パナソニックカメラに関する経営戦略を転換か
パナソニックが今後のカメラ事業についての戦略について発言しているようです。どのような発言をしたのでしょうか?それでは記事をみてみましょう。
- 中韓勢の躍進やスマートフォンの普及などで今後大幅な成長が見込めない既存のテレビやカメラ事業から収益源をシフトする。具体的数値は非公表。
- 成長事業領域には新規事業に加え設置自由度の高いテレビ、動画ミラーレスカメラ、ヘッドホン、インターホンを掲げた。
全文を読むとニュアンスが変わるかもしれませんので、興味のある人は記事元リンクから全文をご覧ください。というわけで、はっきり述べているのですが、カメラ事業は大幅な成長が見込めないとしています。
そのため成長事業領域としては、動画撮影向けのミラーレスカメラを挙げていて、収益源はそちらにシフトしていくようです。
動画撮影用のミラーレスカメラは確かに今後も成長の余地があるかもしれません。例えば、ハンディカムといった既存のビデオカメラ市場が衰退していっているので、その穴を埋めるためにもレンズ交換式のビデオカメラというのは意味があるかもしれませんね。
ただ、現状ではソニーとニコンが注力し、キヤノンも参入しつつある動画撮影向けのミラーレスに今からさらに注力して意味があるのかどうか、すでにパナソニックは動画向けのミラーレスはそれなりに人気があったはずなのでどれだけ意味があるのかは不透明なようにも思えます。
またフルサイズとマイクロフォーサーズという二つのマウントを抱えているわけですが、どちらを重視していくかも気になりますね。マイクロフォーサーズのほうが小さなシステムで動画撮影用のシステムを組めますし、満を持したフルサイズもあるし、アライアンスも組んでしまったので両方のマウントを維持するのはかなり厳しいのかなとも思います。
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コメント
コメント一覧 (5件)
パナソニックは既に動画撮影向きのカメラという認識ですが、過去の製品で動画機能を制限したG9、またS5もさほど動画に尖った機種では無く、要は動画機能を抑えてスチル用に安価に作っても収益が上がらないということかなって思いました。
これは今の時代、他社機を見てもわかる通り、スチル派にとって高度な動画機能など不要であっても搭載必須でその分値段が高くなり、余計なお金を払わされている感があります。特に海外では動画機能が充実していないと売れないようですし。
S5の後継機がCP+で発表になるようですが、値段も高くなるようです。これは、まさにスチル派には無用の高度な動画機能が搭載されることだと思います。私もS5を今使っていて、後継機には興味津々ですが、スチル機能の向上も若干あるとは思いますが、メインの売りは動画機能でしょうね。無用な機能にお金を払いたくなくてもやむなしの時代になってしまいました。
短い記事ですし、具体性もあまりないですよね。。。2020年以降のLUMIXミラーレスの発売機種を見ると、動画向けばかりと言えばそうで(S5はちょっと外れる?のかもしれませんが)、すでに社長の言う通りにそれなりに注力していると言えそうな気もします。ところが終了させていたのに、突然のG99DやコンパクトのTX2D発売で個人的にアレ?となってしまっています。何かこの辺りがズルズルしていると言いますか、位相差AFも早く導入したらいいのに他、やはりどうもよく分からないです。。。ライカとの提携(L2テクノロジー)も動画ミラーレスに直接的に結びつくのでしょうかね(文書では「ライカ社-写真撮影のパートナー」とか紹介してますが)。
GF10が販売終了のようですが、ZV-E10ライクな後継機種が出れば社長の言う通りということで、ところが中途半端なGF10後継がでると「???」、後継を出さなければ今後エントリー機種は出さない高級路線か、そして次は?、でいいですかね。後は、8K機種についても何か言うべきでは(すでに最後発といっていいでしょうが)。
そういえばと思って「パナソニック 8K動画 カメラ」で検索してみると
2019 年のニュースでパナソニックが 2022 年の冬季五輪では 8K に対応したいと発表していました。
実際には2022年現在パナソニックは 8K には対応したミラーレスカメラを出していません。
厳しいようですがパナソニックのカメラ事業は言行不一致で
その時々で株主が気に入りそうなことを発表している印象が拭えません。
静止画用途でのシェア拡大は諦めたと取れますね。像面位相差の非採用などによるAFの弱さなど、元々静止画に強いとは言えないパナですから仕方ないのかもしれません。
パナで静止画を撮ってる方たちはキツいでしょうね……ただ、他社含め静止画特化モデルは狭いながらも熱い需要があるとは思いますが、動画機能削減によるコスト圧縮よりも、動画ユーザー離れによる売上減の方が大きいんでしょう。端的に言えば、ビジネスとして成立しないと。
とりあえずパナは、LかMFTのどちらかを捨てる覚悟で行かないとダメかなと思います。それが嫌なら今の倍は資金を投入してテコ入れが要るでしょうけど……まぁ無いですね。Lはライカが居るのでまだしも、MTFはOMDSもOM-1出して以降の燃え尽き症候群感が否めませんし、だいぶ危うい気がします……。
パナは特にYouTuberから支持があったように思いますが、GH3/GH4の時期にもっとワンオペ動画撮影に特化した方向へ振り切っていれば盛り上がっていたのかもしれませんね。
今ではソニー機を使う人が増えているような気もします。
8K動画も一番意欲的なのはパナだったように記憶していますが、まだ8K動画が撮れるミラーレス機を出していなくキヤノン/ソニー/ニコン/フジに後塵を拝しています。
ここからパナが “動画ミラーレスカメラ” でどう躍進していくのか。