ソニーEマウント史上最高価格レンズの発表が近いようです。
噂が飛び交う中、しかし最終的に決着がつき、月曜日にソニーはEマウント史上最も高額なレンズを発表するということが100%確かめられた。
600mm f/4.0が約1万4000ドルになるだろうと聞いている。
比較するとNikon 600mmやCanon 600mmレンズの価格は1万3000ドル以下だ。ソニーレンズのサイズに関する情報は得ていないが、もし本当に600mmレンズならば、ソニーの400mmよりずっと大きくなるとみられる。
6月10日(たぶんロンドン時間で16~17時)にソニーは発表する。
・200-600mm f/5.6-6.3 G 2000ドル前後
・600mm f/4.0 1万4000ドル(記事を一部意訳しています)
ソニーがEマウント史上最も価格の高いレンズを発売する可能性があるようです。それは恐らくですが、フルサイズミラーレス用で600mm f/4.0というレンズになるようですね。ソニーは望遠レンズのラインナップが不足していると言われてきましたが、これで望遠レンズのラインナップもかなり充実したものになると言えそうですね。
ところで望遠レンズに関しては、もともとバックフォーカス(レンズの後玉とセンサーまでの距離)がある程度必要になるので、ミラーレスで超望遠を扱うことにメリットがないようにも思えます。例えば、ニコンで言うところの既存のFマウントの望遠レンズの光学設計そのままZマウントで動作できるようにすれば、そのまま簡単にZ用の望遠レンズが作れてしまうのでは?と思ってしまいますよね。そういうようにすれば、既存のFマウント用のレンズ設計のままで済みますので、望遠レンズなんかあっという間に作成できてしまうはずです。ですが、実際にはそのようなことにはならず、新設計のレンズとなる可能性が高いように思われます。どういうことでしょうか?
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恐らくですが、最近のレンズは歪曲収差のデジタル補正が当たり前の設計になりつつあります。歪曲収差をデジタル的に補正できれば、レンズそのものの歪曲収差をある程度許容して、他の収差を減らしたり、レンズを小型化したり、低コスト化したレンズの発売が可能になります。
一眼レフですと光学ファインダーですのでファインダーでみる画像についても歪曲してしまうわけですが、ミラーレスでは電子ビューファインダーですのでリアルタイムで修正することができます。そのため歪曲収差がまったく気にならずに利用できる可能性があるわけですね。
ということは一眼レフの望遠レンズをそのままミラーレス化するのではなく、歪曲収差を許容したミラーレス用の望遠レンズとして発売することで、もっと安くなったり、画質がよくなる可能性があるため、恐らく新設計レンズになるのだろうな?と思っています。
このように、ミラーレスの望遠レンズの小型化の方法は、恐らく広角レンズの小型化とは別のアプローチで行われるのだと思いますが、ニコンやキヤノンがどのような望遠レンズをだしてくるのか楽しみなところですね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
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