ニコンの次の新製品は何か?
Nikon Z fc、Nikon Z 8、Nikon Z fと、ここのところ期待されていた製品が多く発売されています。Nikon Z 9とほぼ同じ機能のNikon Z 8の登場は人々を驚かせましたし、Nikon Z fというレトロデザインのフルサイズミラーレスカメラの発売にも驚きました。Nikon Z fに関してはNikon Z 8に近い性能を搭載し、Nikon Z 6IIをはるかに上回る機能を搭載しているということも、いい意味で期待を裏切られたのではないでしょうか?
こうなると、次の製品はどのような製品が発売されるのか?ということが非常に気になると思います。この記事では、当サイトが独断と偏見で次に発売されるカメラと、今後6ヶ月以内に発表される確率について「妄想」してみようと思います。なお、もちろんですが完全に個人的な妄想の記事になりますので、あらかじめご承知おきください。
それではそれぞれの製品についてみてみましょう。
Nikon Z 50II 6ヶ月以内に登場の可能性70~90%
個人的に比較的可能性が高いと思っているのは、Nikon Z 50 Mark IIです。Nikon Z 50は充電用端子にMicroUSBを採用しているため欧州では今後発売できない可能性が高く、ニコンもそれに伴って準備をしていると考えています。既存のNikon Z 50を、単純にUSB Type-Cに換装しただけの製品を作るのは効率が悪いと思うので、USB Type-C搭載にあわせてNikon Z 50IIを発売する可能性は高いのではないかと思いますね。
欧州でUSB Type-C意外の充電用端子のある製品を発売できなくなるのは2024年の年末からなので、2024年内にNikon Z 50IIが発売される可能性はかなり高いのではないかと思います。
Nikon Z 9H 6ヶ月以内に登場の可能性10~40%
最近の噂では、ニコンがNikon Z 9の画素数を減らし、より高速化したNikon Z 9Hを発表するのではないかという噂があるようです。画素数が多いと、それだけデータの容量が多くなるため、カメラにあるバッファはすぐに一杯になってしまいますし、メモリカードに転送する時間も長くなってしまいます。
一方、画素数を減らすことで、データを逐次メモリカードへ転送することで、より長時間の連写が可能になります。
このため来年のオリンピックに向けて高連写タイプのNikon Z 9が発売されるのではないかという噂があるのですが、個人的には可能性は50%以下ではないのかな?と思いますね。というのも、基本的にいまのNikon Z 9でもほぼスポーツ撮影に対応できるであろうことと、Nikon Z 9Hの噂は単発でそれほど多くはないからです。
もし来年のオリンピックにあわせて発売するのであれば、少なくとも来年の2月までには発表する必要があり、そうであればもっとNikon Z 9Hに関する情報がでてきてもおかしくないのではないかと思います。
現在のところNikon Z 9Hに関する情報は限定的ですので、Z 9Hの可能性は低いのではないのかなと予想しています。
Nikon Z 5 II 6ヶ月以内に登場の可能性10%
低価格なフルサイズミラーレスのNikon Z 5の後継機種にも期待が高まっています。ただNikon Z 5IIがどのような機種の廉価バージョンになるか?ということで可能性は変わってくるのではないかと思っています。
仮に、Nikon Z fの中身が将来のNikon Z 5IIだとしたら、Nikon Z fとシェアを奪い合うことになるため、Nikon Z 5IIの発売時期はかなり後になるのではないかと思います。もし、Nikon Z 5IIがNikon Z 6IIの廉価版ということになると、可能性は多少は上がるのかもしれません。
個人的にはNikon Z 5 IIは発売されず、新型が発売されたNikon Z 6シリーズの旧モデルが現在のNikon Z 5IIの位置になると想像しているので、Nikon Z 5IIは発売されない可能性が高いのではないかと思っています。つまり、Nikon Z 6IIIが発売されたとして、併売しているNikon Z 6IIが値下がりし、これが自動的にNikon Z 5IIの役割を果たすのではないかと考えています。そのため、可能性はかなり低く10%と見積もっています。
