シュッピン株式会社は2月14日、カメラ専門店「Map Camera」のECサイトおよび、店頭における2020年1月1日~1月31日の新品・中古デジタルカメラ売上ランキングを発表した。
■新品デジカメ販売月間ランキング
1位:ソニー α7 III
2位:ニコン Z 50
3位:富士フイルム X-T30
4位:富士フイルム X-Pro3
5位:富士フイルム X-T3(記事を一部引用しています)
(記事元)https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200225-00000086-impress-ind
マップカメラ1月のデジカメ売上げランキング公開
マップカメラがデジカメ人気ランキングを公開しています。ランキングは10位まであります。すべてのランキングは記事元でご覧ください。
記事によれば、1位はソニーのα7 IIIです。売れまくっていますね。ソニーは6位にもα7R IVが、9位にはα6600が、10位にα6400がランクインしていて絶好調です。
そしてニコンも好調で3機種がランクインしています。内訳は2位にZ 50、7位にD780、8位がZ 6というランキングになっています。ニコンもそれなりに好調ですね。
今回すごいなと思ったのは富士フィルムですね。3位にX-T30、4位にX-Pro3、5位にX-T3がランクインしています。富士フイルムのAPS-Cミラーレスはかなりハイアマチュア、プロフェッショナルユーザに受け入れられていると考えることができそうですね。
まとめるとメーカ別内訳は、ソニー4機種、ニコン3機種、富士フイルム3機種となっています。キヤノンは1機種もランクインしていません。そして種類別内訳は、ミラーレスが9機種、一眼レフ1機種とミラーレスが圧倒的です。数年前はこんな日がくるとは思っても居ませんでしたね。センサー別では、フルサイズセンサーが4機種、APS-Cが6機種という具合になっています。
マップカメラならではの特殊性
通常のランキングであれば、廉価なEOS Kiss x10とか、D5600が上位にランクインしてもおかしくないと思いますが、そこはカメラの玄人が集まるマップカメラです。どちらかというとハイアマチュア、プロフェッショナルなどカメラに関して玄人さんが集まるショップですので、ランキングに入るカメラもかなり変わっているというと失礼ですが、通常のランキングと比較すると異なるランキングになっていますね。
まず全体的にフルサイズの比率が大きいこと、そして富士フイルムが上位にランクインしていることが目を引きます。他のランキングで富士フイルム製品が上位にランクインすることはあまりありません。それだけ、富士フイルム製品のカメラは独自の機能があり、カメラの玄人さんに受け入れられているということが言えると思います。富士フイルムのミラーレスはAPS-Cセンサーですし、APS-C用のレンズが豊富ですので、フルサイズも展開している他社と比較するとAPS-Cレンズのラインナップが充実しているので、そういう意味でのメリットというものがありそうですよね。
逆にフルサイズを展開しているメーカはフルサイズ用のレンズの拡充を第一に考えて、APS-Cに関してはおまけに近い感じで発売しているところがありますから、最初からAPS-Cが欲しいと考えている場合には富士フイルムを選択したいと考える人も多いのかな?と思いますね。
そして、比率的に一眼レフは完全に少数派になってしまいました。たぶん来月のランキングではEOS-1D X Mark IIIなどがランクインしてくると思いますが、玄人さんもほぼミラーレスを選択しているという状況なのかもしれませんね。
そして心配なのはキヤノンで製品がまったくランクインしていないというのは、ハイアマチュア、プロフェッショナル向けに売れるカメラを提供できていない状況になってしまっています。まあ、元々のキヤノンユーザで、APS-Cミラーレスが欲しいと考えていた人は、すでにEOS Mを購入しているでしょうし、これまでAPS-Cミラーレスを発売していなかったからこそ、ニコンのZ 50が上位にランクインしているという側面もあるのかもしれません。
そのような中でニコンはZ 50が2位にランクインしているのは朗報と言えそうです。たぶん、多くはニコンユーザのAPS-C一眼レフからの買い換えや、フルサイズのサブ機としての目的で購入されていると思います。どれだけ新規のユーザや他社ユーザからの買い換え需要を満たすことができるかが、今後は重要になってきそうですよね。
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コメント
コメント一覧 (1件)
SONYは強いですね。もう昔の感覚が薄れてしまって、SONYが上位にいることが当たり前のようになってきました。D3500とかも安くて・軽くて良い機種なんですが、完全に旬が過ぎたように成ってしまいましたね。
Z50はここがスゴイという点は無いのですが、とにかく欠点が少ないカメラです。仮にダブルレンズキットが10万円を割り込むようになったなら、D70の再来になるだけの力を持っていると思えて来ました。
キヤノンはKiss系は好調ですが、それ以外は少し元気が無いようです。春から夏にかけて怒濤の新製品ラッシュが始まるんじゃないでしょうか。