EOS R5のマイナーチェンジバージョン
キヤノンはEOS R3と最近発表されたXF605プロフェッショナルビデオカメラに「アクセサリーシュー」と呼ばれるものを導入した。
先日、TEACは初のサードパーティ製品となる新しいアクセサリシューを発表した。これはEOS R3やXF605にXLRマイク端子の能力を追加するものだが、これは今後、何ヶ月、何年間とみることになるアクセサリシューの始まりに過ぎない。
私はEOS R5cもこのアクセサリシューが搭載されるだろうと聞いていて、これは非常に理にかなっている。
キヤノンはまた、EOS R5に優勝アップグレードとしてアクセサリシューを提供するだろうと聞いている。
新しいアクセサリシューが搭載されるらしいことが話題になっていますが、その噂のなかでキヤノンのEOS R5cについて、さらっと語られています。どうやらEOS R5の後継機種としてEOS R5cというのが用意されていて、それにはここで語られているアクセサリシューが搭載されるようです。そして、既存のEOS R5も有償アップグレードで、このアクセサリシューを搭載することが可能となるかもしれないと記述されています。
これだけ聞いても何の話のことかさっぱりだと思いますので、ちょっと説明してみます(自分の解釈なので間違っていたらごめんなさい)。
先日、TEACとカメラメーカが共同開発で、XLRマイクアダプターを開発したということがニュースになりました。参加企業はキヤノン、富士フイルム、ニコンです。
このXLRマイク端子というのは、業務用で利用されているマイク入力端子です。このマイク端子を拡張してカメラ側に搭載することでカメラにプロ品質の音声を伝送することを可能にし、音声品質を向上させることができるのだそうです。
そして、このアクセサリシューにデータ通信機能を搭載することで、外部マイクから直接、デジタル音声を伝送することができるとされていて、劣化のない音声の収録が可能になるとしています。
そのためには新たに音声データ伝送用の何かしらの端子を設定する必要がでてきます。なので既存のカメラには当然、そのような端子はないので利用することが不可能です。
そこでこの新しい端子が設定されたホットシューが新機種には搭載されることになるわけですが、それがEOS R5cになるだろうというのが上記の話です。そしてEOS R5についても有償ではありますが、後付で新しい端子を設定することが可能なようですね。
EOS R5cとEOS R5の違いが、単なるこの端子の有無だけなのかどうかはわかりません。ひょっとしたら、冷却機能とか、何かしらの小さな改善点などもあるのかもしれませんが、ここではそれに触れられていません。
ニコンのみデジタル入力には非対応
ところで、この外部マイクですが、アナログ入力にも対応しているそうです。マイクをカメラの外部マイク端子(既存のアナログ入力端子)に接続することがも利用が可能だとしています。この場合、ニコンを含む、キヤノン、富士フイルムの既存の多くの機種で利用できるようです。
ですが仕様をみてみると、なぜかニコンだけアナログ対応のみで、デジタル音声入力に対応していないのですよね。
動画関連の技術はよくわからないのですが、デジタル音声を直接読み込んで、動画ファイルとしたほうがノイズが少なくて、よりわかりやすい形だと思います。ニコン以外のキヤノンと富士フイルムは、すでにデジタル入力や、今後、新しいデジタル入力用の端子を設定するようですが、ニコンはそのような対応をせず、アナログ入力だけの対応となっているようです。
つまりニコンはこのXLRマイク入力端子を拡張した何かしらの機能、その機能を実現するための端子を将来にわたって採用するつもりがないということになります。既存の機種では不可能だからアナログ専用になるのはわかりますが、将来発売する機種ならデジタル対応も可能だと思いますので、なぜキヤノンと同じ対応をしないのかがいまいちよくわかりません。
すでにデジタル入力端子があって満足に動作しているので、新しい入力端子は必要ないということなのでしょうか?それてもすでにホットシューに何かしらの端子があって、これ以上の端子を設定することはできないということなのでしょうか。
ミラーレスには動画の機能がますます求められていくと思いますので、他社でできることがニコンではできないということになると若干問題になるのかな?と思うのですが、動画関連に詳しい人がいたらご教授いただけると嬉しいです。
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コメント
コメント一覧 (3件)
これはXLRコネクタが付いたAD変換ユニットですね。
これを取り付け使用するにはカメラ側に電源供給とデジタル信号を
入力する機能を持ったアクセサリーシューが必要と言うことですね。
これを使うことによってXLRコネクタ接続のプロ用マイクが使えるようになり
高品質な音声が取り込め、なおかつAD変換してアクセサリーシューを
介しカメラに直接送り込めると言うことと思います。
老舗オーディオメーカーのティアック製ならば信頼できますね。
EOS R5 の動画の能力は録画時間問題を別にすれば優秀なので
アップグレード対応ならばユーザーは喜びますね。
恐らく軍艦部そっくり交換で内部回路も追加でしょう。
わざわざR5cを出すなら放熱性なども強化して熱停止しないようにしてほしいですね。
30分制限もいい加減無くしてほしいし。
ニコンはせっかく動画に力入れようとしてるのにデジタルシューにしないのは後れてますよね。
会社の規模が違うので技術者が足りてないのでしょうか?
公式には何ひとつ発表されてないので、そこはまだ分からないですね。