ニコン Fマウントレンズ1本、一眼レフ1機種をディスコン
ニコンの一眼レフと、Fマウント用レンズがさらにディスコンになっています。画像はNikon Z fcです。
ニコンのホームページによれば、今回ディスコンになったのは一眼レフカメラのD810Aと、フルサイズ一眼レフ用のAF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDです。
D810AはD810の天体撮影用の一眼レフです。なので需要がものすごく多いという製品ではないので、このディスコンは仕方がないのかなと思いますね。もしかしたらNikon Z 7II AやNikon Z 6II Aという製品が発売される可能性もありますので、そちらに期待したいと思います。
しかし、ニコンの一眼レフ製品はかなり寂しくなってしまいました。フルサイズ用はD6、D850、D780だけになってしまいましたし、APS-C一眼レフはD500とD7500だけになってしまいました。D5600とD3500もなくなってしまって、すっかり廉価一眼レフはなくなってしまったわけですが、新製品の発売はあるのでしょうか?
ちなみにニコンダイレクトでは、D5600の販売キャンペーンがなぜか実施されています。最終の売り切り目的なのでしょうか?
フルサイズ一眼レフ用の広角ズームは1本だけに
レンズに関しては、新たにAF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDがディスコンになりました。この製品は大三元となるレンズと比較すると特殊な焦点距離のレンズですが、廉価な価格で、発売日も2013年と比較的に最近なのに、ディスコンになってしまいました。
大三元となるAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDは発売を継続していますが、こちらは2007年の発売ということで設計的にはかなり古いレンズです。なので、いちおうAF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDと大口径標準ズームがあれば、AF-S NIKKOR 18-35mm f/3.5-4.5G EDの焦点距離はカバーできるとはいえ、もう一眼レフはオワコンになりつつあるんだなと強く感じます。
価格の高い一眼レフは今後も発売される可能性はありますが、恐らく中身はミラーレスカメラと同じになると思いますので、そうなるとさらにミラーレスのほうがいいということでミラーレス化が進んでいく可能性が高いのかなと思います。
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コメント
コメント一覧 (4件)
焦点距離や明るさ等、他のレンズで賄えればディスコンになるのも
仕方がないですね。
D810Aも必要な人が買ってしまえばもう売れませんから、次がミラーレスで
発売されるとしてもD810Aのサポートが終了になる頃ですね。
この手の製品は最初のロットで必要数作ってメーカー在庫がなくなれば
終了でしょう。
FX用のマイクロレンズが全て旧製品になった時からある種覚悟をしていましたが18-35mmf/3.5-4.5Gが旧製品ですか、Fマウントレンズは販売数量が期待できない製品は順次旧製品になって行くでしょうね。
FXレンズは、これからしばらくZレンズで供給されていないレンズの販売が継続する状態となるんですかね。
マニュアルレンズとDタイプレンズの旧製品通告の時はショックでしたがGタイプレンズの旧製品通告は「終わりか」と言う一抹の寂しさを感じます。
ソニーがAマウントに終止符を打ち、キヤノンがRFマウントに全力投球し、一眼レフ思考が強いと言われていたニコンも「不変のFマウント」からZマウントに軸足を移し始め……一眼レフはペンタックスの専売特許化が進んでいますね。
Kマウントの未来はリコーの体力とやる気次第でしょうけど、残存者利益を得られるほどの勢いは残念ながら無いように思います。ニコンもキヤノンも新製品を作らないだけで、一眼レフから完全撤退するのはまだ先でしょうし……
Fマウントレンズカタログの変容ぶりに衝撃を受けた者としては、この流れはもはや止めようが無いという覚悟は出来ていました。
ただ、Fマウントレンズは市場にも沢山流通していますので、F6の時のようにボディを長く販売してもらえれば、レフ機の持つ透き通るような全く遅延が無いファインダーは今後も楽しめると思いますよ。
まあ、そう自分に言い聞かせている訳なんですが。