ニコン 一眼レフカメラから撤退
ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退したことが明らかになったという記事が掲載されています。どのような記事なのでしょうか?
それではその記事をみてみます。
ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退したことがわかった。1959年から60年以上にわたって一眼レフを手掛けプロの支持を集めてきたが、人工知能(AI)や画像処理技術を導入し市場で主流になりつつあるミラーレスカメラの開発に集中する。高精細な画質を備えたスマートフォンがカメラ市場を侵食しつつある。プロやコアなファン向けにスマホにはない機能を充実させてカメラの生き残りを目指す。
日本経済新聞
記事によれば、ニコンが一眼レフカメラの開発から撤退したということが明らかになったとしています。このことから明らかになったことは、既存の一眼レフの発売は続ける可能性はあるけれども、一眼レフの新製品の可能性はほぼなくなったということです。
また、記事によれば、ニコンはコンデジの開発も終了し、ミラーレスへ一本化するとしています。もし、このコンデジにネオイチも含まれるのだとしたら、ニコンはレンズ固定式カメラから完全撤退することになりそうです。
この記事に関してですが、日本経済新聞が何を持ってニコンが一眼レフカメラやコンデジから撤退を決定したと述べているのかは定かではありません。なので情報的には不確かなのですが、日本を代表する新聞社の一つが述べているのですから、たぶん間違いない情報なのだと思いますね。
レフ機撤退は英断か?
ニコンはこれまで一眼レフでキヤノンとともに存在感を見せていましたので、そのレガシーを引き継いで一眼レフ市場で存在感を示すという選択もできたはずです。
しかし、もしこの報道が事実であればニコンはレガシーである一眼レフやコンデジを完全に切り捨てて、ミラーレスカメラに注力することを選択したことになります。
一眼レフ、ミラーレス、コンデジとすべての領域に投資して新商品を開発し続けるのは効率が悪いという判断もあると思いますが、一眼レフをばっさりと切り捨ててしまうというのは、これまで保守的と考えられていたニコンらしくないのではないのかな?と個人的には考えています。
このことについて、いい意味で解釈すればニコンは過去のレガシーを割り切ってミラーレスに注力するという本気を示す意思を示した(保守的な考え方から脱却した)と考えることができますが、わるく解釈すれば、もはや一眼レフやコンデジに投資する余力がないとも言えると思います。
この記事が正しければということになりますが、ニコンがミラーレスに注力することになったのは、ニコンがミラーレスカメラ市場において本気で他のメーカと対向していくという意思を本当に示したと理解したいと思いますね。
そして、既存のニコンの一眼レフユーザとしては、ちょっとさみしい思いもあるのも事実ですよね。自分もニコンの一眼レフを所有しているのでちょっとさみしい思いもありますが、このあたりは仕方がないのかもしれません。
ニコンのカメラの最新情報はこちらにもあります
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コメント
コメント一覧 (4件)
今後新機種は出そうにないので、日経が変な記事を書いたわけでもないのでしょうが、最近2か月のBCNランキングでは、ニコンの中ではD7500(18-140mmキット)が最上位だったりする(Z50ダブルズームキットより上位)んですよね。ボディ単体も50位以内に出てくるし。D7500で儲かっているかどうかは分からないですが、どうなることやら感ありです。まあキャノンにもEF-Mどうするのか問題がありますが。
ニコンはこんな反論をはっぴょうしていますね。
https://www.nikon.com/news/2022/0712_01.htm
日本語でも出ていました。
https://www.nikon.co.jp/news/2022/0712_01.htm
保守的な思想からの脱却やレフやコンデジ迄投資する余力が無いと言うより、
デジカメ市場は成長期に入り投資資金を大きく回収できない状況に入ったと言うことでしょう。