キヤノンのRF400/500/600mmレンズの特許
・特許出願日 2022年1月5日
・特許公開日 2022年2月28日
・分割の表示 原出願日2017年11月20日実施例1
・焦点距離 392.00mm
・f値 2.90
・画角 3.16度
・像高 21.64mm
・全長 360.03mm
・バックフォーカス 31.01mm実施例2
・焦点距離 490.00mm
・f値 4.12
・画角 2.53度
・像高 21.64mm
・全長 412.08mm
・バックフォーカス 33.39mm・焦点距離 588.00mm
・f値 4.12
・画角 2.11度
・像高 21.64mm
・全長 476.08mm
・バックフォーカス 33.21mm(当サイトによる解釈です)
-ipforce.jp
キヤノンが超望遠レンズの特許を出願しています。主な仕様は上記の用になっていて、バックフォーカスが短いこと、さらに像高から考えるとフルサイズミラーレス用のレンズである可能性が高いと思いますね。
そして、肝心のレンズの仕様についてですが、上記のレンズの仕様を一般的な表記にすると以下のようになるのだと思います。
・400mm f/2.8
・500mm f/4
・600mm f/4
どのようなレンズなのか
このレンズについてですが、キヤノンはすでにRFマウント用レンズとして、400mm f/2.8と600mm f/4のレンズを発表しています。このレンズとどのような関係があるのでしょうか?まずは、400mm f/2.8の特許のレンズ構成図と製品のレンズ構成図を比較してみます。
上側の画像が特許の画像で、下側の画像が実際のRF400mm f/2.8のレンズ構成図です。こうして並べてみるとわかりますが、もっともイメージセンサーに近いGkn、Gkpと記述されているレンズがないだけで、それ以外はほとんど同じような構成になっていることがわかります。
そして、ここが大事なのですが、この特許そのものは2022年に出願したものですが、オリジナルは2017年に出願した特許の分割請求をした特許ないようになっています。なので、この特許は実際には2017年に特許出願されていたということになります。
このことから考えると、恐らくRFマウント用の超望遠レンズとして2017年時点ですでに開発や研究がされていて、その特許を2017年に出願していて、2022年、今回改めて特許を分割して再出願したというのが正しい状況なのかなと思いますね。そのため、レンズ構成図はちょっと違うのですが、ほぼ同じなので製品は2017年のこの特許をベースに開発されたもので間違いないだろうと思います。なので、この製品がRFマウント用の製品として次に新たに発売されるようなものではない可能性が高いと思いますね。
この特許では500mm f/4というレンズの特許もあるわけですが、実際に400mm、600mmが発売されていますし、300mm f/2.8も発売されるでしょうからテレコンなどの利用を考えると500mmの発売の可能性は低いのかなと思います。
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