念頭においているようで、そのライバルにもEVFやボディ内手ぶれ補正がないのでX-M5だけを批判するのは筋違いではないかと指摘しています。しかし、オートフォーカスの性能は5年前の競合機種にも劣るとして、そのあたりは考える必要があるかもしれないとしていますね。
しかし、その一方で、富士フイルム独自のフィルムシミュレーションや優れたデザインは魅力的だとしていて、6k 30pの動画性能などにも強みがあると指摘しています。
最近は小型、軽量、四角いデザイン、レトロデザインのカメラが流行しているようですので、X-M5を発売したのは正しかったのではないかと個人的には思いますね。またパナソニックのLUMIX S9がより多くの新規ユーザを獲得しているように、かなり廉価なカメラなのでスマホユーザの入り口として機能する可能性があり、その点においても富士フイルムにとっては必要なカメラだったと言えるのかもしれません。
確かに静止画だけを考えるとオートフォーカスが気になるところですが、もし新ファームでより改善する可能性があるのなら非常に魅力的になるのではないかと思いますね。今後の改善に期待したいところです。
さらに「富士フイルム GFX100RFはハイブリッドファインダーは搭載されないとの噂」では富士フイルムの中判センサーのコンデジの噂について詳しくお伝えします。
| センサーサイズ | APS-C X-Trans CMOS 4センサー |
| 画素数 | 約2610万画素 |
| センサークリーニング | 圧電素子による超音波方式 |
| イメージプロセッサ | X-Processor 5 |
| 手ぶれ補正 | 電子防振(動画のみ) |
| 手ぶれ補正効果 | - |
| 高速連続撮影 | 電子シャッター:約30コマ/秒 (1.25x クロップ)、約20コマ/秒 メカシャッター:約5.0コマ/秒 |
| 動画撮影 | 6.2k 30p、4k 60p |
| シャッター速度 | 電子シャッター:15分〜1/32000秒(S/Mモード) メカシャッター:15分〜1/4000秒(S/Mモード) |
| ISO | 160~12800 |
| フォーカスポイント | 13×9 / 25×17のエリア選択 |
| EVF | - |
| 背面液晶 | 3.0インチ 約104万ドット バリアングル式 タッチ可能 |
| メモリカードスロット | SD×1 USH-I対応 |
| サイズ | 11.9×66.6×38.0mm |
| 重量 | 約355g |
(source)DUSTIN ABBOTT
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コメント
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レンズ交換の楽しみを味わいつつEVFもつく、X-E5が待ち遠しいです。ファインダーのないカメラをどうしても好きになりきれなくてfpも手放してしまった。あと、細かい話ですがPEN EP7にもPEN-Fにも手ぶれ補正ついてた気が…。