Nikon Z fの情報がさらに流出
最近になってNikon Z fに関する情報がダダ漏れになってきているようです。今回新たな情報流出が明らかになりました。どのような情報なのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
- EXPEED 7プロセッサ
- 背面液晶とEVFのスペックはZ 6IIと同じ(同じサイズと解像度)
- 10bit H.265 HEVC動画(SDR/HLG/N-log)を撮影可能
- 4k 30pは全画素読み出し、4k 60pはクロップ
- 1080 120p
- Z 8/Z 9の3DトラッキングのAF(273点)
- AFに関係する新しい機能(ニコンの新しいカメラ用の)-現在のところこれが何を意味しているか不明
- マグネシウム合金ボディ
- RAW、HEIFの高拡張撮影
- シャッター選択オプション メカシャッター/電子先幕シャッター/オート
- サイズ 144mm×101mm×57mm
Nikon Z fの噂が次々と流出してきているようです。ニコンは先日、Nikon Z fの内覧会のようなものを実施していました。そして、各メディアに製品を貸与しているようで、恐らく大手メディアに関してはNikon Z fを利用してレビュー記事をかいてもらっている最中のようです。通常は秘密保持契約が結ばれて情報は流出しないのですが、すべての人が順法精神が非常に高いわけではありません。一部の人は情報を流出させてしまうものです。
そんなわけでNikon Z fの情報が様々なところから少しずつ流出しているというのが現在の状況だと思います。
今回分かったのは上記の仕様です。それぞれみていきましょう。
まずは皆さんが気にしていたイメージプロセッサの情報です。EXPEED 7採用ということで、従来比のイメージプロセッサの10倍の処理速度を実現できることになります。これによりAI専用チップがなくとも高速なAF性能や被写体認識が可能ということで、Z 8/Z 9なみの被写体認識性能や、3DトラッキングAFが搭載されることになるようです。
背面液晶とEVFについてはZ 6IIと同じ仕様となるようです。ということは3.2インチの210万ドットの液晶と0.5インチの369万ドットのEVFということになります。問題はEVFの見え方ですが、こればかりは仕様からはわからないので実際に利用しないと評価はできなさそうですね。
動画性能は残念ながら4k 30pは全画素読み出しによるオーバーサンプリングになるようですが、4k 60pはクロップによるものになる可能性があるようです。このあたりEXPEED 7なら8kにも対応できるぐらいなので、ノンクロップで実現できるはずですが、クロップになる理由はよくわかりません。放熱の関係でしょうか?
また本体はマグネシウム合金になるようです。カメラ上部の軍艦部を含めて金属むき出しだったら、ちょっと格好いいカメラになるでしょうね。塗装は傷ついてはげてしまいそうですが。逆にシルバーが想定されていないのが不自然ですよね。シルバーをほしいと言う人もいそうなので、販売状況によっては後から追加されるのかもしれません。
さらにサイズは奥行きが57mmと非常に小さいです。Nikon Z 6IIの奥行きが69.5mmですので、約12.5mmも短くなっている計算です。どこを計算しているのかはわかりませんが、最薄部のサイズかもしれないので、正式な発表をまってみないとわからないかもしれません。
Nikon Z fに関しては、Z fの画像ではないかと思われる画像が流出したとしています。これに関してはこちらの記事から。
そして、これが今までわかっているZ fの仕様です。
- カラーはブラック
- 2440万画素裏面照射型CMOSセンサー
- 重量 700g(バッテリー含む Nikon Z 5は590g、Z 6IIは615g)
- 30コマ/秒まで(jpeg/HEIF)
- 4k 60p
- USB Type-C PowerDelivery(USB Type-Cをベースにした急速充電)
- ISO 100-64,000(Z 6IIは100-51,200)
- EN-EL15バッテリー
- Z fのロゴは左側に移動する(Z fcは右側にあった)
- デュアルメモリカードスロット(SD+MicroSD) これは恐らく最初のレポートではシングルメモリカードスロットだった理由で、二つ目のスロットは隠されていてカメラの内蔵メモリのように利用される
- ピクセルシフト機能 ニコンのカメラで初めて新しいハイレゾモードが搭載される
- 8月~9月に発表、第4四半期に利益を得るために2023年末までに出荷
- Z 5/Z 6IIと比較してAF性能が向上
- いくつかの異なるレンズキットが2000ドルから2500ドルの価格帯で発売される
- ボディ単体で1999ドル
- キットレンズの一つは、Z 40mm f/2 SEになる
- デザイン/レイアウトはZ fcによく似ている
- 上部の絞り値表示用の小さな液晶
- Nikon Dfのような小さなグリップ/くぼみがある
- Nikon Z fcと比較して優れた製品品質
- バリアングル液晶
- コードネームはN2137
さらにここのところかなり情報が増えているNikon Z fの関連記事はこちらから。
- ニコン Nikon Zfの新ファームを公開 EVFやライブビューが露出オーバーになる現象を修正
- Nikon Zfの人気カラーはボルドーレッド!? 一部カラーはまだ受付中の張替キャンペーン
- 対決!! Nikon Z6III vs Nikon Zf どちらのニコンの中級機を買うべきか
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- Nikon Z6III vs Nikon Z f どちらが愛好家に最適なフルサイズカメラか?