Nikon Z 6III 6ヶ月以内に登場の可能性30~70%
個人的に最も読めないのが、Nikon Z 6IIIです。Nikon Z 6IIは実質的に中身はNikon Z 6で、発売から大幅な機能向上がなく時間だけが経過している状態です。決して、悪いカメラではないと思いますが、さすがにAIによる被写体認識機能が向上した他社のカメラと比較すると機能的に劣ってきているのは間違いありません。
そのため多くの人がNikon Z 6IIIに期待していると思いますし、ニコンもNikon Z 6IIIの開発をするにおいて、他社のカメラの性能をみながら調整していることは間違いないと思います。
問題は、Nikon Z fがNikon Z 6IIIの中身であるのか、それともさらに最新的な機能が搭載されるのかどうかということになると思います。
保守的に考えれば、機能的には絶賛されているNikon Z fを筐体だけ変更してNikon Z 6IIIとして発売することで、Nikon Z fのレトロデザインを採用したことによるデメリットを解消することができ、万能的なカメラとして発売できるだろうと思います。
一方で、それでは保守的で、さらなる進化を求めている人も一定数いると思います。このような人々は恐らく次世代のイメージプロセッサ、EXPEED 8プロセッサを搭載した新しいカメラとしてNikon Z 6IIIに期待していると思いますね。
もし仮に、Nikon Z 6IIIの中身がNikon Z fであれば、マーケティング的にNikon Z fの売上げを最大化するためにNikon Z fの人気が落ち着くまでNikon Z 6IIIは発売されないだろうと思います。そのため低い方の確率を30%と見積もっています。一方で、Nikon Z 6IIIにEXPEED 8プロセッサを採用しNikon Z fとの差別化ができるのであれば、ある程度、Nikon Z fの需要が落ち着いた段階でNikon Z 6IIIが発表される可能性は高いのではないかと思いますね。
Nikon Z 70 6ヶ月以内に登場の可能性10%
以前、ニコンのAPS-CフラッグシップモデルであるNikon D500が発表されたときには、かなり驚きました。事前に噂もほとんどなく、いきなり製品が発表されたので、それも無理がない状況だったわけですが、今回の同様のサプライズはあり得るのでしょうか?
これも個人的な妄想ですが、APS-C用のレンズラインナップなどを考慮すれば、いまNikon Z 70が発売される可能性はかなり低く、Nikon Z 50IIで性能が向上すればNikon Z 70のような製品を求める人の需要を満たしてしまうのではと考えています。
Nikon Z 70がNikon D500と近い性能であれば、D500から買い換えする人もいると思いますが、実際にはそれほど多くの需要はないのではないかと個人的に思いますね。なので、Nikon Z 70の可能性はかなり低いのではないかと思います。
というわけで、次のニコンの新製品について妄想してみました。
ラインナップが拡充し、今はNikon Z 6III、Nikon Z 7III、Nikon Z 50IIの登場が待たれる状態になっていますよね。次にどのような製品が登場するのでしょうか?皆さんはどう思いますか?
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コメント
コメント一覧 (13件)
Z50II が出るとして Expeed7 による AF 強化や端子の USB-C 化、バッテリーのアップグレードあたりは当然ありそうですが、他にはどのような目玉があるのでしょうか?
Expeed7 は Z9, Z8 45MP の 8K を処理する力があり Z50 系の 20MP センサーでは持て余すはずです、
Zf では計算の余力を手振れ補正に充てたみたいですが、Z50 系なら手振れ補正は無さそうですし。
動画に力が入っている機種になるのでしょうか?
Zf のように MicroSD スロットによるダブルスロット化に対応するのかも気になります。
液晶の可動方式は引き続きチルトでしょうか?
