現在進行中である”プロフェショナル向け”EOS Rミラーレスカメラが、あある種のEF/RFレンズのハイブリッドカメラになるだろうと何回か聞いている。つまり、それはアダプターを利用せず、両方のマウントのレンズを利用できることを意味する。
我々はEOS-1スタイルのEOS Rカメラとして開発されていると聞いていて、それは納得できる。EOS-1スタイルのミラーレスカメラのサイズを小さくすることはさほど重要ではないと信じている。
この噂は確かにちょっとおかしな噂だが、もしキヤノンがやりとげることができれば、キャノンユーザには素晴らしいことだろう。
(記事を一部意訳しています)
EFマウントとRFマウントのハイブリッドカメラを開発中?
キヤノンがEFマウント用のレンズとRFマウント用の両方のレンズを取り付ける事ができるカメラを開発中という、ちょっと信じられない噂が入ってきているようですね。しかも、複数サイトでその噂が紹介されています。信憑性が高いのでしょうか?
まずおさらいですが、それぞれのマウントの違いを調べてみます。
・RFマウント フランジバック 20mm マウント径 54mm
・EFマウント フランジバック 44mm マウント径 54mm
このように比較してみるとRFマウントとEFマウントは内径が同じなのですね。なるほど、そうであれば同じマウント内径なので、マウントを工夫すればどちらのレンズも取り付けることはできそうです。
ですが、内径が同じだからといって取り付けられるわけではありません。EFマウントとRFマウントの取り付け方法が異なれば取り付けることはできません。両マウントをみるとRFマウントのツメとEFマウントのツメがちょっと異なっているのがわかります。RFマウントのほうがマウント内径の上部のツメが若干長くなっているような印象です。
(引用)https://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/1158578.html
EFマウント
現状でRFマウント用レンズをEFマウントに取り付けることって可能なんですかね?興味のあるところです。
そして電子接点もかなり違うことがわかります。RFのほうが接点が多いですね。EFマウント用のレンズを取り付けたとき、カメラの接点にぴったりと合わなければいけないわけですが、そうなると、もうそれは偶然ということではなく、最初からEFレンズを取り付けること前提に作られていたと考えられるのかもしれません。そしたら恐るべしですね。
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フランジバックを解決する方法2つ
仮にマウント取り付けの問題が解決したとして、最大の問題はアダプタなしでどうやってEFレンズをRFマウント(またはその逆)に取り付けるのか?という問題は残ります。EFマウントとRFマウントのフランジバックの差は約2cmほどありますので、この隙間を埋める何かが必要です。もし隙間を作らないとセンサーに結像させることができず、ピンボケばかりになります。
これを解消する可能性は二つあるのかな?と思います。一つは可動式マウントです。つまり普段は沈胴式レンズのようにカメラの内部に入り込んでいるのですが、スライドさせたり、回したりして繰り出せるようにすれば、アダプターなしでもレンズを取り付けることができます。
そしてもう一つは可動式センサーです。これはちょっと説明が難しいですが、まずカメラは通常の一眼レフ姿のカメラとして設計します。そしてEFレンズを取り付けたときは、そのまま普通に一眼レフの姿をしたミラーレスカメラとして利用が可能です。ここからが重要です。ここでこのカメラにRFマウントレンズを取り付けたとき、センサーを自動的にせり上がるように稼働させ、RFマウントレンズのフランジバックの位置で固定させます。こうすると擬似的にフランジバックを短くすることができるというわけですね。
記事元の噂にあるように、もしEOS-1のようなスタイルだったとしたら、後者のようなカメラになる可能性が高いと思われますね。ただEFマウントにRFレンズを物理的に取り付けることが可能なのか、可動式センサーが可能なのか、ちょっと信じられないような噂です。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://www.canonwatch.com/canon-working-on-a-pro-eos-r-with-hybrid-ef-rf-lens-mount/
コメント
コメント一覧 (1件)
EFレンズ用とRFレンズ用にマウントを交換できるカメラボディを作れば出来そうです。
フランジバックを10mm程度のカメラボディを作り各レンズのマウントアダプターの
様な物を交換可能な形で取り付ければすべてのレンズに対応出来そうです。
大概のマウントアダプターは少しガタがありますが、この方法ならばマウント金具と
ボディの固着は別の強固な方法が可能でプロ機の要望に応えられそうです。
もちろんフランジバックの差もマウント金具で吸収できます。
如何でしょう。
こんなカメラがあったら皆飛びつきそうです。
Zマウントレンズも装着可能になります。