シグマが2021年にNikon Zマウント用ミラーレスレンズの作成を開始すると噂されている
Viltroxからの最初のNikon Zマウント用のサードパーティー製のオートフォーカスミラーレスレンズについての私の最後の投稿をきっかけに、素晴らしい情報筋がシグマもNikon ZとCanon RFマウント用のレンズも2021年に制作し始めるだろうというヒントを示唆している。金曜日のインタビュー中では、シグマはZマウント用のミラーレスレンズを製造するかどうか、まだ明らかにしていなかった。
タムロンは非公式にZマウント用のミラーレスレンズの作成するだろうことを認めている。
もちろん、上記のすべては、今のところただの噂で、現在の世界的な状況や写真市場の縮小で計画は遅れたりキャンセルされる可能性がある。
(記事を一部引用して意訳しています)
シグマがZマウント、RFマウント用レンズを発売?
NikonRumorsが、シグマがZマウントとRFマウントのレンズの製造を始めるという噂が報告されています。画像はイメージで記事の内容とは関係ありません。
記事によれば、シグマがZマウント用のレンズやRFマウント用のレンズを2021年にも製造を始めるとしています。ただ、市場の縮小や、新型コロナウィルスの影響があるため、発売が延期されたり、発売そのものが取りやめになる可能性もあるとしています。このあたりは、本当に流動的でどのようになるのかはわからない状況なのだと思いますね。
ソニーのEマウントに関する仕様は、一般的に公開されているようですので、その仕様がわかっていて、互換レンズを作るのは比較的容易なようです。ですが、ZマウントとRFマウントに関しては仕様は公開されておらず、レンズメーカ各社が、Zマウント、RFマウントではどのような仕様で動作しているのかを自社で探っていかなければならず、その開発というのは比較的難易度が高いものと思われますね。とはいえ、すでにZマウントで動作するAFレンズやAFが可能なマウントアダプタも発売されていたりしますので、そんなに難しくもないのかな?という感じもします。
ニコンやキヤノンとしてはマウントの仕様は自社の技術ですので、他社に知られたくないというところだと思います。法律的に他社にその技術を使わせない方法として、営業秘密としてマウント仕様を管理するか、もしくは特許として出願するのが一般的だと思います。
営業秘密として管理する場合、他社がリバースエンジニアリングにより仕様を類推することまでは禁じられていないので、ある程度、似たような仕様の製品が作られてしまう可能性があります。特許として出願する場合には、他社はそのマウントに関して取得された特許技術を使用することはできないため、完全に他社にマウントを利用させなくするということができますが、特許には存続期限がありますし、特許の出願時にどのような仕組みがあるのか公にされてしまいますので、特許期間が切れたら他社に使われ放題ということになってしまいます。なので、どっちもどっちというところで難しいところですね。
互換レンズの作成は結構難しい?
最近のカメラは電子接点が当たり前で、カメラとレンズが様々なデータをやりとりしてカメラを動かしています。例えば、レンズの焦点距離や絞り値などをカメラ側に渡すのもそうですが、最近では補正データがレンズ側により、そのレンズにある補正データをカメラ側が受けて、そのデータをもとに撮影した画像を補正するというようなことも行っているようです。
なので、単にレンズを動作させるというだけではだめで、レンズの補正データのやりとりまでも仕組みがわからないといけないので、昔よりは互換レンズを作ることはかなり難しくなっていると思いますね。Fマウントの互換レンズでさえ、ニコンから新製品がでると正常に動作しない問題が発生することもありますので、今でも完全な解析はできてないということになるのだと思います。それが、ミラーレス専用設計のZマウントやRFマウントとなると、ある程度の難易度は高くなるのだと思いますね。
もしZマウントの電子接点で行う通信がある程度、解析できた場合、ZマウントのフランジバックはRFやEマウントより短いため、RFマウント、Eマウント用に設計されたレンズは、そのままZマウント用のレンズとして発売できることになります。Zマウントは口径も大きいので、たぶんすべてのRF、Eマウントのレンズの光学設計をそのまま流用できると思います。そうなると、一気にシグマから大量のZマウント用のレンズが発売される可能性もありますので、ニコンユーザにとっては楽しみになるかもしれませんね。
RFマウントもほとんどフランジバックの長さは同じなので、同様にシグマから多くの互換レンズが期待できそうです。キヤノンユーザにとっても期待したいところだと思いますね。
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コメント
コメント一覧 (4件)
https://asobinet.com/info-rumor-sigma-lens-for-nikon-z-canon-rf-in-2021/
>ミラーレス専用設計のレンズは歪曲収差や周辺減光をボディ側の「レンズ補正」に依存している傾向があります。シグマのDG DNシリーズも歪曲収差必須のレンズが数多く存在するので、リバースエンジニアリングでAFが動作したとしても、ボディ側の「レンズ補正」が使えなければ実用的とは言えません
これが気になります!
85/1.4もマウント情報取得を前提としてレンズのサイズを小さくしてますから
ミラーレスでの新レンズ投入はマウント情報公開が必須だと思います
Zマウントのシェアが高くビジネスになるのなら、難易度が高くコストがかかってもやるでしょうが、いまのシェアだとどうでしょうね。
光学系は流用するとしても、Zマウント用にラインを割く価値があるのか?
あと、あれだけ大口径に拘ってた(というよりそこしかアピールポイントがなかった)Zマウントのユーザが、どの面下げて小口径マウントの光学系を流用したレンズを買うんでしょう?^^;
まあ、仮に満足するとなると、大口径マウントの存在価値がなくなってしまうんですけどね^^;
精神衛生上は、高くても純正レンズを買ったほうが良いんじゃないでしょうか。苦しいニコンの応援にもなりますよ^^
新しいボディーが出るたびにファームアップしなければいけない。
そのたびにコストがかかる
RFはともかく全く売れていないZを出すことはないでしょうね。