ソニーがキヤノンを逆転 8ヶ月ぶり
ソニーのミラーレスカメラの販売が好調なようです。キヤノンを上回り久しぶりに1位を獲得したそうですが、どのような理由があるのでしょうか?
それでは記事をみてみます。
それまでトップシェアだったソニーだが、21年11月に部材不足のため主力製品の受注を停止。11月以降キヤノンが首位に取って代わった。受注停止の影響は大きく、22年3月第3週にはOMデジタルソリューションにも抜かれ、ソニーは3位に転落。4月5週には10.3%までシェアを落とした。しかし、5月27日に「α6400」の受注を再開すると6月第1週には27.3%まで持ち直した。6月24日に「VLOGCAM ZV-E10」と「α7C」の受注も再開。6月第5週には、キヤノンを逆転して35週ぶりに首位を奪還した。
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さて、記事によれば、これまでシェアを落とし続けていたソニーが復活し、1位のキヤノンを追い抜いて一時期はシェア40%に達するほど売れていたそうです。ソニーがキヤノンを上回るのは去年の11月以来となるようですので、7ヶ月ぶりぐらいということになるのでしょうか。
理由としてはソニーが半導体不足や部品の供給不足のため製品受注を取りやめていたり、販売していても供給量が細くなっていたということがあるようです。そのため受注開始で一気にシェアが増加しキヤノンを追い抜いたということになりそうです。
供給が復活したこともあるのでしょうが、これまでソニーのカメラを欲しかった人が買い控えをしていたという側面もあると思いますね。なので40%のシェアというのは一時的なもので、そのうちキヤノンとソニーが同じぐらいのシェアで拮抗するのではないかと思います。
グラフにも乗らなくなってしまったニコン
ここで気になるのは、このシェアを表すグラフではニコンのシェアが表示されているのではなくオリンパスが表示されています。たぶん現在のミラーレスカメラのシェアではオリンパスが3位なのでしょうね。いままでカメラのグラフといえば一眼レフを含めたものの場合は、ソニー、キヤノン、ニコンのグラフになっていたわけですが、ミラーレスのシェアグラフでは、もうニコンはグラフにも表記されないほどになってしまいました。
現在、ニコンは廉価のミラーレスカメラを発売していないですし、Z 6IIもZ 7IIも基本設定が古いのでなかなか売れ筋にはならないので仕方がない側面もありますが、ちょっとさみしい感じもしますね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
BCN AWARD 2023はこれだとミラ―レス部門でキャノンが1位を取りそうですね。キャノンR10がコケて、ソニー新ZVが記録的な売り上げを見せないと無理そうな気が。しかし以前は4位まで、フジまでグラフで示していたのに3位までで残念。最近はフジの調子が悪い(供給問題あり?の)ようで、状況を知りたいのですが(X-T30Ⅱも販売終了のようですし)。BCNの過去の情報によれば、一眼レフを含むものでは22年4月はニコン9.9%、パナソニック7.9%、フジ5.2%でした。ニコンは一眼レフを含むので判断が難しいですが、ミラーレスではどうも昨今は、パナソニックが4位か、フジとニコンが最下位争いか(シグマ他除く)、と勝手に憶測しています。しかし世界での状況も知りたいですが(OMDSは世界ではシェア低いはずですし)、世界シェア等の情報が出てこないですね。
ニコンは一眼レフを含めて世界で70万台程度計画を続けるようですが、フジ、OMDS、パナソニックは生産台数でいえば各社その半分何がし程度でしょうから、レンズも含めて考えれば、やはりニコンは大きいと言えば大きいと思います。ただし今年のキャノンは、280万台計画のようですが。