バリアングルの方がユーザー層的には合ってそうですが。
バッテリーの件もありますし、Z50Ⅱは来年の早い時期に発表がありそうですね。
個人的にはZ6Ⅲは次の新機種発表のタイミングになると思っています。Z50Ⅱと同時というのが一番自然でしょうか。Z8発表前であればZ7Ⅲと同時というビジョンも描けたのですが…
一方でZ5Ⅱはますます可能性が低くなっているように感じますね。Z fはもちろんZ6Ⅲが出ればZ6Ⅱがその受け皿になると思いますし。
Z70は記事では可能性が低いという予想ですが、Z50Ⅱが出て性能アップするとなると尚更、必要無いと思います。必要なのはAPS-C旗艦機のZ90でしょう。少し前の記事のコメントで、フジのハイエンド級のX-H2sが大ヒットしていないので、商業的にあやしい。という意見もありましたが、フジのシェア率で市場価値を判断するのはちょっと厳しいと思います。
ニコンの望遠・動体ユーザーはかなり多いですし、APS-Cのハイエンド級となればFXのミドル層と価格帯的には同等になりますから、一番のボリュームゾーンです。商機はあると思いますし、ユーザーから要望もかなり入っているでしょう。可能性は高い予想してます。
X-H2Sよりは、前段の「キヤノンとソニーが中位に留め」という方が根拠としては大きいですね。
キヤノンも7D2で抱えた望遠・動体ユーザーはそこそこいる中、縦グリ非対応など機能を一部削いでR7を出しました。
ソニーもミニα9ことα7000を求める声は長くありますが、APS-C機は頑なにRF型で、α6700も高機能ですが旗艦機ではありません。
それこそD500ユーザー含め引き込める可能性があるのに出さないあたり、少なくともこの2社はAPS-C旗艦機に商機を見出してないのかなーと。順当に考えれば30万を超えるだろう点もネックですかね?
もっとも、ニコンユーザーはニコン一筋な方が多い(あくまでイメージです)ので、奪取は非現実的と考えたのかもですが……
>>路傍のカメラ好き さん
こんばんは。
キヤノンとソニーが中位に留めた点は見方を変えれば、そのラインは激戦区でニコンが参入する余地はほとんど無いように思えます。現場含めアマチュア層(ネット・リアル含め)特に野生動物ユーザーからは、未だにD500のミラーレス版を望む声は多いため、その上のクラス帯の需要はかなりあると踏んでます。メーカーにも相当数の声は届いているでしょう。逆にネット上のみで、リアルでは全く声を聞かなかった「Z f」が本当に具現化したことも可能性を捨てきれない理由になっています。
では各社なぜ出さないのかという点は、大手2社は完全に様子見(どちらかが出せば出す)、ニコンに関しては技術的な問題でしょう。プロセッサー一つとっても、少し前までFXミドル機にすらEXPEED7が積まれてなかった訳ですから、D500を置き換えるだけのAPS-Cはいよいよこれからの段階かと。
積層型センサーを搭載すれば、アンチディストーション機構も備えますから、FX30のような優秀な動画機としても使えます。動画に力を入れたいニコンにとっては次の展開も見込めますし、決して夢物語では無いように思えます。
少なくともキヤノンは様子見ではないような……”7″のカードを切りましたから。
α7000への対抗余地を残すなら、今のR7に10なり8なりを付けて7を残したと思うんですよ。それこそ初代EOS Rのように。
そうせずに7を付けたのが「APS-C旗艦機を出す気は(今は)無い」という意思表示に感じられます。まさかの”EOS R2″なんて可能性も0ではないですが……
これを受けたソニーが「α7000は(まだ)不要」と判断してα6700に舵を切った、というシナリオはありそうですね。
ニコンが技術的問題で出せなかった、というご意見にも同意です。確かに、これまでは出すかどうか検討以前の段階だったのかも。
動画機として行けるかは知識が無いので想像がつかず……αとFXを分けているあたり、兼用だと操作系が難しい等あるんですかね。あとは重量や排熱面がどうか、でしょうか……?
