大口径マウントはレンズの小型化に寄与しているようです。
1 ソニードイツは、今年いくらか市場シェアを失うだろうとみている。
2 レンズのサードパーティーは、キヤノンRF、ニコンZ、ライカLという大きなマウントはソニーのEマウントと比較して小さなデザインへのアドバンテージを認めている。特に、それはケラレを少なくする場合に。各社はソニーのEマウントでも大口径レンズを作れることも認めているが、前述の理由からそのようなレンズが作られることはないだろう(とても高価でとても巨大になる)。
3 タムロンはRFマウントとZマウントレンズを作ることを検討している。しかし、既存のFEレンズを採用するのかどうかは不明だ。
4 タムロンはソニーのAマウントレンズを製造する予定がないと述べた。
5 ニコンはZ7の上位機種がくる可能性が高いと述べた。(記事を一部意訳しています)
ソニーのEマウントに関する評価は様々あるようです。ソニーはEマウントでも十分に大口径のレンズは作れると主張しています。ですが、あらためて、このような主張をするということは、Eマウントが他社のマウントと比較して大口径ではないことに関して、かなり気にしているということは事実としてわかりますね。
それでは、ソニーの主張と、このレンズメーカの主張はどちらが正しいのでしょうか?
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恐らくですが、ソニーは実用上は問題ないと言っているのだと思われます。レンズの明るさに関しては中央部分だけ考えれば、ソニーのEマウントでも理論上、十分にf/0.6のレンズを作成できるのだと思いますが、それでは周辺部がケラれてしまうため理論上のマウント口径では意味がありません。実際には周辺部もできるだけケラれないようなレンズを作る場合には、中央部で理論上実現できる口径よりも、さらに大きいマウントが必要になるのだろうと思われます。
なので、レンズメーカが述べているように、ケラレるのを問題視しなければEマウントでも大口径レンズは作れるが、もし周辺部の光量も問題ないレンズにする場合には、さらに大きなレンズになってしまうのでマーケティング的に意味がないという発言になっているのだと思われますね。
だからEマウントには問題があるのかというと、そういうことでもなく、今はデジタル補正ができますので周辺部の光量低下をデジタル補正で補ったり、一般の利用者は特殊な大口径レンズをわざわざ利用することもないでしょうから、廉価な標準ズームなどを利用する場合はソニーのEマウントでも全然問題ないということも言えそうです。
ただ、プロフェッショナルやハイアマチュアからみると、他の人が利用しない特殊なレンズがあることによって他の人と差別化された写真が撮影できるというのも事実ですし、優秀なレンズはアイコンとなってメーカのイメージを高めますので、そういう点においては有利に働くのもまた事実だと思われますね。また、今ではf/1.8が単焦点の明るいレンズとして一般的なf値ですが、今後はf/1.4などが標準となってくると大口径マウントの設計が有利に働く可能性も考えられそうです。どのようになるのか今後が気になるところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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