キヤノンロシアの製品担当者とのインタビュー記事
PhotoWebExpoがキヤノンロシアのロシア製品およびコンジューマー担当責任者とのインタビュー記事を掲載した。そのほとんどはキヤノンのインタビューで予測できるものだったが、いくつかの価値ある情報があった。
オリジナルのインタビュー記事はロシア語なので、google翻訳を利用した。以下が注目に値するいくつかの回答だ。
■ EOS R3はどのタイプの写真家を対象としているのか?
キヤノンは、このカメラをプロフェッショナルとハイアマチュアをターゲットとしている。EOS R3はEOS-1D X Mark IIIの後継機種として計画されたものではない。
このカメラは野生動物、スポーツ、モータースポーツと、報道写真を対象にしている。
カメラはEOS-1D X Mark IIIよりも小さくなる。
■ なぜEOS R1ではなくEOS R3なのか?
キヤノンは、このカメラはEOS Rの新しいシリーズであると述べている。それは、EOS R5と将来のフラッグシップカメラとの間を埋めることになるだろう。EOS R3はEOS Rのフラッグシップではない。
■ EOS R3は新しいセンサーを得ることになるのか?
見逃した人のために再度述べると、EOS R3は最初の積層型、裏面照射型のセンサーになる。それはキヤノンがコンシューマー向けに開発された最初のセンサーだ。
■ それはキヤノンの最初の積層型センサーか?
これは実際には、キヤノンの2番目の積層型センサーだ。PowerShot G7X Mark IIIは積層型の1インチセンサーを搭載していた。これはキヤノンのフルサイズセンサーで初めての積層型センサーだ。
■ キヤノンはRFマウントを他のメーカとシェアするのか?
そうは思わない。キヤノンは恐らくマウントを非公開のシステムとし続けるだろう。だからサードパーティメーカは、RFマウントにある新しい技術を利用してRFマウントレンズを作るためには、すべてをリバースエンジニアリングしなければならないだろう。
■ EOS Mシリーズの将来は?
キヤノンはEOS Mシリーズの将来についてコメントできなかった。しかし、このインタビューでは、EOS Mシリーズは”よく装備が揃っている”と呼ばれていた。多くの人がこの言葉に納得したかどうかはわからないが、私に何がわかるというのか・・・
CanonRumorsがキヤノンロシアとのインタビュー記事があることを報告しています。原文はロシア語だそうで機械翻訳を利用したそうです。上記の翻訳は、その英語をさらに日本語に意訳したものになります。
記事によれば、EOS R3について様々なインタビューがあるようですが、興味深いのは、やはりEOS R3はキヤノンのフラッグシップモデルではなく、EOS R1が本当のフラッグシップになる可能性があるということですね。
EOS R3もプロフェッショナルモデルであるけれども、EOS R1ほどの性能が必要なく、価格も廉価なほうがいいという人向けということなのでしょうか?それとも、性能的にもかなり違うものになるのでしょうかね?気になるところです。
気になるセンサーの製造元はやはり不明
ネット界隈で盛り上がっているのは、EOS R3に搭載されると思われる積層型の裏面照射センサーがキヤノン製なのか、それとも外注なのか?というところですが、このことについての言質は得られなかったようですね。ですが、少なくとも開発はキヤノンが行ったらしいというところはわかります。
ちなみに外注派の意見としては、キヤノンが裏面照射型や積層型のセンサーを作れるとは思えないので、ソニーやその他へ外注しているのではないか?というものが多く、キヤノン内製派はデュアルピクセルオートフォーカスといった特殊なものは他社は作れないので、やはり内製ではないか?という意見が多いようです。実際にはどうなるのでしょうか?
そして、EOS Mシリーズについても質問されているようです。海外でもEF-MマウントのEOS Mシリーズがどうなるのか?という心配が根強いようですね。
その回答については、当サイトでは「よく装備が整っている」と訳しましたが、原文では”well equipped”と記述されています。「設備が整っている」という意味にもなりますが、どのような意味なのでしょうか?「もう様々な製品が揃っている」という意味だとしたら、これ以上製品はいらないよね?という意味になるのでしょうか。このあたりのニュアンスはちょっとわかりません。
ニコンも廉価一眼レフをディスコンにするのではないか?という噂もあったりしましたし、Nikon 1は消滅しましたし、最近はマウント存亡について、かなり危うい状況になっているのかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (6件)
EOS Mシリーズはこれ以上力を注ぐことはないと思います。
というのもEOS Mシリーズを買う層は何より”安さ”を重要視してるでしょうしダブルズームキットで止まる人がほとんどだと思います。
お金を出してもっと性能が欲しいという人はRFシステムを買ってくれということでしょう。
G7 X IIIのセンサーはソニー製だと思いますがそれをキヤノン最初の積層型センサーとするならR3のセンサーもソニー製なのでは?
開発(設計)はキヤノンでも製造はソニーというのは十分有り得ることだと思います。
RFはクローズドマウントで行くんですね。
それならレンズ供給をもっとしっかりやってくれないと機会を逃すのは致命的だと思います。
高性能なセンサーはソニーしか作れないって発想からしてもうね
デュアルピクセルCMOS AFなのになぜ他社製センサーだと思うのか理解に苦しむ。
R3のセンサーがキャノン製だと困る人達がいるんですかね。
キヤノンはEOS C700でグローバルシャッターですら実用化しているというのに、、、
今までのキヤノンの型番の付け方からEOS R1 がフラグシップになることは誰もが
想像していたでしょうから驚きませんが スペックはどうなるか興味がありますね。
EOS M はブイログ用カメラの特許がありますが製品化はするのかしないのか
このインタビューではよく分かりませんね。
周辺特許を多く出しているので製品化するような気がします。
EOS R3 のセンサーに関してキヤノンが今度出してくる業務用の新型 C300、C500用
センサーも裏面照射積層型デュアルピクセルAFセンサーなのでキヤノンが製造している
と思いますが真意の程は分かりません。
フルサイズは明らかに順調のように見えますが、そのせいもあるのでしょうか、キャノンがAPS-Cをどうするのかが逆に見えてこないですね。もう少し動きを見せてほしいですね。利益の点では確かにAPS-Cは魅力的ではないのでしょうが、数は出ますし、レンズ交換型でシェアNo1を続けるためにも、頑張る必要はあるようにも思えます(すでにミラーレスでは2位ですし)。日本ではKissというネーミングで家族向け(イベント向け)?のような感じもあるせいか、どうもα6400に負けだしている気もしますし(世界ではどうなんでしょう。名前はM50のようですが)、そして現在ソニーに動きが見られますし。EOS-Mについてはどうすべきかわからないですが、専用の望遠が200mmまでしかないのは、まだ個人的にはちょっとwellではないような、35mm換算で500mmまでぐらいはあってもよいのではと思っています。