キヤノン いよいよRFマウントAPS-Cカメラを発売?
キヤノンが2022年遅くにAPS-C RFマウントカメラを発売する
長く噂されていたキヤノンのAPS-C RFマウントカメラが登場する可能性がますます高くなってきた。ある確かな情報筋はキヤノンは「間違いなく」APS-C RFマウントカメラを2022年に発売すると述べた。
いま我々が話し合っているEOS R7のようなカメラや、EOS Mシリーズに置き換わるものになるかどうかはわからない。
長らく噂されていたRFマウントのAPS-Cミラーレスカメラが発売されるかもしれないという噂が再燃しています。記事によれば、「確かな情報筋」から聞いたこととして、間違いなく来年中にRFマウントのAPS-Cカメラが発売されるだろうとしています。ただ、そのカメラがどのようなカメラになるのかは、現在のところ分かっていないとしています。
どのようなカメラとして販売されるのか、EOS Kiss MのEF-Mマウントはどうなるのかという可能性は3通り考えられると思います。ちょっと考えてみます。
RFマウントAPS-Cミラーレス導入のシナリオ
可能性1 EF-MマウントとRFマウントのどちらも維持
現在、EOS Kiss Mシリーズが非常に好調に売れています。なのでEF-MマウントとRFマウントを両方とも維持して、RFマウントバージョンのEOS Kiss Mも発売する可能性が一つです。これならば既存のユーザからの不信感もないでしょうし、どちらのラインナップも維持できるので理想的です。小型なカメラが欲しい人はEF-Mを選択すればいいですし、よりレンズのラインナップ重視ならばRFマウント版を購入するという選択が可能です。
しかし、こちらは両方のラインナップを維持しなければならず、経営的なコストになるのでカメラ市場が縮小していくなかでキヤノンはカメラ事業を維持できるのか?ということが問題になるかもしれません。
可能性2 完全にRFマウントに移行する
やはりEF-MとRFマウントの両方を維持するのは難しいということで、今後はRFマウントのみの発売にしてしまうという可能性が二つ目の可能性です。EF-Mを廃止すればRFマウントに注力できるので経営コストも開発リソースも少なくて済みます。RFマウントでEOS Kiss Mの後継機種を発売すれば、ユーザもそちらに流れていくでしょうから、誘導を促してしばらくしてからEF-Mをフェードアウトさせることが可能になると思います。
しかし、このやり方ではEF-Mマウントをばっさり切り捨てることになり、特にすでに購入済みのユーザからは、今後の新レンズも期待できないわけで不満の声がでる可能性があります。そしてRFマウントは非常に大きいので小型なカメラを作ることが難しくなるという副作用もでてくる可能性があります。
可能性3 高級機種のみRFマウントで発売する
EOS Kiss Mがこれだけ売れているので、もし利益がでているのであれば止めてしまうのはもったいないと思いますね。しかもEF-MマウントはRFマウントと比較して口径が小さいので、小型なミラーレスカメラを作ることに寄与します。
このことから、廉価なミラーレスはEF-Mマウントとして発売し、レンズも最小限のものだけ残しておき中級~ハイエンドのミラーレスに関してはRFマウントで発売するというシナリオも考えられるだろうと思います。
フルサイズ用のRFレンズをAPS-Cで利用する人は、一般的なユーザではほとんどないでしょうし、レンズを買い増すといっても一般的なユーザは標準単焦点、マクロ、高倍率ズームのいずれか1本か数本を買い増す程度だと思います。なので最低限のレンズラインナップでEF-Mを存続させるのがベストという考え方もあると思います。
ただ、この可能性では、やはり二つのマウントを維持することに変わりがないので、ある程度のコストがかかってしまうことになります。
個人的には、3番目のシナリオ、廉価機種のみEF-Mマウントで維持して、中高級機をRFマウントで発売する可能性が高いのかなと思います。ただRFマウント版のEOS Kiss Mも発売して動向を見極めたうえでEF-Mのほうをゆっくりフェードアウトという可能性も捨てきれないなと思います。
どのようになるのでしょうか。カメラ市場の縮小や、新型コロナウィルスの動向、半導体不足など様々な要因が絡んでくると思いますので非常に流動的になるのだろうなと思います。
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コメント
コメント一覧 (5件)
EF-Mレンズは2018年9月に32mm F1.4が出てから音沙汰無しですからね。
ラインナップも7本だけですしEOS Mを買う層はこれでも問題ないので買ってるのでしょう。
発展を求める人は最初からフジやソニーを買うでしょうからEOS Mは今のままKiss Mの後継機が出るだけで十分なのでは。
もしくはこれくらいのラインナップでいいならゴソッとEF-MからRFに展開し直してもいいと思います。
RFマウントでもKiss Mくらいのサイズのボディは可能でしょうし、今キヤノンは3つのマウントを維持してるわけで、EF(EF-S)を無くし2つにするのかEF-Mを無くし2つにするのか、将来的にはRF1つにしたいと思ってるはずなので早いとこミラーレスマウントはRFに集約させるのでは。
もしキヤノンが、EOS R3 には手が届かないが動きものを撮りたい層向けに 7D 系の APS-C 後継機をミラーレスで出そうとしたら、望遠レンズがあまりない EF-M マウントは必然的に選択から外れて RF マウントを選ばざるを得ないと思います。
逆にキヤノンが RF マウントの APS-C 機を検討しているとしたら最初は 7D 系の後継機となるミラーレスの可能性が高いのかなと思いました。もちろんそれをきっかけにさらに下位のクラスも RF マウント化する可能性もあると思います。
2021 年には ZV-E10 と Z fc という APS-C 機の新しいトレンドが生まれましたからキヤノンがこれらにどうこたえてくるのか興味深いところです。
キヤノンが 7D 系の後継を用意しているという仮説に立つと、
ニコンは Z マウントの D500 後継機は用意しないのか、
というあたりが気になってきます。
APS-Cで8K対応のブイログ用カメラではないでしょうか。
先月にもそんな噂があったと思います。
キヤノンの特許ではすべての自社製レンズが取り付け可能な
構造だったと思います。
本当にキャノンはどうするのでしょうね。以前に比べ、販売数は少なくなり、しかしデジタル一眼レフ時代に比べてAPS-C機の敵は増えている状況に思えるので難しいですね。フルサイズのR3やZ9も思ったより小さいですし、そして現在日本で最も売れているAPS-CはファインダーなしのZV-E10で、大きさは115×62mmほど。ソニーやニコンはAPS-Cレンズには力が入っていないように思えますし、しかしタムロンやシグマが頑張っている? そしてOMDSの次機種、フジの次期X-H機も強力そうな噂が出てますし、GH6もどうでしょう? それらの売れ行きもキャノンは観察するのでしょうが、本当にどうなるか予想がつかないです。
キャノンのEF-Mレンズの直径が60.9mm統一で、やたらと細いので、RFマウント機のKissが出るならその差が際立つような感じもし、とかく気になることだらけです。
APS-C RFには未だ懐疑的ですが、出るとするなら「可能性3」に1票、ですねぇ。
Kiss系が今のままで競争力あるのはランキングが示してますし、開発・維持コストもそれほどかかってないでしょう。
また、動向の見極めはRPとその後継($799の噂)のフルサイズ機で行う(既にしている?)気がしてます。ヘタにKissR出したら既定路線化しちゃいそうですし。
ちなみに、キヤノンの販売員に聞いた話だと「KissM検討で来店したが、多少の上乗せならとRPを買っていく」という方も多くRPが好調だとか。
一方で7D後継にはEF-Mマウント自体が役者不足で、出すならRF一択。ただ、高画素フルサイズ機のクロップでいいのではと思いますが……R7(仮称)の実売価格、求める層の想定ほど安くならないと思うんですよね。24〜30MPのAPS-Cセンサー搭載版R5、的なのを求めたら30万は確実に超えるでしょう……