キヤノンがRF 500mm f/4.5 DO IS USMを検討?
信頼性のある情報筋の噂によれば、キヤノンはDOレンズを採用した以下のような超望遠レンズのプロトタイプをテストしている。
・RF 400mm f/3.5 DO IS USM
・RF 400mm f/4 DO IS USM
・RF 500mm f/4.5 DO IS USM
・RF 500mm f/5 DO IS USM
・RF 800mm f/9.5 DO IS USM情報によれば、これらのプロトタイプのうち1本のみが選択されて製造されるとみられている。いまのところまでは500mmレンズが最適解の一つとみられる。
RF 500mm DO IS USMは我々のロードマップにはなかったが、現在の半導体の供給不足による問題で、これらのレンズの発売の順序の入れ替えを強いられた可能性がある。
-CanonRumors
キヤノンがDOレンズを採用した超望遠レンズを発売する可能性があるとしています。アイキャッチ画像はイメージ画像です。噂によれば、現在は複数種類のレンズのプロトタイプがあって、それがテスト中なのだそうです。そして、そのうち1本のみが市場に投入されるだろうとしています。現在テストされているレンズは上記にもありますが400mm、500mm、800mmだそうです。このなかでは500mmが発売される可能性が高いのではないか?と考えているようです。
現在のキヤノンの超望遠単焦点レンズのラインナップを確認してみます。
・RF400mm F2.8 L IS USM
-キヤノンWebサイト
・RF600mm F4 L IS USM
・RF600mm F11 IS STM
・RF800mm F5.6 L IS USM
・RF800mm F11 IS STM
・RF1200mm F8 L IS USM
こうみると800mmにはRF800mm F11がありますし、400mmも焦点距離が被りますから性能が違うとしても500mmあたりが無難なようにみえます。
DOレンズとはどのようなレンズか
DOという名前がついた交換レンズはもう発売されていないので、見たこともない人が多いと思いますが、これはキヤノンが以前に望遠レンズ用に発売していたレンズの種類を表しています(一部にDOレンズを使用しているという意味で)。そのDOレンズというのはどんなものなのか?というと説明が難しいのでキヤノンのサイトでの説明を引用します(画像クリックで拡大します)。
これをみると、形や材料の異なるレンズを2枚貼り合わせて、より高い色収差を得られるようにするという技術のようですね。この考え方は、ニコンが発売している位相フレネルレンズを採用した超望遠レンズと同じということかもしれません。ただし、位相フレネルレンズと、このDOレンズは考え方というか仕組みが違うという記載しているサイトもあったりして、レンズそのものは別技術が適用されているかもしれません。
ただ、このレンズもやっぱり逆光時に弱く、特殊なフレアやゴーストが発生しやすいというデメリットもあるようです。ただニコンのPFレンズのサンプル画像をみてもコーティングなどの効果で比較的フレアやゴーストが抑えられているようで、最新の技術をもってすればDOレンズも同様にフレアやゴーストが気にならないレベルまで低減されている可能性もあるのかなと思いますね。そして、これによってより小型軽量な望遠レンズが発売されるとユーザ的にも嬉しいのかなと思います。
Twitterいいねとリツイートのお願い
記事をよんで面白いと思ったら、Twitterでのいいねボタン、リツイートをしていただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
コメント
コメント一覧 (1件)
ニコンがPFレンズ採用の望遠レンズを開発しているのでキヤノンも
出すでしょう。
ニコン、キヤノン共に回折現象の応用なので基本的には同じですね。
回折格子の作り方が少し違うだけです。
両者ともに回折格子の位置を前玉より距離を離し当初よりフレアや
ゴーストが出にくくしています。
回折格子は通常の光学ガラスレンズと分散が逆なのでうまく配置すれば
色収差を打ち消せます。