Z fcは若年層や女性の支持 Z9も想定以上の予約
ニコンの馬立稔和社長は「半導体関連の部品不足や新型コロナウイルスの動向には注視が必要」としながらも「ニコンZ fcが若年層や女性から人気を集めた。Z9も想定を上回る予約を得るなど反響は大きい」と新製品の手応えを強調する。
(中略)
コロナ禍で打撃を受けたカメラ市場は回復傾向にあるものの、高機能化したスマートフォン搭載カメラの影響などで長期的には市場縮小が続く見通し。機能性を追求しながら、デザインや独自性で顧客を獲得できるかが、競争力のカギを握る。
-ニュースイッチより
記事では、縮小するデジカメ市場で生き残るのはどうしたらいいのかといった内容が記述されています。様々なカメラメーカの取り組みなどが紹介されていますので、全文は記事元リンクからご覧ください。
ニコンでは、Z 9がリアルライブビューファインダー採用のZ 9が差別化になるとしていて、そしてNikon Z fcはレトロなデザインが特徴でカラバリを用意するなど見た目にもこだわるサービスを提供しているとしています。そして、それぞれのカメラの販売状況について、ニコンはZ fcは若い人、女性に受けていて、Z 9も想定以上の予約があったことなどを挙げ、反響は大きいとしています。
確かにNikon Z 9は増産体制を検討するほどですから、かなりの予約が入っているのだと思いますね。Z fcも今では購入するショップを選ばなければすぐにでも手に入れることができるような状況になっているようですが、まだまだ供給に乏しいような印象です。
ちなみにNikon Z 9は、ビックカメラ、ヨドバシとも在庫がなくビックカメラでは2022年10月中旬以降の出荷予定となっていて、ヨドバシカメラでは2022年10月中旬頃の入荷を予定しているという記述がされています。つまり、現在では約10ヶ月待ちの状況になっているらしいことがわかります。
この出荷予定日について、海外では「10月以降の販売になるというのはどう考えてもおかしい」と考えている人もいるようで、実際にNPS(ニコンのプロフェッショナル向けサービスプログラム)で優先販売を希望すると、わりとはやくに入手できることを例に挙げて指摘しています。ただ、それはあくまでNPS向けのサービスである可能性もあり、一般向けの販売は10月以降になる可能性も捨てきれません。
この10月以降の出荷というのは、各ショップが10月ぶんまでのバックオーダーを抱えているからそういう表示になっている可能性もありますが、ヨドバシカメラでは「次回入荷は2022年10月中旬頃を予定」と記述していることから、やはりNikon Z 9の一般向けの国内供給は今年の年末頃になるのだろうと思います。まあ、一般の人でZ 9に手を出す人はそれほど多くはないと思いますが、NPSを利用していないプロフェッショナルで、Z 9の購入を検討している人は11月頃までカメラを購入することができないとなると、ちょっとお気の毒だなとは思います。
そして、Nikon Z fcの販売状況は以下のようになっています。価格.comの調べです。
・Nikon Z fc 16-50 VR SLレンズキット 販売ショップ数16/36ショップ
・Nikon Z fc 28mm f/2.8 SEキット 販売ショップ数12/27ショップ
こちらはたまにヤマダ、コジマ、ヨドバシ、ビックなどでも販売されることもあり、一時期よりは入手しやすい状況になっていると考えることができますが、それでも全体的には品薄な状況が続いていると考えられます。Nikon Z fcはBCNランキングでTOP10以内に入ることは滅多にないので人気があって売り切れているのも事実だと思いますが、どちらかというと供給不足の側面のほうが強いのではないかと思いますね。
各社の様々な取り組み
上記のようにニコンはZ fcというニコンとしては珍しいカメラを発売するなど、各社とも様々な技術、デザインなどを採用してなんとかカメラ市場をこれ以上、縮小させないように努力をしています。
富士フイルムは中判センサー搭載のミラーレスや、インスタントカメラのチェキにも注力していますし、キヤノンは自動撮影のカメラや、VRに力をいれようとしています。
新しいイノベーションを見いだすのはかなり難しいことだと思いますが、ここが踏ん張りどころだとおもいますので、ぜひとも頑張って欲しいですね。
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