ニコンがAPS-Cミラーレス用の標準ズームレンズの特許を出願。
実施例の一例
焦点距離 18.4mm~52.0mm (換算27.6mm~78.0mm)
f値 f/3.66~6.00
像高 14.25mm
全長 89.000~114.603
バックフォーカス 14.766mm~26.721(当ブログによる解釈です)
ニコンがAPS-Cミラーレス用と思われる中倍率ズームの特許を出願しています。まずは、これがなぜAPS-Cミラーレスと考えられるのかみていきましょう。
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まずは、この特許の実施例では像高が14.25mmです。説明は省略しますが、像高はレンズの中心からの距離を表していますので実際の高さは2倍になるため28.50mmになります。とすると、これはAPS-Cセンサーの像高と一致しますので、これは確かにAPS-C用のレンズのようです。
さらにバックフォーカスですが、広角側では14.766mmととても短くなっています。これはZマウントのフランジバックである16mmと近いですし、Fマウントの46.50mmと比較するとななり短いですので、これは確実にミラーレス用といえそうですね。
そんなわけで、このレンズはミラーレス用の27~80mm f/3.6~6.0というレンズの可能性が高そうです。もう一つの可能性としては沈胴式のAPS-Cセンサーを搭載したネオイチの可能性もありますが、全長が長いのでどうでしょうか?ちょっとわかりません。
こちらも説明は省きますが、この特許は過去に申請した特許の分割申請で、さらに審査も請求されています。特許の提出には実際に特許の審査を求めるものと、提出することでその技術を公にすることで他社に特許を取らせない目的で提出されるものがありますが、今回の特許は審査を請求しています。ということは、実際に製品として販売される可能性が高いとも考えられます。
ということはニコンもいよいよAPS-Cミラーレスを検討し始めたということなのでしょうか?フルサイズは価格が高いし、壊したりするのが怖いという人はAPS-Cミラーレスを待ち望んでいたのではないでしょうか?いよいよ気になってきましたね。
詳細は本記事下部の記事元リンクからどうぞ。
(記事元)https://ipforce.jp/patent-jp-A-2019-70841
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コメント
コメント一覧 (1件)
この特許を確認してみました。面白いことに、このレンズに関する特許には「防振レンズ群」との記載があります。素直に考えると、安価なDXフォーマットでは手ぶれはレンズに任せる(言い換えれば、ボディ内手ぶれは無い)ということですね。
おそらくZマウントを流用したDX機が来るのでしょうが、切り捨てるべき機能を種々選択することでかなり思い切った低価格機種となれば、今後のZマウントの普及にもはずみが出るかと思います。
年内には何らかのアナウンスがあるかと思っています。(ということは、あとわずか8ヶ月以内?)