キヤノン RF 15-35mm F/2.8L IS USMレビュー
キヤノンのRF 15-35mm F/2.8L IS USMのレビュー記事が掲載されています。どのような評価になっているのでしょうか?
それでは記事をみてみましょう。
- 歪み
- 15mm
- 中央部はf/2.8とf/4まで際だってよく、f/5.6からf/16で素晴らしい。f/22はとても良い
- 周辺部はf/2.8でとても良く、f/4からf/8で素晴らしく、f/11とf/16でとても良く、f/22で良い
- 20mm
- 中央部はf/2.8とf/4で素晴らしく、f/5.6で際だって良く、f/8からf/16で素晴らしく、f/22はとても良い
- 周辺部はf/2.8からf/5.6までとても良く、f/8からf/11で素晴らしく、f/16とf/22でとても良い
- 28mm
- 中央部はf/2.8からf/16まで素晴らしく、f/22でとても良い
- 周辺部はf/2.8からf/11まで素晴らしく、f/16とf/22でとても良い
- 35mm
- 中央部はf/2.8からf/16まで素晴らしく、f/22でとても良い
- 周辺部はf/2.8からf/11まで素晴らしく、f/16とf/22でとてもよい
- 色収差
- すべてで色収差は非常に低く、兆候はほとんどない
- 歪み
- 15mmで-2.84%の樽型
- 20mmでほとんど直線になり、+0.10%の糸巻き型
- 28mmで+1.47%、35mmで+1.54%の糸巻き型
- 総評
- このレンズは非常に便利な焦点距離で、申し分のない技術的性能がある優れたレンズだ
- キヤノンのレンズはとても高価
- 他のメーカが似たような焦点距離でf/4であることを考えれば仕方がない
- 1段分明るいのはコストになる
- レンズフードの問題は不運だったが欠陥である可能性は低い
- このレンズは素晴らしいレンズで強くお勧めできる
- 長所
- 素晴らしい、卓越した解像性
- 色収差はほとんど計測できない
- 口径食は控えめ優れたフレア耐性
- 落ち着いたボケ
- 5段分の手ぶれ補正
- 防塵防滴性能
- 優れたエルゴノミクス
- プログラム可能なコントロールリング
- 多彩な焦点距離
- 短所
- 価格が高い
- 重いしかさばる
非の打ちどころがない
さてレビューにはさらに詳細な解説やサンプル画像などもありますので、全文は本記事下部の記事元リンクからご覧ください。
レビューによれば、価格以外にはまったく批判することができないまったく非の打ちどころがないレンズというような感じで評価されています。レビューではレンズフードに問題があったとしていますが、どうやら不良品が入っていたようで、レンズにしっかり固定することができなかったようです。ただし、上記の記述にもあるように、恐らく不良品で設計の問題ではないだろうとしていますね。
解像性能もとても性能的に高く、優れたレンズであることがわかります。評価は、”際立って良い>素晴らしい>とても良い>良い”の順番です。
RF 15-35mm F/2.8L IS USMは現在の価格.comの最安値で28万9800円となっていて、確かに価格はかなり高めですね。シグマやタムロンのレンズが欲しいという人が多いのも理解できるところです。
(記事元)https://www.ephotozine.com/article/canon-rf-15-35mm-f-2-8l-is-usm-lens-review-36421
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コメント
コメント一覧 (4件)
このレンズは自分の中では非の打ち所がいっぱいあるレンズでした。
何人かのプロの方が最初はダメなレンズだったがいつの間にか良くなってたということなので、カメラボディ側でこっそり収差補正を入れたのではという話です。
自分も売却せずに手元に置いておけば良いレンズに変わっていたかもしれません。
ePHOTOZINEの評価は甘めというのが専らの見方なので多少割り引くとして、実用性の高いレンズなのはきっとそうでしょうね。広角の1mmは血の1mm、と考えれば15mmスタートなのも有益でしょう。
Photographer-Nさんの仰る「いつの間にか改善」は、RFレンズの補正データがレンズ側内蔵なので、レンズの新ファームでDLOのデータが更新されたのかも。だとすると、ファームを古いものに戻して撮影したり、古いファームで撮ったRAWに最新のDPP4でDLO適用したりすれば比較できるかもしれません。非所持なので自分では試せませんが。
最近ではDPP4の有償プラグインであるNnIPTで「ニューラルネットワークによるレンズ補正」もできるので、それを使うとさらに改善しそうですね。
ユーザーさんの作品を見る限り良い写りですね。
ただ周辺光量落ちの多い作品もあり超広角な事を考えれば仕方がないのかも知れません。
PHOTOHITOに多く作品が投稿されており発売直後の投稿作品から見ていますが
時系列で描写が変わったようには見えません。
なお周辺光量落ちは自分の場合ですが意図的に適用して作品を仕上げる場合もあるので
そのようにしている可能性もあります。
R5の高画素機で撮った写真を等倍で見てわかるので、縮小画像やR6などでは分からないのです。かつ広角遠景写真の場合なので、元々発見しにくいのですが、解像不良となる場合があり、キヤノンの工場の人達も時間をかけて原因を調べてもらったのですが結局仕様ということになりました。
その後14-35 F4が出て解像力が圧倒的だったので本レンズは売却となりました。