いつごろ決定したのでしょうか?
参考にフルサイズの競合最新機種と比較すると、ソニーの「α7R III」は37万円前後、ニコンの「Z7」は44万円前後、「Z6」は27万円前後。ソニーは、数年前のモデルであれば10万円台のものもあるため、EOS Rが最安値とは一概にはいえないが、それでも魅力的な価格であることには違いないだろう。発表会で配布された資料は価格のみ別紙であったことから、ギリギリまで競合をにらみながら価格調整を行っていたのではないかと予測できる。
一方で気になるのは、一眼レフとの自社競合だ。キヤノンの真栄田雅也社長は「フルラインアップ戦略を今後も維持する。お客さまの選択肢を狭めることはしない」と一眼レフのポジションは変わらないという考えを示したが、次世代に向けて新たな方向にかじを切る覚悟は、キヤノンだけでなくカメラメーカー各社、すでに固まっているのではないかという気がする。停滞しているカメラ市場を立て直すには、ミラーレスをメインストリームに据えて次世代の可能性を提示する以外に道はない。(記事を一部引用しています)
キヤノンは価格設定をどのように決定したのでしょうか?
ニコンのNikon Zが発表されたとき、ネットでは連写が少ない、バッテリが少ない、メモリカードスロットが1個しかないというような意見が見られました。
その後にキヤノンからEOS Rが発表されたわけですが、連写性能、バッテリ、メモリカードスロットとNikon Zで叩かれた機能はほぼ同じで、さらにボディ内手振れ補正がないということで、Nikon Zと同様に否定的な意見がでるのかと思いましたが、実際にはそれほど出ませんでした。
その理由は「価格」にあったように思えます。もしこれが30万以上の価格だったら、かなりネガティブな意見が多かったと思いますが、本体価格が24万弱というところで、その価格だったら仕方ないんじゃない?というような雰囲気になっているようです。さらにキャッシュバックも開始されるということで、キヤノンはひょっとしたら利益がほとんどでないような価格で一気にスタートダッシュをかけようとしているのかもしれません。
記事中にあるように価格については考え悩んでいたようで、価格は別冊子として配布されていたようです。たぶんNikon Zの価格をみて決定したということは想像できますね。
ですが、Nikon Z7と画素数が違うだけのZ6が27万円ですから、こちらはこちらで価格としては安いなと感じます。Z7の44万円はさすがに高いと思いますが、Z6が27万円なのですから、この差額はまるまるイメージセンサーの違いということなのかもしれません。
ただこの価格はあくまで発表時の価格であり、あとから卸値をいくらでも下げることは可能だと思われます。ニコンもキヤノンの価格設定をみて発売したあとから卸値を下げてくることも考えられますので、そのあたりの戦略もどうなるか見物ですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180908-00000007-bcn-sci
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