ソニーがデジカメ市場で成功した理由
なぜ既存のカメラメーカのキヤノンやニコンでなく、ソニーが大成功しているのか?そんな記事が掲載されています。興味深いので紹介したいと思います。
それでは記事をみてみましょう。
(前略)
「新しいデバイス、新しい機能にインスピレーションを受けて、それが行けるとなったら製品化して世に問うサイクルがものすごく早い。だから常に話題になり、シェアや市場イメージを支えているんだと思います。老舗のカメラメーカーだと、もっと慎重になってしまうところがあるんです」
(中略)
「総合メーカーですから、グループ内でさまざまな部署を横断して開発が進められる。消費者が何を求めているのかに柔軟に切り込んでいける。企業文化として自由があり、なにかひとつの技術にこだわるということがない。あえてシナジーを狙って、中央集権的にやってしまうと各部署の個性が失われてしまうのですが、現場同士でたまたまうまくいって、その商品がヒットするという印象があります。
外から見ていると、もっと戦略的に連携すればいいのにと思ったりしますが、トップが指示して大きな戦略に従わせるよりも作りたいものを作るという社風が、ユニークな製品を出せる理由だと思います」
(後略)
さて、上記は記事の興味深かった部分を引用したもので、さらに詳細な考察がありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
ソニーはいち早くミラーレスカメラに取り組んで、フルサイズセンサーになって一気にシェアを拡大させた印象があります。ソニーは技術力もありますし、ビデオカメラなどで映像に関係する知識などもありました。そして大きな会社で資本力もあり、誰もが知るブランドですので、総合力でじわじわとシェアを広げていったようにも思えます。
しかし、実際にはその他様々なことがソニーの成功を支えていた可能性があるようです。
記事によれば、技術に対して非常に柔軟で、すぐに製品として発売して市場を作り出す能力がすごいという考えもあるようです。成功したとは言えませんが、レンズスタイルカメラを発売したときには世間を驚かせました。そのような思いつきのカメラを投入して世間に問いかけることに優れている側面があるようです。
また、トップダウンではなくボトムアップ式に製品ができあがる様子も記事からわかります。トップが部署に連携するように問いかけるのではなく、部署同士が自発的に連携して面白いと思ったら自ら製品を開発してしまう、そんな柔軟な姿勢がソニーの製品をユニークにしている根本的な理由に思えますね。
ユニークな製品を発売するには優秀な人がいることも大事ですが、社内の雰囲気や社風といったものも重要なのかもしれません。
(記事元)https://news.yahoo.co.jp/articles/a2cf2609ed17b705f4ca15ac2f11d0bf2c453429
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント