キヤノン 1200mm f/8ミラーレンズの特許
実施例1
・焦点距離 1200mm
・f値 8.02
・半画角 1.03度
・像高 21.64mm
・レンズ全長 380.02mm
・バックフォーカス 100.01mm実施例1
・焦点距離 800mm
・f値 5.60
・半画角 1.55度
・像高 21.64mm
・レンズ全長 340.01mm
・バックフォーカス 49.58mm(当サイトによる解釈です)
-IPForce
キヤノンが反射屈折光学系を採用したレンズの特許を出願しています。上記の実施例の画像をみるとわかりますが、ミラーを使って光を反射させることで焦点距離を稼ぐことができて、より全長が短い望遠レンズを作ることが可能になります。
実施例をみると、800mmと1200mmのレンズの特許となっていて、それぞれ1200mm f/8、800mm f/5.6というレンズになります。バックフォーカスがめちゃくちゃ長いので一眼レフ用のレンズとしても利用可能ですが、もちろんミラーレスにも適用できるだろうと思います。
発売の可能性は?
今回の特許は出願しただけで審査未請求となっていますので、いわゆる防衛的な特許になるのかなと思います。ミラーレンズは絞り固定で玉ぼけもリング状になってしまうなどデメリットもあるわけですが、キヤノンが特許として出願したというのは非常に興味深いですよね。
キヤノンは、望遠レンズでRF600mm F11ですとか、RF800mm F11という変わったレンズを発売していますので、ひょっとしたらミラーレス用としてミラーレンズを発売する可能性もあるのでしょうか?気になります。
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コメント
コメント一覧 (2件)
>>バックフォーカスがめちゃくちゃ長いので一眼レフ用のレンズとしても利用可能ですが
光路を見ればわかると思いますが、像が上下逆さまになってしまうので、一眼レフでは使えません。
このレンズは副鏡が凹面なのでグレゴリー式望遠鏡の原理を使っていますね。
これはミラーレスだから出来るレンズで一眼レフでは像が逆さまになります。
実施例の 1200mm F11 のレンズは全長が286.02mmで驚くほど短いですね。
AFでIS付きでしたら売れるでしょうから製品化するでしょう。