EOS R3の新ファーム
キヤノンがEOS R3の新ファームを公開しました。どのような修正内容となっているのでしょうか?それでは修正内容をみてみましょう。
- スピードライト EL-5に対応しました。※AF補助光の自動調光機能には非対応です。
- メニューに[登録人物優先]を追加しました。事前に登録した人物を優先して検出し、追尾することができるようになりました。
※ 小さい顔や斜め顔/横顔、顔の一部が隠れている、被写体に動きがあるシーンや撮影環境によっては、効果が得られない場合があります。- メニューに[通信設定をカードに保存・読込]を追加しました。同一機種のカメラ間でネットワーク設定を引き継ぐことができるようになりました。
- メニューに[流し撮りアシスト]を追加しました。対応レンズを使用して流し撮りを行ったときに、露光中、「手ブレ補正」と「被写体ブレ補正」が行われます。
- オートホワイトバランス(AWB)の設定で、ファインダーを覗いたときに、AWBの結果がファインダー内の表示に反映されるまでの時間を短縮しました。
- メニューにFTP転送時の「画像プロテクト」を追加しました。FTP転送を行った画像に、自動的にプロテクトをつけることができるようになりました。これにより、FTP転送済の画像かどうかを判別することができます。
- ファームウエアVersion 1.4.0にアップデート後、一部のEFレンズとの組み合わせで、特定条件下においてErr70が発生する場合がある現象を修正しました。
- ファームウエアVersion 1.4.0にアップデート後、電子シャッターで高速連続撮影時、撮影条件によってはサーボAFの本来の追従性能が得られない場合がある現象を修正しました。
- 軽微な不具合を修正しました。
変更内容は上記の通りになります。軽微な修正や機能追加が主なようです。しかし、なかでも登場人物優先モードと、流し撮りアシストは面白い機能ですね。
登場人物は事前に登録した人を優先して検出し追尾するということで、どのように登録するのか、このプレスリリースからはわかりませんが、あらかじめ登録しておけば優先してその人を追尾してくれると思いますので便利そうです。
例えば運動会で自分の子供を追尾するようにしたいですとか、複数いる人間のなかで特定の人のみを追尾したいという場合には便利に利用できると思いますね。
そして流し撮りアシストも面白い機能ですね。被写体を認識して、どの被写体を流し撮りしたいのか判断し、それに併せて手ぶれ補正や被写体ぶれ補正を組み合わせ、被写体がぶれないように流し撮りができるという機能だろうと思います。
いずれもAIによる被写体認識機能を応用した技術と思われます。今後は同様な機能が様々追加されるかと思うと楽しみですね。
ファームウェアは本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
(記事元)https://canon.jp/support/software/os/select/eos/eosr3-firm
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コメント
コメント一覧 (2件)
登録人物優先AFは凄く嬉しい機能ですね……人混みの中に居る被写体でも優先的に捕捉・追尾してくれたら色々役に立ちます。
ぜひ下位機種にも降りてきてほしいですが、R6なのでこの機能はおろかファームアップすらもう来ない気配が濃厚……なぜか先月FTP機能追加が来ましたけども。
登録人物優先は大昔からパナソニックにはあって、名前登録もできた記憶があります。
大勢の中で特定の人がどこにいるのか探し出す時に役に立つかもしれません。