D850用新ファームを公開
ニコンがD850用の新ファームを公開しています。どのような変更内容なのでしょうか?それでは変更内容をみてみましょう。
ファームウェア C:Ver.1.21 から C:Ver.1.30 への変更内容
• [静止画撮影メニュー]、[動画撮影メニュー]に[人物印象調整]機能を追加しました。※ 1、※ 2
• 以下の設定がいずれも[有効](ON)の時に、[セットアップメニュー]>[クリーニングミラーアップ]を開始すると、「Bluetooth の[通信機能]を無効にしてください」というメッセージが表示されて、クリーニングミラーアップを実行できない現象を修正しました。– [セットアップメニュー]>[Bluetooth]>[通信機能]
– [セットアップメニュー]>[機内モード]※ 1 詳細は「ファームアップ補足説明書」を参照してください。
※ 2 本バージョン以降のカメラで撮影したRAW画像を開くために以下のソフトウェアを最新にバージョンアップしてください。• NX Studio Ver.1.3.1 以降、Picture Control Utility 2 Ver.2.4.14 以降
プレスリリースによれば、新しい撮影メニューとして人物印象調整機能が追加されるようです。
人物印象調整機能とは、以下のような機能となっています。
[人物印象調整]機能の搭載
静止画・動画撮影の際に人物の色相(マゼンタ/イエロー)と明るさ(明るい/暗い)を二軸で調整することを可能とする[人物印象調整]機能を新たに搭載します。また、お好みの調整値を最大3個まで「調整モード」として登録でき、撮影時に適用することができます。人物撮影の際、シーンに合わせてよりフォトグラファーのイメージに近い仕上がりをサポートします。
記憶色のキヤノン、記録色のニコン
かつて記憶色はキヤノンのカメラ、記録色はニコンのカメラと言われた時代がありました。被写体をみたときに後から思い出す色を再現するのはキヤノン、実際の色を再現するのはニコンという意味です。人間の記憶は曖昧なので、その時の実際の色を誇張したりして記憶するわけですが、それを再現できるのがキヤノンのカメラで、実際の色を記録するのがニコンのカメラということなわけでした。
しかし、最近はデジカメでRAW現像が一般的になり、自由に色味を変えることができるようになったので、jpegの撮って出しを考える必要がなければ、色味という観点ではキヤノンでもニコンでもどちらのカメラを選択しても問題ないのだろうと思いますね。
さて新ファームに話を戻します。今回のファームアップしたD850でRAW現像をするためには、最新バージョンのNX Studioが必要ということで、併せて新バージョンのNX Studioも公開されています。ファームとNX Studioの新バージョンの本記事下部の記事元リンクからダウンロードできます。
もし仮にD850に新ファームを適用した場合、既存のPhotoshopやlightroomのプロファイルではRAWファイルを開けない可能性があるので、適用には注意が必要かもしれません。Adobe製品がD850の最新ファームに適応したことを確かめてから、新ファームを適用したほうがいいと思います。
(記事元)https://www.nikon-image.com/support/whatsnew/2023/0119.html
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