SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sportsレビュー
昨夜発表があったシグマのSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS | Sportsのレビュー記事が掲載されています。どのような評価となっているのでしょうか?
それではレビュー内容をみてみましょう。
- 画像解像度は60-300mmで優れている
- 400-600mmになるとわずかに劣化するが理由は不明
- 超望遠ズームのこのレンズは歪曲収差の修正に苦労している
- どの焦点距離でも糸巻き型の収差があるが、難易度が高いことを考えるとよく頑張った
- 周辺減光はどの焦点距離でも2EVを超えないので深刻ではない
- 多くのレンズがあるのでフレアがでるのは仕方がない
- しかし画面の隅に光源があるときに発生し、常に発生する状況ではない
- A7R IIIと利用すると完全に無音になる
- 広角端での精度と効率には問題がない
- 焦点距離が長くなると合焦時間は長くなる
- コントラストが低い場面ではフォーカスを失うこともあった
- しかしこのレンズはベータバージョンで最新のソフトが搭載されていないので改善に期待したい
ソニー Α7R III、FF、JPEG、600mmの歪曲収差
A7R III 60mm f/11でのフレア
かなり優秀な印象の60-600mm
まず、このレビュー記事ですが、正式発表前にメディアに貸し出されたβバージョンのファームウェアが搭載されたレンズのようで、オートフォーカスなどについては、改良されている可能性があるので、それを考えて読んでいく必要があると思います。
ただし、光学的な設計はすでに終えているでしょうから、歪曲収差やフレアなどについては、恐らくレビュー通りに受け取っても構わないのではないかと思いますね。
カメラメーカは、カメラやレンズの発表前に、各メディアに対して事前に情報を漏洩しないという秘密保持契約を結んで、機材を貸し出すことがあります。各メディアは貸し出された機材であらかじめ撮影することができるので、製品の正式発表時にすぐにカメラやレンズの記事を公開できるというメリットがありますし、メーカにとっては正式発表と同時に多くのメディアが報道してくれるので、より目立つことができ宣伝効果が上がるというメリットがあります。
しかし、たまに人間のミスで予定稿がネットで公開されてしまうことなどもあったりして、なかなか面白いです。メーカにとっては大変だとは思いますが(ミスした担当者ならば余計に)。
なので、実際の製品はもっと性能が向上しているかもしれませんということです。
で、具体的にレビューをみると恐らく補正前提ではあると思いますが、実用的にはまったく問題ないレンズになっているらしいことがわかります。しかも、60-600mmという超望遠/超高倍率ズームなので、標準ズームとこのレンズを持って行けば、ほぼすべての焦点距離をカバーできるということで、AFの精度や速度が必要なければ、これら2本のレンズ(もしくは広角ズームの3本)で済ませることができる可能性があります。
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コメント
コメント一覧 (2件)
少し価格が高くなっていますが、かなり力の入ったもののようですね(フジ用は出なさそう?)。これで600mm辺りの超望遠ズームで出ていないのは、ニコンの200-600mmぐらいでしょうか。1700g、20万円前後(200-500mmが安いですし)で出てきたら面白そうですね。と書いていますが、かなりの軟弱者なので、タムロンにM4/3マウント用の18-300mmを出してほしい派です。
パナソニックの20-60mmと合わせて2本で20-600mm (2xテレコンで1200mm) までカバーできますね。
あと10-20mm F4.5-5.6 DG DNといった感じの超広角ズームも出てくれば3本で10-600mmまでいけるので、DG DNの10-20mmを是非とも出してほしいです。