管理人さんが書かれた予想と大体同じですね……全部を出す余裕はニコンでなくとも持ってないでしょうし、何を優先するかですねぇ。
Z50を買おうか迷ってる知り合いがいるので、しばしの待機を勧めるべきか悩みどころ……
Nikon Z 9Hは売れないような気がするのですが。
R3も売れなかったし、α9シリーズも売れず。X-H2sもしかり。
高画素機は高くても売れる傾向がありますが、低画素機は20万円台でないと売れない予感がします。
となると、Z5IIが営業的には最優先のなのかと。
Z50IIには新しいセンサーが搭載されるでしょうね。
過去の商品展開からすると、Z50のセンサーをZfcやZ30に流用したようにZ50IIのセンサーをZfcIIやZ30IIに流用するでしょう。SONYのα6700に搭載される2600万画素レベルのセンサーを使う可能性はあるのではないでしょうか。
Z50はAFを大幅に強化して、連写速度を多少強化すれば、ある程度D500的な需要には応えられるように思います。手ブレ補正もどうにかして載せてくるのではないかと思います。Z50より小さいα7Cでも、五段手ブレ搭載していますからね。技術的には可能でしょう。
Nikonらしく手堅くも新機軸で挑んでくる可能性はありますね。
Z 50はUSB-Cの件でまず後継機か何かしらの手が加えられるでしょうし
Z 6IIIは長らく登場が期待されていて
D6に続くオリンピックイヤーに向けた機種は出すのか
など2024年のニコンはボディラインナップの課題をどうするのか注目ですね。
明らかにα7ⅣとR6Ⅱクラスが売れているのに対抗機種がないので、対抗標準機(2500ドルクラス?)がニコンには望まれているでしょうし、驚きのあるものを早く出せば、と思っています。そしてAPS-C機もR10&50、ZV-E10には明らかに引き離されていると思うので新機種が必要だと思いますが、どこまで頑張るのか不明な感じも。Z50はダブルズームキットのみが好調に見えるのも気になる点で、価格を考えればZfcの方が順調と言えそうな感じもし、ニコンが他社にどう対抗するかを難しく感じています。個人的には、度々ですがデザインを変えたZ50ⅡをR10クラスで望みたいところです。
しかしソニーα6400もどうするの?感があります。以前に比べれば力強さに欠け、それはもう古いですし。USB-C関連で必要なら、他社も対応要なものありのような感じもして、今後は楽しみなのかもしれません。
Z 5Ⅱについては管理人さんと同意見です。
Z 70、というかZマウントのDXモデルはZ 50を基礎にデザインを変えた亜種を揃える手法を今後も継続する方針だと思うので、センサー違いのモデルは出ないでしょう。
各Ⅱ型ではデザインやEVF以外の機能面(例えばIBISの有無)で差別化されるかもしれないですね。
Z 50ⅡやZ 6Ⅲは出る可能性は高い方だと思うのですが肝心のセンサーがどうなるのか。
現行機のセンサーは性能的に限界だと思われるので新型に変わるのは間違いないでしょう。
オールラウンダータイプになるであろうZ 50Ⅱが2000万画素台で出ることは想像に難くないですが、Z 6Ⅲは…?
個人的には2000万画素台のままで高感度性能が向上した機種になると嬉しいですね。
Z 9HはオリンピックモデルとしてD6相当の性能が求められていると思うのですが、それに見合うセンサーとなると既存センサーではあまり思いつかないです。
完全新規センサーになるとしても採算が取れるかどうか(Z 9の場合と同様に8ナンバーを出す可能性も無きにしも非ずですがそれでも…?)。
なにはともあれ、来年の2月ぐらいにならないと新機種発表はないでしょう。
それまでは買ってしまったZ fを楽しみつつ本命のZ 6Ⅲを楽しみに待っています。
Z5II に期待される廉価フルサイズ機は α7CII に対抗できるコンパクトさも兼ね備えていなくてはならないので、
Z30 のようにペンタ部を切り落として、EVF を Z50 相当にコストダウンして背面左上に配置、背面液晶も DX 系の 3.0 型に縮小&コストダウンして手振れ補正内蔵で、センサーは Z6, Zf 相当、Expeed7 で 4:2:2 10bit に対応し α7CII より安価な Z3 を Zf の需要が落ち着いた頃に発売、という流れかと思います。
Z fはニッチカメラで、いずれ売れ行きも鈍ってくるでしょう。部品の供給に限りがあるのか、生産数が少なく納期が長くなっているようです。
多くの方が望むのはZ 6ⅢとZ 50Ⅱでしょう。来年はこの2台が新製品の中心になるはずです。
先日、バードフェスティバル会場で、D500のミラーレスを望む声が多いと聞きました。
しかし、Z 50ⅡにExpeed7、2600万画素センサー、手ぶれ補正が載ればもう十分で、積層型センサーのAPS-Cは出ないのでは。
フルサイズについては超高感度を必要とするプロのニーズがあるので、Z 9Hの可能性はあると思っています。