プロフェッショナルに人気があるニコン
1000人のカメラマンに2022年にどのカメラを使用したのかというアンケートが実施されています。その結果はどのような結果になっているのでしょうか?ちょっと興味深いデータになっています。
それではアンケート結果をみてみましょう。
まず、アンケートをまとめたものは以下のような結果となっているようです(サイトの指定する方法で画像をシェアしています)。
Please include attribution to https://shotkit.com/camera-survey/ with this graphic.
この結果をどのように解釈するかはいろいろあると思いますが、サイトでは以下のような結果になったと評価しています。
1.プロの写真家の間では、一眼レフカメラよりもミラーレス カメラのほうが人気があります。プロの写真家の63%がミラーレス カメラを使用し、そのうち36%が一眼レフカメラを使用しています。両方を使用しているのはわずか1%です。
2.ミラーレス カメラは、アマチュア写真家の間でもデジタル一眼レフ カメラよりも人気があります (ただし、それほどではありません)。アマチュア写真家の54%がミラーレス カメラを使用し、46%が 一眼レフカメラを使用しています。
3.プロの写真家がミラーレスカメラを使用する最も一般的な理由は、小型で軽量であることです。2 番目に多い理由は、オートフォーカスが優れていることです。
4.アマチュア写真家がミラーレスカメラを使用する最も一般的な理由は、小型で軽量であることです。2 番目に多い理由は、ボディ内手ぶれ補正を提供することでした。
5.ニコンは、プロの写真家が使用する最も人気のあるカメラ ブランドです。プロの31%がニコンを使用しており、キヤノン(28%)とソニー(20%)が僅差で続いています。
6. キヤノンは、アマチュア写真家が使用する最も人気のあるカメラ ブランドです。アマチュアの27%がキヤノンを使用しており、僅差でニコン(25%)とソニー(16%) が続きます。
7.ソニー α7III は、プロの写真家が使用する最も人気のあるカメラです。プロの7%が ソニーa7IIIミラーレスカメラを使用しており、Canon R6ミラーレス カメラとNikon D750一眼レフカメラが2位と3位に並んでいます。
8. a7IIIとNikon D850 は、アマチュア写真家が使用する最も人気のあるカメラです。1つはミラーレスカメラで、もう1つは一眼レフです。
9.プロの写真家は、個人的な写真撮影にもソニー α7III を使用することを好みます。富士フイルム X-T3とD850も人気の選択肢です。
10.アマチュアとプロの両方の写真家が一眼レフカメラを使用する最も一般的な理由は、優れたレンズの選択によるものです。2番目に多かった理由は、ミラーレスシステムへの切り替えには費用がかかりすぎるというものでした。
過去の資産で生かされているニコン
なかなか興味深いのですが、まず気になったのはどのメーカのカメラがプロフェッショナルな人に使われているかという項目です。アンケート結果によれば、ニコンが31%とトップ、それに続いてキヤノンが28%、ソニーが20%と続いています。
これ結果を見る前にまずはアンケート対象者はどのような人なのか?ということだと思いますが、明確に答えはなく1000人の写真家(アマチュアも含む)となっているだけです。このサイトはオーストラリアのサイトなのでオーストラリアの人を対象にしたものかもしれません。
それを踏まえてですが、プロフェッショナルがニコンのカメラを利用するというのはわかりました。しかし、どのカメラを使っているのか?というアンケートでは、上位はソニーのα7 IIIやキヤノンのEOS R6などで、ソニーとひやのかはミラーレスカメラが比較的上位にランクインしています。それに引き換え、ニコンのカメラで上位にランクインしているのはD750が上位で、ミラーレスに置き換わっていないことがわかります。
また、なぜ一眼レフを利用しているのか?という問いに関しては、レンズ資産があること、カメラとレンズのシステム全体をミラーレスに移行するにはお金がかかりすぎるということが挙げられています。
この結果からみると、ニコンはいまもプロフェッショナルにも使われていますが、まだ一眼レフユーザが多く、そしてその理由としては今のレンズ資産が関係しているということになるのでしょうか?
ちょっと気になるアンケートなので紹介してみました。
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コメント
コメント一覧 (2件)
ニコンユーザーはまだ一眼レフを使ってる人が多く、ミラーレスへの移行には費用がかかるというのは何となく理解できますね。
というのも現状でプロやハイアマの人がニコンのミラーレスで欲しい機種はZ 9でしょう。
しかし手に取りやすい価格の機種ではない上に大きく重いので一眼レフ (D850やD750) から移行し辛い。
Z 9の技術が下りてきたZ 7/Z 6クラスが出れば移行を考える人も増えそうに思います。
人気ブランドでは3位のソニーですが使われているカメラではα7 IIIの数が多いというのはロングヒットしただけのことはありますね。
手に取りやすい価格のレンズ選択肢も多いので使われる機会が多いということでしょうか。
レンズ交換式カメラの発売台数は年々下がっているので、
デジタル一眼レフ時代に売られたプロ向けカメラの台数が累積で十分あり
プロ向けのミラーレスカメラの販売累積がまだまだ追い付いていない、ということはありそうですね。
ミラーレスの優位性として光学性能はほとんど注目されていないのが気になりますね。
ニコンはZマウントの光学設計上の優位性を
大型で高性能なレンズ開発に活用していますが、
マーケティング的には光学性能は一眼レフ時代並みに抑えて
サイズを小さく作った方が受けが良いのかもしれません。