ニコンが1インチセンサー用の高倍率ズームレンズの特許を出願しています。
実施例
・出願日2018年8月10日
・原出願日2012年10月23日
・焦点距離 10.30 〜 97.00mm
・f値 4.09 〜 5.81
・像高 8.19 〜 8.19mm
・バックフォーカス 13.94944~33.06800mm(当ブログによる解釈です)
ニコンが上記のような特許を出願していたことがわかりました。像高が8.19ですので、これは1インチセンサー用の10~100mm、換算で27~270mmの超高倍率ズームレンズの特許と言えそうです。
とここまではいいのですが、どこかで見たことがあると思ったら、すでに提出されていた2012年の特許でした。特許のことは詳しくないのですが、一つの申請した特許に複数の特許が含まれている場合に、特許の取得を早めるためや、そのどちらかを他社にライセンスの使用を許可する場合などのときに、一つの特許を複数に分割することがあるそうです。
というわけで、今回の特許は2012年に出願していた特許に関して、内容を分割して特許の審査のお願いをしているということのようです。
まずレンズについてですが、像高から1インチで間違いありません。そしてレンズが長いのでコンデジのようなカメラではなく、交換レンズ用か、もしくはネオイチ用のレンズだと考えられます。バックフォーカス(レンズ後面からセンサーまでの距離)は14mmで、Nikon 1のフランジバックは17mmですので、Nikon 1用のレンズでもありそうですし、ネオイチのレンズということも考えられそうですね。
で、なぜ今になって分割して特許を申請しているのかはわかりません。Nikon 1やネオイチ用のレンズとして発売する可能性が近いということなのでしょうか?Nikon 1用のレンズがもう発売されないのであれば1インチネオイチをニコンが考えているということも考えられそうです。どうなるのか楽しみですね。
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