ニコンとキヤノンには大きな課題があるそうです。
キヤノンとニコンの新たなフルサイズミラーレスは人気ですが、マウントが一新されることからまだユーザーは少ないのが実情。マウントアダプターを開発するサードパーティのブースで話を聞いたところ、「会場で両機種を手にした人をまだ見かけていない」というほどの「レア度」です。
気になるのが、両社の交換レンズのラインアップです。そもそも新マウントなので充実するには時間がかかるとはいえ、まず用意されているのが高額なレンズ中心なのがいただけません。
キヤノンは、RFマウントレンズを4本発売していますが、もっとも安い「RF35mm F1.8 MACRO IS STM」でも実売価格は63,000円前後(税別)、標準ズームの「RF24-105mm F4 L IS USM」は138,000円前後(税別)となかなかのお値段。ニコンのZマウントレンズは、先日発表した2本を含めて5種類を用意。もっとも安い「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」は72,500円前後(税別)、標準ズームの「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」も118,000円前後(税別)と、こちらも高価です。
キヤノンのEOS RPはボディを税別16万円台前後と安価に抑えたことで、より手軽にフルサイズを手に取ってほしいという思いを感じさせます。ところがレンズが高額なので、ややちぐはぐな印象を受けます。今後登場するロードマップでも、いわゆる「大三元ズーム」と呼ばれるF2.8通しの3本のズームレンズや、F1.2という明るい大口径単焦点レンズが2019年に登場する予定ですが、手ごろな価格の交換レンズは予定に入っていません。
唯一、高倍率ズームレンズ「RF24-240mm F4-F6.3 IS USM」がいくぶん手ごろな価格になりそうではあるものの、それでも10万円超えは確実。EFレンズにある50mm F1.8のような安価でコンパクトな単焦点レンズや、キットレンズのような安価なズームレンズがほしいところです。
ニコンも会場で交換レンズのロードマップを公開しており、2019年から20年にかけてNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctに加え、大三元ズームレンズ、広角レンズ2本、明るい単焦点レンズを発売予定です。
このように、キヤノンのRFマウントもニコンのZマウントも、価格はさておき高画質寄りになっているのが気になります。両者とも、新マウントの高画質化に自信を見せますが、当然ながら高画質なレンズは高価になりがちです。
ソニーは、Eマウントレンズのラインアップが充実しているうえ、キットモデルならばボディ単体モデルの+2万~3万円で入手できる標準ズーム「FE 28-70mm F3.5-5.6 OSS」などの低価格レンズも用意しています。
さらに、ユーザー数が増えたことでサードパーティの参入も多く、安価な交換レンズが続々と登場するなど、好循環に入っています。キヤノンとニコンの新マウント対応レンズも一部で出展されていましたが、やはりまだ絶対的な種類が足りません。
「フルサイズミラーレスではチャレンジャー」というキヤノンのコメントにもあるとおり、強い意気込みでフルサイズミラーレスに取り組む姿勢を見せていたキヤノンとニコン。現状では「後回し」感がありますが、幅広いユーザーにアピールするための安価な製品を中心に、交換レンズの充実が求められているのは間違いないでしょう。
(記事を一部引用しています)
普及するためには安価なレンズも必要そうですね。
本体より高いレンズなんて普通にあるわけですが、それでも一般消費者にとってはカメラ本体と同じ価格のレンズをたやすく購入することは、なかなか難しいですよね。たぶん一般的なところでは、標準ズーム、望遠ズーム、標準単焦点あたりか、これに加えて広角単焦点レンズあたりを所有している人が多いのではないかと思います。さらに望遠ズームをやめて、中倍率ズームも利用している人もいると思います。
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レンズのラインナップは、各社だいたい2ラインか3ラインにわかれていて、普及価格帯の商品と、より高画質、大口径の高級レンズというようにわかれています。Nikon ZですとSラインが高級レンズのラインナップになります。いまは高級レンズのみのラインナップが拡充されているようですが、やはりたくさんのカメラを売るためには普及価格帯のレンズも必要になってくると思います。安くて性能のよいコスパのよいレンズが鍵になってくると思いますね。
あとはAPS-Cミラーレスをニコンが発売するのかどうか?というのも気になるところです。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190305-00000002-mynavin-sci
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