【課題】撮影レンズが回転可能な撮像装置で撮影を行う際の光学調整を容易にすることができる撮像装置および撮影レンズを提供することを目的とする。
【解決手段】撮像装置10は、本体部30と、レンズユニット50を備えた可動部20と、可動部20と本体部30とを相対的に回転可能に接続するヒンジユニット40と、表示部303と、レンズユニット50の回転位相を検出する検出手段と、レンズユニット50が表示部303の表示面側とは異なる方向に向いていたときのレンズユニット50のズーム状態を記録する記録部210と、レンズユニット50の向きが、表示面側から変化したことを検出手段が検出した場合、検出された回転位相に応じて、記録部210に記録された光学状態を通知する制御を行う中央制御部207と、を有する。
(記事を一部引用しています)
キヤノンレンズ交換式の自撮り棒を開発中?
キヤノンが自撮り用のレンズスタイルカメラの特許を出願しています。
特許の画像だけをみると、レンズ交換式のレンズスタイルカメラになっていて、そこに表示部とスティックがあり、手持ちで撮影できるようになっているのがわかります。
50の部分が交換レンズで、20がマウントとセンサー部、303がモニターで、30が持ち手(ハンドル?)となっているようですね。301はボタンやタッチパッドになっているようで、親指で様々な操作ができるようになっているようです。
これをみると自撮り用のカメラの特許のように思えますが、実際にはそれそのものの特許ではなく、これに関連する特許となっているようです。
特許の内容を見てみると、どうやらこのレンズを装着するマウント部分は可動式になっていて、自撮りするときにはモニター側に角度を変えることができ、自撮りをせず他人や、他の被写体を撮影するときにはモニターとは反対方向にレンズを動かして撮影するというような事が出来るようです。
このとき、自撮りをするときには当然自分自身を撮影するので被写体との距離が近くなり、他の被写体を撮影するときには被写体との距離が遠くなるので、通常のカメラではフォーカスが迷う可能性が高いので、レンズの角度を判断して、自撮りなのか他の被写体を撮影しているのかを判断して、フォーカスが迷わないようにしようというのが、この特許の内容になっているようです。
いまこそレンズスタイルカメラが求められているのかも
以前、ソニーが1インチのレンズスタイルカメラを発売したことで、カメラ界隈に衝撃が走りました。スマホに取り付けることでスマホのカメラを拡張するといった目的で開発されたようですが、残念ながら爆発的に売れるということなく終わってしまいました。
いまは自撮りで動画を配信する人が多いですので、手持ちできるレンズスタイルカメラとして、こういうカメラはかなりアリなのかな?と思います。レンズ交換式カメラを手持ちで撮影し続けるのは片手で撮影できないので自撮りには不向きです。もし、こういうカメラが発売され、レンズを自由に交換できるとなれば、動画を配信する人にはかなり売れるのではないのかな?と思いますね。なかなかうまいことを考えたなという印象です。
この手のカメラはレンズが大きくなってしまうのでフルサイズでは厳しいと思いますし、APS-Cでもパンケーキや沈胴式のレンズでないと厳しいと思うので、たぶんマイクロフォーサーズや1インチの交換レンズがベストになるのではないか?と思うのですが、ニコンが1インチレンズ交換式カメラを作っていたら、このようなスタイルのカメラにも応用できたんじゃないのかな?と思うとかなり残念な感じがしています。
そして、このカメラが発売される可能性ですが、特許が未申請状態なので、予防的に特許を出願した可能性が高く、キヤノンからは恐らく現時点で発売される可能性は低いように感じています。ですが、iNSPiC RECなど前衛的な製品も発売しているキヤノンなので発売される可能性もあるかもしれないと考えると期待してしまいますね。
[template id=”4241″]
コメント
コメント一覧 (1件)
この関連の特許がこれを含め5件申請されているので
製品化するつもりのように見えます。
特許申請時には審査請求が未請求で公開後に審査請求の
手順になると思います。
EF-M マウントに相応しい製品と思います。