キヤノン 130mm f/2の特許を出願
実施例1
・焦点距離 130.77mm
・f値 f/2.0
・半画角 9.39度
・像高 21.64mm
・全長 132.51mm
・バックフォーカス 25.26mm(当サイトによる解釈です)
-IP Force
キヤノンがミラーレス用の130mm f/2レンズの特許を出願していることが明らかになりました。過去に出願した特許からの分割申請ではないので、直近に出願された最新のレンズ特許であることがわかります。
まず、このレンズですが、半画角時の像高が21.64mmで、倍にすると約43mmとなりますので、フルサイズ用のレンズであることがわかります。さらにバックフォーカスは十分に短いので、ミラーレス用のレンズであることは確定です。
珍しい135mmレンズ
焦点距離135mmというと、今ではどちらかというと珍しいレンズなのではないのかな?と思います。あまりみたことないなと思って調べてみたのですが、以前にはキヤノンもニコンも同様のレンズを発売していますが、最近は発売していないようですね。
例えばキヤノンでは1996年にEF135mm F2L USMを、ニコンはAI Nikkor 135mm F2Sを過去に発売していました。
135mmのレンズは85mmのレンズと併せてポートレート用のレンズとされていて、上記の135mmも大口径レンズですので被写界深度の浅さを活かしたポートレート撮影を目的に仕様が設定されているのだろうと思います。その後、なぜかポートレートというと85mmという風潮ですが、135mmを使うとまた違った表現が可能になるのだと思いますね。より焦点距離がながいぶん歪みが少なく望遠ならではの圧縮効果も狙えるのかもしれません。
ちなみに、キヤノンとニコンの、このレンズの説明として、以下のように記述しています。
屋内スポーツ撮影もこなせる開放F2の大口径・望遠レンズ。もちろん、美しいボケ味と0.9mの最短撮影距離を活かしたポートレート撮影にも適しています。大型UDレンズを贅沢にも2枚採用したレンズ構成で、Lレンズにふさわしい高画質を約束します。レンズ全長を抑えたコンパクトサイズは機動力も高く、軽快なフットワークの撮影が可能。望遠レンズの基本的なレンズワークを知るにも適しています。
-キヤノンWebサイトより
幅広い用途に使える、最初の望遠レンズとして最適な1本
諸収差が良く補正され、更にレンズ表面には効果的なコーティングが施され、開放絞りからゴースト、フレアが少なく、コントラストの高い画像が得られる。
カラー撮影でも忠実な色再現を示す。
風景、ポートレートなどの一般撮影をはじめ、比較的暗い室内でのスポーツや舞台撮影に威力を発揮する。
-ニコンWebサイト
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コメント
コメント一覧 (1件)
135mmレンズは最近でも発売されてますよ。SIGMAとSONYから。両方ともF1.8で、さらなる大口径です。