キヤノンの次のミラーレスカメラについて話そう。キヤノンがEOS Raを発表したばかりだが、キヤノンはスポーツ撮影向けのフルサイズミラーレスカメラEOS Rxと、5Dsシリーズの直接的な後継機種になる高解像度版フルサイズミラーレスのEOS Rsの発表も予定されている。
EOS Rxがどのような性能のカメラになる可能性があるのか話してみよう。
1 EOS Rxのイメージセンサー
まずはセンサーの話題から始めよう。私たちはキヤノンはEOS Rxに1Dx Mark IIの2000万画素フルサイズセンサーを再利用すると信じている。しかし、彼らはそれを再設計し、ミラーレス用に調整している。スポーツ撮影用のカメラなので、Rxに高解像度のセンサーは期待できない。
2 第3世代のデュアルピクセルCMOSオートフォーカス
EOS 90D、EOS M6 Mark II、EOS Kiss X10で第三世代のデュアルピクセルCMOSオートフォーカスが採用されていることを我々は知っている。私たちは既存のデュアルピクセルAFからもっと改善されたバージョンのものが、新しいミラーレスカメラに内蔵されるだろうと信じている。
3 AFポイント
EOS Rxはセンサー上に5000ポイント以上のAFポイントがあり、ソニーのカメラのような瞳AFと驚くような速いオートフォーカスになると予想される。
4 描画プロセッサ
フルサイズミラーレスカメラの動作速度を向上させるために、キヤノンはデュアルDIGIC 8プロセッサをRxミラーレスカメラに採用するだろう。そして、私たちが知っているように、新しい/先進的な描画プロセッサのカメラに、キヤノンがいつも新しいAFアルゴリズムと画像生成アルゴリズムを導入する。だからEOS 1Dx Mark IIと比較してわずかな画質向上が期待できる。
5 連写性能
メカニカルシャッターの連続撮影速度は16コマ/秒に制限されたままと予想されるが、電子シャッターはAF追従30コマ/秒の連写をサポートするだろう。そして、もちろん、それはソニーのα9の20コマ/秒の連写性能を打ちのめすことになる。
6 ISO範囲
技術的に新しい描画プロセッサと再設計されたイメージセンサーのEOS RxはISO範囲がEOS 1Dx Mark IIより1段広くなるだろう。EOS Rxは標準ISOで50~102,400、拡張ISOは最高で819,200までの範囲になる。AFシステムの測距輝度は-6EVまで下がり(すでにEOS Rで存在している)、クラス最高となる。
7 ビデオモード
EOS Rxは全画素読み出しのクロップ無し4kビデオ撮影モードが搭載されるだろう。同時に、超高感度の低照度センサーにより、ユーザは低照度条件下でも素晴らしいビデオを撮影できるようになる。
8 EOS Rxの発表日
キヤノンは2020年末にEOS Rxを発表する。キヤノンから開発発表があるかもしれない。
9 EOS Rxの価格
EOS Rxは4000ドル~5000ドルの間のいずれかになると予想される。
(記事を一部意訳しています)
スポーツ撮影向けのプロ用フルサイズミラーレスの仕様予想
キヤノンのフルサイズミラーレスのフラッグシップとなるEOS Rxについての仕様の予想についての話題です。これは何かしらの情報筋からの情報ということではなく、恐らくですが単なる予想だということをまず念頭に置いてください。
まずこの予想ですが、価格もすごいですがスペックもすごいですね。価格は4000ドルから5000ドルということで、43万円~54万円の間ということになります。とても素人には購入できないカメラになります。
センサーについては画素かそ対したことないものの、最新型のデュアルピクセルAFを搭載し、さらにデュアルイメージプロセッサを採用することで、より高速な画像の吐き出しと、センサーの全画素を利用したノンクロップ4k動画を可能としているということで、動画撮影にも利用できそうですね。
さらに驚くのは電子シャッターの撮影になりますが、30コマ/秒の連写性能を実現しているようで、1秒間にそんなたくさん撮影してどうするの?というぐらいの速度で撮影できるようです。でも、思い返せばNikon 1は最大で60コマ/秒でしたね。
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気になるOVFと像面位相差センサーの相性の悪さ
キヤノンは一眼レフにも像面位相差センサーを搭載することで、ライブビュー時のオートフォーカスの速度やAFポイントの多さで撮影をより便利なものにしています。ですが、一眼レフはその機構上から光学ファインダーを利用しているときには像面位相差センサーを利用することができません。つまり像面位相差の機能を利用できるのはライブビュー時のみということになるわけですね。
ところでファインダーがあることのメリットは様々あるのですが、その一つは被写体を追いやすいということがあると思います。実際にファインダーを利用して動く被写体を撮影している時は、きっちりと被写体を追い続けることができるのですが、背面液晶で被写体を追い続けようとすると、ブレが大きかったり、一度被写体を追い越してしまって再び逆側に動かして被写体を捉えるといったような場面が多くなってしまいます。
スポーツ撮影向けのカメラとしては、動く被写体を撮影したい場合にはどうしてもファインダーを利用したほうが追従性が高くなります。なのでせっかく像面位相差センサーを搭載してAFポイントを多くしたり、ライブビュー時の連写性能を高めても活躍する場が限られてしまう場面が増えてしまうので、一眼レフと像面位相差センサーは相性の悪い技術同士であるということが言えると思いますね。
で、こちらのEOS Rxですが、こちらは完全にミラーレスなのでファインダーはEVFで制限無く像面位相差センサーを利用することができます。EVFにはファインダーの遅延があったり、OVFのような空気感までは得られないという評価もありますが、OVFにおける像面位相差センサーとの相性の悪さを考えると、それを補ってあまりあるミラーレスによるメリットというのもあるのかなと思います。
プロカメラマンがどちらのカメラに軍配をあげるのか、より多くの場面で使えるカメラはどちらなのか、どう判断するか興味のあるところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)http://thenewcamera.com/canon-eos-rx-specification-expectation/
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