- Nikon Z 8/Z 9/Z f/Z 7IIの新ファームが登場するとの噂 Imaging Cloud対応か!?
- Nikon Z6IIIでのダイナミックレンジ低下は部分積層センサーではなくEXPEED 7が原因だった!?
- ニコンの多くの製品がショップで在庫がない状況 供給に問題が!?
- Nikon Z fに新ファームV1.20登場 不具合の修正ほか
- Nikon Z fが多くのショップで在庫復活 Z 6IIIの噂も需要に影響か??
(記事元)https://nikonrumors.com/2023/08/18/but-wait-theres-more-updated-nikon-zf-camera-specifications.aspx/
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コメント
コメント一覧 (6件)
メカニカル/電子先幕/オートということは、音の出る電子シャッターや20コマ連写は搭載されず、電子シャッターの役割は静音モード時のみというZ6と同じ仕様になるのでしょうか。
Expeed7 で N-Log 、Heif が撮れるというのは良いニュースですね。
機能面で不足はなく今後の定番の人気機種になるのは確定のように思います。
4K60Pでクロップが入るのは意外でしたね。この機種に求められるところではないかもしれないですが。センサーは本当に新開発なのでしょうか。
あとは相性の良いデザインのレンズを一本ぐらいは用意してほしいところです…
キャッシュバックキャンペーンが21日に終わりますし、これだけ情報が出ているところを見るといよいよ来週発表でしょうか?
最新性能で質感にもこだわった機種だとして、気になるのは価格ですね。本当に1999ドル(Z6IIの元値と同じ)で売り出せるのかどうか。売りとしない部分の各所でコストカットされてるのかもしれません。
もっとも、今のレートそのままだと日本では税抜30万に迫る勢いですが……多少安めに設定しても税込28万くらいが限界かもしれませんね。
Zfcの奥行きが43.5mmなので、IBISとグリップの厚みを考えるとわりかしコンパクトに仕上がった印象がありますね。
バッテリーはボディと水平になる形で差し込むのでしょう。
ボディに関してマグネシウム合金が指摘されたということは、フルマグネシウムボディということでしょうか?
個人的に気にしていた機能面の懸念点も殆ど解消されてしまいました。
本当に$1999なんでしょうか?
噂がで始めた当初は否定的でしたが、この情報通りに出るなら確実に購入決定です(手の平クルー)
メインストリームのZ6Ⅲが発売されていない現状を考えれば中身はZ6Ⅱかもしれませんね。
噂されるEXPEED 7プロセッサもEXPEED 6の可能性もありそうです。
価格的にもメインストリームでまだ発売されていない機種の機能を盛り込むとは思えません。
但しファームウェアは改良されているとは思いますが。
「最低でもEXPEED7必須」と書き続けてきた自分としては、今回の新情報は一安心といったところ。
思った以上に機能面を充実させてきたなとも思いましたが、長期販売を見据えていると考えれば妥当な内容でしょうね。
差別化されている部分がはっきりしている分、個人的には次に登場するであろうZ6III(Z5II?)への期待値もかなり高いです。
気になるのは“AFに関係する新しい機能”ですね。
噂通りならZfはニコン初の積層型センサーではないEXPEED7搭載機です。
Z8/9はデュアルストリーム技術で静止画撮影用とライブビュー用にデータを分けて処理おり、AE/AWBや被写体認識の演算処理はライブビュー用データで行っています。
積層型センサーありきのシステムでしたから、それを補う新機能なのかもしれません。
公開が非常に楽しみです。